セラピストから新しい肩書きを考えるまで
私は2023年の10月に会社員をやめ、フリーランスのマッサージセラピストとして活動し始め5ヶ月経ちました。
現在、私はコーチングを受けている。
時にズバッと言ってくれて、本気で私の人生と向き合ってくれる愛のある人。
彼女の名前は、ライフコーチングのカリダさん。
私の肩書きについてよく考える必要があると指摘くださった。
今までの肩書きは「アロマセラピスト」だったのですが、どうも違うよね、と。
最初はアロマトリートメントだけじゃなく、ボディケア(もみほぐし)もするのでそこだけに違和感を感じていましたが、他にもあることに気づかせていただくことになる。
カリダさんから「どんなお客さまに来て欲しいのか」考えなさいとワークがでた。
「お客さまはこちらが選んでいいの」
衝撃だった。本当に選んでいいのだろうか。
選んでいいと言われたときに私が選んでいいだなんて。ゾワゾワと自分の中からエゴがでてきた。
でも、本当に選んでいい、選べるとしたら?
陽の当たるカフェでこんなひと、あんなひととイメージしながらだしてみた。
カリダさん:「もうちょっと具体的の世代別に書いてみて」
もっと、リアルにイメージして書き出した。
ここではほんの一部を、偽らずに正直にシェアしますね。
30代
・アロマトリートメントがはじめてで、受けたいけど機会がなくこの人なら受けてみれそうだな、と一歩踏み出して来てくれた人
・会社員で同じ年齢くらいで働く、女性
・心身健康だけど、日々のメンテナンスを大事にしようと思っている人
・自分のためにボディケアやアロマトリートメントを受けようと思っている人
・自分のことを大切にしたいと思っている人
・香りが好きで興味ある人
・挑戦していて応援したくなる人
・会社員だけど、夢はあって先に踏み出してる人の話を聞きたい人。話をしたい人
・癒されたい人
・安いから来たではなく、受けてよかったからまた来たと思って来てくれる人
・同年代でフリーランスで頑張っている女性(ヨガの先生、ピラティスの先生、コンサル、占い、花屋、カメラマン、絵を描く人、飲食店)
・お客さまとして来てくれたことがきっかけでどんどん横の繋がりができていく。
・仕事、人生を楽しんでいる男性
・TREに興味をもってくれる人(新しいことに興味あり好奇心のある人)
・お話が好きで自分のことを快く話してくれるひと。
カリダさん:「いいと思うんだけどね、「病んでる人」には全く来て欲しいと思ってないでしょう?では「セラピスト」ってなんだろう?セラピーって名のつく仕事ってなんだろう?自分は本当にセラピストになりたいの?でも病んでるひとは困ります?ここの矛盾どうする?」
私がイマ来て欲しいお客さまは、上記に記載している治療する人というより、日々の心身の疲れをリフレッシュしたい!と思ってご来店くださるお客さまでした。
なぜかというと、今の私に、体も心も非常に辛くて助けを求めているお客さまがもし、私を指名してくださったら…。きっと技術や人間力にガッカリされるだろうから。せっかくお金を払って来てくださるのに、残念な結果になってお互いがアンハッピーになることがイメージできるし、実際そのケースがあり、ものすごく悔しくて落ち込み、その後もしばらく人を触れる怖さが続きました。いい経験と学びにつながりました。
カリダさん「セラピストという名称にこだわると、来てほしくないタイプの方がきたりしてね。だから、自分をどう定義するかって大事なんだよ。リラクゼーションマッサージ師は、どう?」
セラピストってかっこいい名前ですよね。でもカリダさんの言葉がどっしり響く。
わたし「リラクゼーションと聞くと、ボディケアの印象が強いですが、アロマも想像つきますか?」
セラピストってかっこいいんだもんね。心の中はまだそう言っている。
カリダさん「もちろん。アロマをつかったソフトなマッサージと想像つくよ。 私はセラピー的マッサージ(指圧、整体、スゥイーディッシュ、ロルフィングetc)なら絶対に新米の一見さんは選ばない。でも、リラクゼーションマッサージなら、特にテクニカルじゃないからいい感じの人でお店の雰囲気が良くて、いいオイル使ってて、価格が良心的なら、けっこうパッと入って試すよ」
いろんなスパを行かれているカリダさんの言葉が聞けて、そっかそっかと思い込みがはずれた。でも、もうひとつ。マッサージ師と謳うのは、あん摩マッサージ師の国家資格をとったひとが基本的に使える表現で、私は国家資格を持っていないしあん摩マッサージ師ではない。
わたし「マッサージ師とつけると自分が嘘をついているようで萎縮してしまいます」
カリダさん「ヒーリストって言葉もあるよ」
初めて聞いた言葉。
ヒーラーではなく、ヒーリスト。
そもそもヒーリングとはなんだろうと調べてみた。ヒーリング(Healing)は、治療する・癒やす・回復する、と訳される。
さらにリラクゼーションも改めて調べてみる。
私がイマ来て欲しいお客さまはリフレッシュ、癒されにご来店くださるお客さま。
アロマトリートメントは、やさしいタッチで心身の緊張を緩めていく。
わたし「リラクゼーションマッサージ師ではなく、リラクゼーションヒーリストはどうでしょうか」
カリダさん「素敵。一番あなたが書いたリストのイメージにあってる。これだと一杯のコーヒー出してもいけるネーミング!」
ヒーリストって、癒やす人。
それは、マッサージだけじゃなく、コーヒーを淹れる人、料理を提供する人、文章を書く人など枠にハマってない。それが私は嬉しかった。癒やすっていろんな方法があるから。
こうして新しい肩書きはリラクゼーションヒーリストになった。
私の人生で経験することや人間性があがり、心の変化があるにつれ来て欲しいお客さまももちろん変わってくると思う。
お客さまは自分で選んでいい。という教えをこの先も心に留めておきたい。
最後ににカリダさんからの教えでいろんなセラピストの形があっていいことを学んだ。
大きな思い込みを手放せた言葉がある。
「精神的に病んでる人の役に立つにはそれなりの勉強をもっとしないとプロのセラピストにはなれないけど、別にそこに特化したいセラピストになる必要もないし。助けたいって思う(情)と生きたい生き方(パッション)が同じだとも限らないから。そこは罪悪感なく、まっすぐ素直に生きたい人生を選べばいいと思うよ」
私はこれからどんな人生を歩みたいかな。
自分で行きたい方向へコンパスを向けていきたい。
そしてこの先、癒やす人になれたら、
とってもワクワクします。
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