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あの巨匠がゴキブリを一掃するゲームを作っていた

感情は人それぞれのため、
いろいろなことに対して、
好きや嫌いといった意見があるのですが、
ゴキブリに関しては、
圧倒的に嫌われていると考えて問題ないことでしょう。

例えば、
ヨシモトムチッ子大決戦 南の海のゴロンゴ島』(1999 PS)では、
山崎方正(現・月亭方正)さんをモデルにした
「ヤマザキゴキブリ」が登場するのですが、
「よくいじめられる」キャラクターとして扱われています。

クレヨンしんちゃん2“大魔王の逆襲”』(1994 SFC)では、
ステージ1に「ゴキブリまさお君」が登場し、
最初にプレイヤーを苦しめる嫌われキャラになっています。

ゴキブリは圧倒的に嫌われているからこそ、
その嫌われ具合を個性として扱うことができるのです。

高層ビルシミュレーションゲームの『ザ・タワー』(1996 SS)では、
ベッドメイクをしないで3日間放置してしまうと、
その部屋にゴキブリがわきはじめ、
ホテルの場合はゴキブリが増えてしまい、
手遅れになるとホテルを撤去するしか対応策がなくなってしまいます。

ナチュラル2 デュオ』(2002 GBA)では、
ヒロインの一人がゴキブリ嫌いというだけで、
ヒロインがゴキブリに怖がらないように退治していくという
ミニゲームになっています。

これらのゲームは、
それぞれ表現は違うとしても、
ゴキブリを1匹見たら100匹いると思え、
という教訓があるゴキブリの生体を、
しっかりとゲームに反映しています。

ゴキブリが、
個ではなく集団としても嫌われていることがはっきりとわかります。

そして、
シミュレーションゲームの巨匠は、
ゴキブリ嫌いが高じて、
ゴキブリを一掃するゲームを作ってしまいました。

シブサワ・コウ氏は、
1982年にパソコン向けに『ホイホイ』という
シミュレーションゲームを作っています。

そして、
その移植版がパズルゲームになった
ホイホイ ゲームボーイ版』(1994 GB)になります。

ホイホイ ゲームボーイ版』は
ケンとリリーがゴキブリを一掃してオヤツを守るゲームゆえに、
スリッパにホウキと武器が現実的なのですが、
火炎放射までも武器として活用していました。

火炎放射を使えばゴキブリがこんがり焼きあがりそうですが、
ゴキブリの事を好きや嫌いに関係なく、
全国の飲食店がゴキブリ麦茶もゴキブリ牛丼も客に出さないことを
心より祈っております。


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