なでしこJAPANの韓国戦など雑感諸々書きました
はじめに
体調不良と多忙が重なり更新できない間にローゼンゴードの優勝が決まった上に今シーズン初の敗北も喫してしまった。
そのうえ日本代表の3次予選10月シリーズも終わりU17女子W杯が始まり、大分トリニータのJ2残留が決定した。
とりあえずここでは谷川萌々子を中心に、諸々を振り返りながらダラダラと書いていきます。
監督不在の試合に意味はない
10月26日に開催されたなでしこJAPANの韓国戦を現地観戦。
思えば日本代表の現地観戦は初体験。
集客は12420人。
少ないと言えばそうだが、国立競技場は天井の木組みで声が乱反射するので現地での雰囲気的にはそこまで閑散とした雰囲気はなかった。
あと当然だが帰路の混み具合が断然楽だった。
そういえば無観客になったので行けなかったが、東京五輪で女子サッカーの準々決勝・準決勝・決勝のチケット当たってたが、あれもそもそも申し込み自体が少なかったんだろうな。
谷川萌々子を目当てに観に行ったので後半45分観られて良かったが、やっぱり監督未定で行われる試合には緊張感が圧倒的に足りないと感じてしまった。4-0完勝は喜ばしいが、どうしたって韓国の実力不足を差し引かない訳にはいかない。
結局この試合の主役は内田篤人だったという印象が強く残る。
狩野コーチが居るからこそのU20組招集だと思うが、松窪・小山・古賀さらに石川の出番がなく終わった。
パリオリンピックが終わったなでしこJAPANが次に目指すビッグトーナメントは2027年W杯だ。
だからこそ今後に向けた最大の焦点は34歳の熊谷紗希を今後も招集し続けるのか?だと思うが、監督未定でこの問題は棚上げにされたままだ。臨時体制だからこそCBについては古賀か石川を途中交代でも起用すべきだったと思う。
個人的には門脇真依を招集して欲しかったが、それはまた別の話として。
FWも松窪と土方(怪我で辞退したが)が招集されたが、結局前線の選手は見知った選手の交代しか行われなかった。予定調和を壊すような下からのギラギラとした突き上げが観たいが起用しないのだから期待感が感じられない。浜野も池田監督時代からストライカーとしての起用は構想にないっぽいのもナンだかピンとこない。
若い選手を招集したが起用しない「新生なでしこJAPAN」とは呼びがたいチームと試合を観せられて何とも言えない気分になってしまった。
端的に言うと、楽しさはあったが面白さはない試合だった。
一刻も早く代表監督を決定して3年後を見据えた競争原理が働いているなでしこJAPANの試合が観られることを祈るしかない。
アメリカ女子代表の監督が2ヶ月不在だったら大問題になってると思うけどね。厳しい言い方だが、なでしこJAPANはこの程度だから集客出来ないんじゃないの?
監督決めないのに集客欲しいは我儘が過ぎますよ、宮本会長。
ローゼンゴードあれこれ
ダマルスヴェンスカン(スウェーデン子サッカーリーグ)はローゼンゴードが22節に22連勝で優勝という偉業を達成。
そして、いよいよ24節にしてハンマルビーにシーズン初敗北を喫する。
谷川と宮川麻都のボランチでのマッチアップに期待していたが、宮川がサリーダ・ラボルピアーナ的な動きが多く、そこまでバチバチ感にはならなかった。
思えば優勝直前の21節のピーテオ戦から様子が違った印象がある。
結果的に谷川のゴールで1-0で勝利したが、そこまで平均4得点のチームが1得点しか獲れなかった。優勝に向けた緊張感で硬くなったのもあると思うが、振り返ってみるとリーグ戦20連勝中のローゼンゴードが最後に負けた試合がスウェーデンカップ準決勝のピーテオ戦の大逆転負けだった。
21節のピーテオ戦はピーテオが強気の前プレでガンガン攻め立てて、いつものローゼンゴードの良さが完全に消えていた。谷川の流れとか関係ない無慈悲なほどの一発で勝ちは拾えたが内容的には褒められた試合ではなかった。
優勝した22節のクリシャンスタード戦も2-1勝利で優勝を決めたが硬さが目立つ試合だった。
続く23節のノルショーピング戦は谷川の得点ランキング1位に躍り出るシーズン14得点目のゴールで1-0で勝利したが、優勝が決まって気が緩んでいるのかこれまでのように複数得点当然の状況から確実にチーム状態は下降線を辿っているように感じていた。
そこに24節のハンマルビー戦での2-3の初敗北。
23節までシーズン6失点だったのに1試合で3失点。
しかも3失点がTandberg C.のハットトリックで、それによりシーズン15得点になり得点ランキング1位も奪われて谷川は2位に後退。
優勝決定しているからこそ個人的に気になるのは谷川の処遇について。
得点ランキングも2位に落ちたし、バイエルンからのレンタルなので残り2試合は若手を起用して出番がないのではないかと思ったりする。
この辺は本人の意思ではどうしようもないのだろうが、できれば残り2試合を大活躍して得点王は無理でもシーズンMVPは獲得してもらいたい。
門脇真依は前述したがなでしこJAPANの招集が掛からないのが理解できないほど良い。
2-3で負けたハンマルビー戦でも1G1Aだし、来シーズンはステップアップ移籍も十分あり得るほど充実したプレーぶりだと思う。
北川ひかる・小山史乃観がなでしこJAPANに招集されたが、スウェーデンリーグでのインパクトで言えば門脇真依の方が間違いなく上回っている。
とりあえず1回なでしこJAPANに招集して欲しんだよな。
ローゼンゴードではないが田畑晴菜所属のAIKがシーズン終盤になって調子を上げてきている。以前田畑がサイドに張ってもボールが来ないので厳しいと書いたが、その後田畑がボランチでプレーするようになってボールの回しが格段に良くなった。
降格圏の13位だったが直近5試合2勝3分で勝点9を荒稼ぎして12位の降格プレーオフに上昇。残り2試合で11位と勝点差4と他力で厳しい状況だが、最近の試合ぶりならプレーオフ勝利で残留しそうな雰囲気がある。
U17女子W杯こそ優勝に期待
U17女子W杯は初戦ポーランドと引き分けて心配したが結局グループリーグ首位突破。結構ヤバいパスミスが連発している原因が気になるが、試合後半の建て直しが出来ているのでここから調子を上げて優勝してくれると信じたい。
イングランドとの準々決勝月曜8時KOはさすがLIVEでは観れない。
反対の山の準決勝はU20W杯同様アメリカvs北朝鮮に決定。
北朝鮮は日本が引き分けたポーランドに1-0勝利。
さらにGLでイングランドに4-0で勝利。
北朝鮮強すぎだろ…
個人的にポーランドのCKがチョット面白かったので動画貼ります。
ファーポストの外側のゴールライン付近、いわゆるポケットに密集してCKから蹴ったボールに一斉に押し寄せるというデザイン。
ノジマステラ神奈川相模原を観ているが
N相模原の試合を観ているが、なかなか厳しい。
そんなに悪いサッカーをしている訳ではないし、選手のクオリティーも大きく劣る訳でもないのに結果が付いてこない。
で、広島・I神戸・ベレーザと3連敗に続いて今週末は浦和と対戦。
対戦スケジュールが悪すぎて完全に自信を失ってしまう流れに入ってしまっているように感じる。
N相模原戦しか観ていないが、それを基準にすると日テレベレーザが一番調子が良いように感じた。広島は現在首位で守備の堅さは際立っていたが攻撃については怖さを感じるほどではなかった。I神戸は個人能力の高さは感じたが選手の入替が多かったからなのだろうがチームとしての完成度で言うとまだまだの印象。
浦和を入れてざっくり4強という感じなんだと思うが、とりあえずこの4強の波を何とか乗り越えて、その後の戦いで真価を発揮するのを信じて観続けようと思う。
おわりに
とりあえず思いついたままに取り留めもなくダラダラと書いてみました。
なでしこJAPANの監督早く決まって欲しいです。
「年内には…」とか、のんびりなことを言わずに早く決めて1試合でも多く視察できる状況を作って欲しいです。
だって男子と変わんないくらい海外組いるんだぜ。
腰が悪いと何も出来なくなる & したくなくなりますね。
皆様もお体ご自愛ください。
(文中敬称略)
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