天候はいつでも不確かで
最近は筆者の住む町も急激な天候の変化で物凄い豪雨に襲われることが多々あります。
先日は思いもよらぬ豪雨にて仕事場から出ることができず1時間ほど立ち往生しました。
分厚い雲がゆっくりと辺りを暗く静かしめ、蝉は一斉に鳴くを止め、程なく雷鳴が轟くと飴玉ほどの滴の礫が一斉に降り落ちると地面をあっという間に飲み込んでゆく。小鳥は慌てて木々に宿り、やがてそこ彼処に小さな流れや水溜りが生まれる。雨音のクラスターがあたりを包み込み、視界には雨のカーテンが掛かり霧の中に溶けてゆく。
ただただ耳をすませ、心に静かな凪を感じ、ぼやけた視界を確かめながら目を閉じて、雰囲気を味わうのが好きです。
やがて雨も静かに止み、分厚い雲の隙間から天使の梯子が降りてきます。
突然の雨はダイナミックでドラマチック。まるで世界からの素敵なプレゼントの様に感じるのでした。