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【必見】文章力を磨きたいあなたへ


こんにちは。

突然ですが、「自分の文章力に自信がありますか?」という問いに自信を持って、「はい」と答えられる人は少ないのではないでしょうか。

今の時代、TwitterやFacebookなどのSNSや、ブログなど個人での発信が増えたことで文章を書くことが日常化しています。

もちろん、仕事上で文章を書くこともあるかと思います。

そんな私も、別段自信があるわけではありません。むしろないです。

昔から本を読むのは好きですし、国語の授業も好きなのですが、おかしいですよね。


そこで、”文章を書く”ということを、改めて体系的に学びたいなと思いました。そうして、学んだ気づきを記したいと思います。


この記事を読んでいただければ、今よりも少し文章のことを理解でき、ますます興味が持てるように書かせて頂きます。


おすすめ書籍


今回、勉強に使った本はフリーランスライター古賀史健さん著の「20歳の自分に受けさせたい文章講義」

あの「嫌われる勇気」の共著もされた方です。




0.文章は書くのではなく、翻訳するという心構えを持つ


まず、そもそも文章について改めて学び直す意味とはなにか?

・書く力が付けば、考える力も付く

・話し言葉と書き言葉は全く別物

だからこそ、大人になって改めて学ぶ必要があると感じました。

そしてこの「20歳の自分に受けさせたい文章講義」の中で古賀さんは、

”文章は書くものではなく、翻訳するものだ”

と述べています。

そこには、そもそも相手に自分の気持ちを伝えるために文章を書くのだという想いがあります。

そして翻訳のためには、伝えたいという想いや気持ちだけでは伝わらない。

文章を書く上で論理が欠かせないとしています。



1.文章のリズム


まず、論理的な文章にはリズムがあります。読んでいて、違和感なくスラスラ読めるということです。

そして、接続詞の使い方を意識することで、文と文の繋がりに着目して、その分が論理的かどうかを判断できるといいます。

これは、接続詞を使え、ということではなく、接続詞を用いて文章の論理が破綻していないかチェックするということです。


そして更に、視覚的なリズムが心地いいことも大切です。

文章に視覚的なリズムを与えるには、3つのポイントがあります。

それが、句読点、改行、漢字とひらがなのバランスです。

句読点を打つ場所でまるで文の意味が変わってしまったり、漢字の多すぎる文は堅苦しい印象になってしまうというのは、意識したほうが良いでしょう。


2.文章構成


文章構成の基本と言ったら、起承転結でしょう。しかし、この型はプロのライターの方は滅多に使わないといいます。

なぜ使われないのか?それならばどのような型を使うべきなのか?

そこには、ストーリーとしての面白さを優先するか、ビジネス文章としてのわかりやすさを優先するかの問題があり、”転”が良くも悪くも作用してしまうという理由があります。

読者に正しく伝えるという観点では「序論、本論、結論」という型が効果的で、主観の本論を客観の序論と結論で支え、メリハリが付いて説得力が増します。

しかしこの型は長文であってこそ生きるもの。そこで、日常文であっても使える考え方が序論に力を入れる意識です。

序論の役割を映画で例えて言うならば、予告編のようなものです。

この箇所の出来が、読者を椅子に座らせるか、立ち去ってしまうかの分かれ目となります。

著者はここで、3つの型を教えて示してくれますが、中でも「Q&A」型は高い汎用性を持ちます。

冒頭に問いと答えの情報を提供することで、引きつけ、読者に椅子に座ってもらうという手法です。

実はこの段落の冒頭でも、早速実践しています。


3.読者を意識する


”読者”を意識するときどんな人を思い浮かべますか?

30代、男性、サラリーマン、営業職、既婚、年収500万・・・

それも良いですが、これは多数派の罠にハマっていると言えそうです。


そこで、”10年前の自分””たった一人のあの人”としてみましょう。

10年前の自分とは「あのときの自分」です。具体的かつ、心境まで詳細に把握できる読者です。

そして、

「自分の身に起こる根深い問題こそ、実は普遍性を持つ悩みである。」

と著者は述べており、この文章に私は救われた気持ちになりました。

この瞬間にも、あのときの自分が日本のどこかにいるんだと

その自分に向けて、しっかりと伝わるように文章を書こう、と思わせてくれます。


また、”たった一人のあのひと”はできる限り詳細に、想定したたった一人の読者に向けて文章を書く方法です。

いずれにしても、30代、サラリーマン、男性、を想定して書かれた文章を読んでも、誰も自分のことだとは思えませんよね(笑


この本のキモ


最後に、この本の私が考える重要な点を2つ。

・文章を書く際には「論理性」と「細部まで詳細に描くこと」を意識することで説得力が増す

・読者に自分の気持ちを翻訳して伝える


ここで供述させていただいたことはほんの一部で、本書には更に深い内容、文章における心・技・体が詰まった内容となっております。


今回、文章力に関して勉強して少し知識がついたことで、今後もより一層、自分の文章能力を伸ばしていきたいと感じることができました。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。


文章と付き合っていかなければならない今の時代、一度時間をとって学ばれることを強くおすすめいたします。


学ぶ前と後では、世界が少し違って見えることを、保証いたします☆








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