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アマチュアクラブで居続ける理由はアモーラ?|『Brothers in Football』舞台挨拶

映画祭のためにイギリスから監督が来日し、舞台挨拶を実施しました…!

みなさん、こんにちは。ヨコハマ・フットボール映画祭note公式マガジン第73回は、学生スタッフの坂野(大学4年)が担当します。

さて、去る昨年6月4日、ヨコハマ・フットボール映画祭でイギリスの『Brothers in Football -100年越しの再試合-』が上映され、クリス・ワトニー監督が舞台挨拶を行いました!

なんと、クリス監督は、今回の舞台挨拶に合わせ、イギリスから来日してくださいました😭✨

今回の記事では、その舞台挨拶の模様を紹介します…!

『Brothers in Football』作品情報

©Stuart Tree

イングランド8部のアマチュアクラブが南米最強軍団コリンチャンスと対戦!? バルセロナでも、レアル・マドリードでもなく、何故彼らは選ばれたのか?ブラジルフットボールの秘められた歴史、海を越えたサポーターの愛が、100年の時を超えて結ばれる。壮大なフットボール叙事詩。

YFFF2022オフィシャルサイト

登壇ゲスト

クリス・ワトニー監督

脚本家、監督、プロデューサー。
2000年以降にテレビとラジオ(チャンネル4、BBC)でジャーナリストと司会者を務めた後、2005年にロンドン・フィルム・スクールに入学し、映画製作の修士号を取得した。2012年に脚本制作会社レッド・バレル・プロダクションを設立。最初のプロジェクトとなる『The Durable Mike Malloy』のキャスティングを待つ間に、『ブラザーズ・イン・フットボール』の製作が決定され、本作が長編映画監督デビュー作となった。
1999年からコリンシアン・カジュアルズの選手としても活躍。クラブの忘れられた歴史を伝え、将来の存続を確保するための機会を長い間待ち続けてきた。『ブラザーズ・イン・フットボール』は、その夢を実現したものである。


ティーチイン実施!

今回の舞台挨拶は、監督に直接質問を投げかけたり感想を伝えたりできる、ティーチイン方式にて実施されました!

スポンサーもついていない、無給のアマチュアクラブ“コリンシアン・カジュアルズ”が本作の主人公です。
ちなみに、本作の監督のクリス・ワトニーさんは、コリンシアン・カジュアルズの選手でもあります!
そんな彼らの物語を見終えた直後、お客さんからの質問として最初に登場したのは「その後チームにスポンサーはついたのでしょうか?」というものでした。
監督は「スポンサーはつき、前よりも(環境が)良くなっています」と回答しました。
この回答には、他のお客さんも感心されているように感じました👍

その後も「アマチュアで居続けるポリシーは?」という質問には「(プロは)勝つことが至上主義で汚いイメージがあるので、永遠にアマチュアクラブであることにした」と回答していました。
またティーチインの中で、私が個人的に良いお話だなと特に思ったことは「ノンリーグのおもしろさは?」という質問です。
監督は「私たちのクラブはプレーする楽しさを重視します。この映画の中でも言っていますが、99%のサッカーチームがアマチュアです。多くの人が1%(のプロチーム)に注目します。ですが、アマチュアであることはとても楽しいことです。アマチュアはラテン語の“アモーラ”つまり“愛”から来ています。そのため、アマチュアは愛が溢れているということです。」と回答されました。
何事も楽しむことが大事だと改めて思いましたし、監督の考えがとても素敵だと思いました😌

これらのような質問がお客さんから飛び、ティーチインは終始和やかに進んでいきました…!
その中には、監督に英語で直接感想等を伝えるお客さんもおり、監督も驚きつつも、頂いた質問や感想に真摯に対応していました。

ジェスチャーを交えながら質問に答えるクリス監督

さらに、ヨコハマ・フットボール映画祭実行委員長の福島さんからも「コリシアン・カジュアルズが30年前に来日した時のエピソードは?」という質問が上がり「Jリーグが始まる直前、日本サッカー協会が日本に招待してくれました。(その時は)東京や京都に行きました。またつい最近知ったのですが、30年前の今(6月4日)から1週間前に京都にいました。パラグアイの試合も観ました。」と丁寧に答えられていました。
それだけでなく、監督は「私は、日本の代表チームはコリシアンの魂をきちんと持っていると思います。すごく紳士的で誠意があり、フェアプレーをしていてテクニカルだからです。まあ30年前に私たちが来たからかなのかはわかりませんが…(笑)」と言い、会場を沸かせました!

また『Brothers in Football』は、YFFFアワード2022でベストクラブ賞を受賞したため、その授賞式も併せて行われました!

観客の皆さんと撮影

追っかけ上映にも登場!

さらに、クリス監督は、6月7日にシネマ・ジャック&ベティで実施された、『Brothers in Football』の追っかけ上映にも駆けつけてくださいました!
こちらでも、舞台挨拶を実施し、ティーチインを行いました。

クリス監督とダニーロさん

監督と一緒に写っているのは、今回監督と共に来日されたダニーロさんです。ダニーロさんは、コリンチャンスのファンサイトを運営されている方で、今回の映画も大きくサポートしています。
なんと、コリンチャンスのファンサイトは、ファンサイトとしては世界最大級の規模なんですよ😊


また、クリス監督とダニーロさんは日本滞在中の数日間で、各所を巡り、日本を満喫されたようです!
お二人と一緒に観光したYFFFスタッフから写真を何枚かお借りしたので、こちらでご紹介させていただき、今回の記事を締めたいと思います!💁‍♀️

福島さん提供

バッティングセンターでバッティングに挑戦するクリス監督⚾️

福島さん提供

観光の途中で団子に舌鼓を打つクリス監督🍡

福島さん提供

ジブリファンのダニーロさんは、ジブリ美術館を堪能しました🌿(with福島さん)

福島さん提供

新宿西口思い出横丁で蕎麦にチャレンジする、クリス監督とダニーロさん🥢

YFFFスタッフ加藤さん提供

秋葉原のメイドカフェを楽しむクリス監督とダニーロさん☕️

YFFFスタッフ加藤さん提供

東京ドームにてジャイアンツ戦を観戦するクリス監督📣(with YFFFスタッフ)

YFFFスタッフ加藤さん提供

帰国前日の居酒屋ディナー🍺(with YFFFスタッフ)


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