「メタルマックス」はRPGじゃなかった
2022年4月8日はシバ(犬)の日ということで
『メタルドッグス』(2022 Switch/PS4)が発売になりました。
『メタルドッグス』は、
「メタルマックス」30周年記念スピンオフ作品なのですが、
本編の「メタルマックス」シリーズとはジャンルが異なり、
ジャンルは「撃ちまくりわんわんアクション」となっています。
スピンオフとはいえ、
記念タイトルが「メタルマックス」シリーズとは異なるジャンルなのは、
納得がいかない人が多いのではないでしょうか?
シリーズ25周年の時に発売された
『METAL MAX Xeno 滅ぼされざる者たち』(2018 PS4)
のパッケージによると、
「メタルマックス」シリーズのジャンルが
「戦車と人間のRPG」だと確認できます。
やはり「メタルマックス」シリーズというと
「RPG」というジャンルが適しているように思います。
もっとも『METAL MAX Xeno 滅ぼされざる者たち』の
パッケージに「2099年 真:世紀末RPG」とも書かれているので、
こちらが正しいかと思えば、
マニュアルには「戦車と人間の真・世紀末RPG」とあるため、
正式ジャンルについては特にこだわりはなさそうですが、
いずれにしても「RPG」であることには変わりありません。
しかし、ジャンル表記に「犬」の成分が足りません。
『メタルドッグス』を発売するくらいなのだから、
シリーズ全体として、
犬の扱いがもっとちゃんとしていてもいいように思います。
そこで、
ナンバリングとしては今でも最新作になっている
『メタルマックス4 月光のディーヴァ』(2013 3DS)
を確認してみると、
「戦車と犬と人間のRPG」とあり、
犬が戦車や人間と同等に扱われているコトがわかりました。
メインビジュアル的には犬も戦車もどっか行っちゃっていますけど。
初代『METAL MAX』(1991 FC)までさかのぼってみると、
パッケージには犬が見当たりません。
それどころかパッケージには
「人と戦車の熱い戦いが待っている、ニュータイプPRG」とあり、
犬の存在どころか、
1作目のジャンルが「RPG」ではなかったという
衝撃の事実が確認できます。
初代『METAL MAX』は遊んでみると「RPG」っぽく感じるのですが、
少なくともメーカーが「PRG」と主張しているのですから、
きっと「RPG」とは異なるニュータイプな何かがあるのでしょう。
ですから、『メタルドッグス』がどんなジャンルのゲームであっても
全然問題ないのです。
ついでなので、
『METAL MAX 2』(1993 SFC)のパッケージを確認してみると、
ふてぶてしい白い犬が見つかりました。
取扱説明書によると、
犬は「普通の犬」で働きぶりは仲間にしないとわからないので、
『メタルドッグス』もきっと遊んでみないと
その面白さはわからないタイトルなのでしょう。
周年記念タイトルの『メタルドッグス』が、
ファンからシバかれないことを、
心より祈っております。
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