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【#中学受験】野球が登場する日本文学作品を読んで、深く楽しもう!

 野球は日本で大人気のスポーツですが、それが登場する文学作品も多く存在します。今回は、中学入試を控える皆さんに向けて、野球に関連する日本文学作品をいくつか紹介します。野球の楽しさや、スポーツを通じて描かれる人間ドラマに触れることで、受験勉強の合間に心がリフレッシュするかもしれません。

1. 宮本輝『青が散る』

作品概要
『青が散る』は、宮本輝が描いた青春小説です。主人公の岸田亮は大学のテニス部に入部しますが、野球部員として活躍する友人たちの姿にも影響を受け、スポーツを通じた友情や葛藤に触れていきます。この作品は直接的にはテニスが中心ですが、野球部員たちの描写もあり、青春時代の情熱や葛藤が色鮮やかに描かれています。野球を通して友情を深める姿に、共感を覚える読者も多いでしょう。

おすすめポイント
受験生にとって、スポーツと勉強を両立する難しさや、青春の悩みを共有できる作品です。大学生活を描いた物語なので、少し未来の自分を想像しながら読むのも楽しいでしょう。

2. 重松清『その日の前に』

作品概要
重松清の『その日の前に』は、家族や友人、そして「別れ」というテーマを中心に描いた短編集です。その中でも特に「キャッチボール」という作品が野球を題材にしています。この物語では、父と息子がキャッチボールを通じて絆を深めていく様子が描かれています。野球をするシーンは少しですが、キャッチボールを通して親子の距離が縮まる様子は心に残ります。

おすすめポイント
野球そのものの描写が中心ではありませんが、キャッチボールを通じた親子の関係に心が温かくなります。受験勉強で忙しい中でも、家族と過ごす時間の大切さを感じられる作品です。

3. 小川洋子『博士の愛した数式』

作品概要
『博士の愛した数式』は、小川洋子による、数学と野球をテーマにした小説です。記憶が80分しか持たない博士と、その世話をする家政婦、そして家政婦の息子が野球を通じて親しくなる物語です。博士は記憶を失ってしまう前に、かつて熱心な野球ファンであったことから、プロ野球選手や試合について話すのが好きです。また、家政婦の息子も野球好きであり、博士と一緒にプロ野球の話で盛り上がります。

おすすめポイント
野球が数学と絡み合うユニークな設定で、物語を通じて数学の美しさと、スポーツを愛する心が描かれています。野球の知識だけでなく、数学への興味も引き出してくれる作品なので、理数系が好きな受験生にもおすすめです。


これらの作品は、野球が単なるスポーツとしてだけでなく、人と人とのつながりや、成長の物語として描かれています。受験勉強の合間に、ぜひこれらの本を読んでリフレッシュし、野球の持つ魅力を感じてみてください。読書を通じて得られる感動や新しい視点が、きっと皆さんの人生を豊かにしてくれるはずです。

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