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大学院を中退した話①

僕は大学院をM2の秋に中退して、そこから就活して今に至ります。今回はその時の話を書きたいと思います。

とりあえず中退するまでを書き、②で中退から立ち直った話など書こうかなーと思います。

中退を考えてる/中退した人に刺さればいいなー

そもそもなんで大学院いったの?


本当に何も考えてなかったからです。
・社会に出たくなかった
・ほとんどみんな行く(国公立の理系はそういうものなのです)
・行ったほうが将来安泰らしい
と ほぼ根拠なく行くことを決意していました

学士の研究自体、特別重いものでもないので学部生の頃はそこまで苦じゃなかったのもありました

安易に大学院に行く選択をしたことは人生で一番後悔しています。

やめるきっかけ

一言で言うとメンタルがやられました
もっと言うと、パニック障害ですね。

症状書くと言い訳にしてるみたいで、よくいるネットの病み垢みたいになるので書きたくないですが事実はこうなんです。
(今は超元気ですし、メンタル強い方の自認はありました。)

研究内容は「研究」と聞いて、普通の人が想像する研究でした。
薬品をフラスコで混ぜて〜みたいなことを暗い地下の実験室で永遠繰り返すみたいなものです。

↑拾ってきた画像ですが実験室はこんな感じ

割と真面目な学生だったのでM2の夏までは、毎日平日研究室に行き真面目に研究していました。

ちょうど研究職で誰でも分かるような大企業にヘッドハンティングされ就職先を決まっていたので、あとは卒業するだけ…という状態でした。

そんな僕が何故急にメンタルが悪くなったか?

・先生との折り合いが良くなかった。(所謂アカハラ気質な先生が新たに着任し、相性が良くなかった)
・「研究」をして生きていく人生にやりがいを見出せなかった(暗闇の中進むだけみたいな想像しかできなくなっていた)。

特に後者が大きいです。
(先生が悪いのを中退の要因にするのは他責思考すぎるので嫌ですが、法律が無ければ今でも殴りてぇくらい嫌いです)
今研究する時間は苦しいが、社会に出ても終わりがないのか…と思うと辛く辛く…
(じゃあ何で研究職選んでんみたいな話はまたどこかで)

↑ただ、卒業すれば「何か」が変わるかもしれないし、論文は書けば卒業できるしあと半年頑張ろう!とはなっていました。

が、身体がおかしくなり始めました。
大学院のキャンパスに入ると動悸が止まらないのです。心臓の音がはっきりわかるくらい。
思いっきり長距離走ったら凄く鼓動が速くなると経験があると思いますが、何もしなくてもアレになるのです。(後にパニック障害であるらしいことを知りました)

また、(おそらく)閉暗所恐怖症にもなりました。
実験室が地下の暗い空間だったのですが、それに似た空間 例えばカラオケにいるだけでも動悸が激しくなりその場にいられなくなりました。

さすがに身体がおかしすぎるということで、大学院をしばらく自主的に休学することにしました。

が、もうこうなったら無理ですよね。

大学院に戻らない(戻れない)
=卒業できない
=内定も取り消し
=何もないプータローの出来上がり!

側から見れば絶望の状況かもですが、自分はあの状況を抜け出せただけでも安堵感でいっぱいでした。

さて1ヶ月くらい実家で落ち着いて、現実を直視して2度目の絶望です。

なんせ何も持ち合わせていない24歳の男になったのですから。


と、一旦はここまで。

中退を考えてる人は概ね研究嫌になった・アカハラが多いと思うので似た境遇の人は多いのではないでしょうか?

辞めるのは自由ですが、辞めた後がしんどい・何となく負け組のイメージがあると思うでその後自分がどうしたかを書き誰かの役に立てばいいな。

続きは②で…




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