2022 根岸S 回顧

【評価】
◎オメガレインボー
○タイムフライヤー
▲ジャスパープリンス
×ソリストサンダー
×タガノビューティー

1着：テイエムサウスダン　LS G3強
体力系のLSで中央より地方向きではあるのだが別に中央はダメという事ではない。G3強レベルではあるが突き抜けていく程のSの強さではなく、しっかり淡白さも抱えたLS評価。昨年の根岸の13着は交互、武蔵野9着は楽→苦で一応理由付けは出来る。そこからの今回で評価し辛かったのは事実だが、ここを乗り越えてきたからと言って本番もいけるという程のSではないという認識は改めて持っておきたい。

2着：ヘリオス　LS G3
格の許容範囲に従順なタイプ。今回はそれが問題なかったというだけで自力で突き動かしていくSを感じないこういうタイプのアップ戦は評価を下げておくのが無難だと思うが。これもリズムはあるけれどS的に本番は厳しい。

3着：タガノビューティー　L OP〜G3
保有しているLはそれなりの大きさだがSの駆動が弱い。前走もここも1着のレベルでないと本番は厳しい。同じ東京の追い込みでもサンライズノヴァとは全然タイプが違う。重賞で単を買う所がパッとは思いつかない。

4着：ジャスティン　S G3
休み明けでリズムチェンジという事でベタに穴としては拾える所。東京1200だっったら勝ってた感じでしたね。良質なS系で後ろ支えの馬質もしっかりあるタイプ。これは良い馬という認識を持っておいた方が良い。たまたまではないカペラの内容が濃い。

5着：オメガレインボー　MS G3
マリーン、エルムに対応しているようにLも抱えているので結局中途半端なM系っぽい。追い込み3連発で3つ目に更に上げて来れるとしたらかなりのSの証明になるのでそこには及ばなかったという事ですね。次はマーチSとの事だが軽い人気落ちで凡走後の延長を軽く前に行って2着を拾いに行くイメージ。レースレベルが高いと体力的な負荷がキツいので寧ろ人気が落ちないくらいのメンバーランクの方が走りやすいかもしれない。

6着：タイムフライヤー　LS OP〜G3
2020年のマリーンとエルムを連勝した所がベストのバランスで、昨年の同2レースはS由来の崩れ、今はSが弱まってのL優位で駆動が足りないという状態。距離は伸ばした方が良い。合う所に出てきて体力差しで3着を拾うようなイメージ。

7着：モジアナフレイバー　LS OP〜G3
タイムフライヤーよりは駆動のSがある状態だが、主導のLの重さが中央対応型か地方専用型かの違い。勝ち馬と似たタイプだがSと格で劣っている。

8着：スリーグランド　M OP
重賞に出てきて8番人気になったら8着になるというのがこの馬の本質。格に従順なM系。ダウンでOPで3人気2着を取って来るタイプ。力強さとか底力を求められない場面がベター。連勝とかは厳しい。

9着：ソリストサンダー　LC/CL G3
タイミングによってはCLっぽい激走をして来るが基本的にはLC挙動で見た方が良さそう。G2格のC系だったらこの負け方はない。格自体が抜けているならエアアルマスと仲良くゴールはしない。

10着：エアアルマス　L OP
ノーショック、良馬場のアップでは手も足も出ないというL。かなり馬質が悪い。

11着：ジャスパープリンス　SL OP〜
抱えているLが結構邪魔をしているがSの質自体は悪くない。1400以上で比較的楽に先行出来る時で尚且つ重馬場とかだったら一発ツモを狙いたいタイプ。安定感はない。

12着：レピアーウィット　L OP
体力雪崩れ込み。昨年のエルムが適性のある所で、そこで5人気5着というのが現状の限界点。

13着：サクセスエナジー　SL G3
地方らしい重いLを抱えたSL系。中央というだけでL的に苦しい。

14着：オーロラテソーロ　LS OP
前走がたまたまハマっただけ。強くない。

15着：トップウイナー　S OP
プロキオンがたまたまハマっただけ。狙い所がゼロではないという意味でS系なだけマシ。

16着：リアンヴェリテ　S OP
(予想記事からそのまま)脚質の割にスタート後が早くなくて体力もそんなにない。なので自分より弱い(遅い)相手に対して楽に位置を取り、直線の短いコースで後続が来る前に逃げ切ってしまいたいというタイプ。

1年以上振りの現地でした。
ジャスティンは無印でしたが予想段階である程度評価はしていたので当日のノリで購入。