傑作和風ホラーの最終進化版はさらに進化していた
暑い夏には肝試しや怖い話が良く似合います。
怖い体験では気温は変わらなくても
気分的にはクールダウンすることが出来ます。
梅雨がどこかに行ってしまった年ならばなおさら、
6月に怖い体験で肝を冷やしても問題ないことでしょう。
とはいえ、
肝試しをするにも怖い話をするにも、
人を集めなくてはなりませんけど、
このご時世、
まだまだ人が集まって話をするような
シチュエーションはよろしくありません。
大体、
みんなでマスクをした状態で話をしたところで、
怖い以前に聞き返しが頻発して、
白けてしまうことでしょう。
だったらということで怖いゲームを探してみると、
いいゲームが見つかりました。
『零 紅い蝶』(2003 PS2)
は一夜にして地図から消えた皆神村に迷い込んだ
双子の姉妹・澪と繭の物語を体験するホラーアドベンチャーゲーム。
「零」シリーズとは、
『零 zero』(2001 PS2)から始まるホラーアドベンチャーゲームなので
すでに21年という年季の入ったシリーズになっています。
「零」シリーズの第2弾『零 紅い蝶』は、
双子の姉妹というシンボリックな存在があったがゆえに、
シリーズの中でも特に注目されたタイトルに成長しました。
この『零 紅い蝶』が海外向けに移植され、
黒船的に帰ってきたのが
『FATAL FRAME 2 Crimson Butterfly』(2004 Xbox)
でした。
『FATAL FRAME 2 Crimson Butterfly』は
「傑作和風ホラーの最終進化版が満を持してXboxに登場!」
という煽りがあるほど、
メーカー的にも自信満々の作品でした。
『FATAL FRAME 2 Crimson Butterfly』
は海外から戻ってきたタイトルゆえに、
『零 紅い蝶』には存在しなかったFPSモードが収録されていました。
最終進化版ゆえにこれ以上の進化はないかと思われたのですが、
2012年6月28日には
『零 眞紅の蝶』(2012 Wii)
が発売され、
10周年となっています。
『零 眞紅の蝶』では、
Wiiリモコンを使った直感操作という異なるギミックで
新しい恐怖が生み出され、
「お化け屋敷」モードでは、
手軽に恐怖体験をできるようにもなっていました。
実際のところ、
『零 紅い蝶』、
『FATAL FRAME 2 Crimson Butterfly』、
『零 眞紅の蝶』
のいずれが一番怖いかはあなた次第なので、
寝苦しい夜にでも肝を冷やして比較プレイすることをおすすめします。
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