いまさらピアフ
父親が越路吹雪さんを好きだったので、
ピアフといえば【愛の賛歌】でありました。
伯父が【ラビアンローズ】を愛していましたが、
それをピアフだとは知りませんでした。
その程度の私に昨日降ったピアフ【水に流して】。
誰かを愛するのに、理由もなにもあれは衝動であって、ユニコのエンディングにもあるように、
見返りがどうのと、考える余裕などありません。
それは長い間生きた我々の情報がさせるのか、
どうしても、何故だか、言語化に苦しむところでのみ、真実であるのではないでしょうか。
【水に流して】のショックといったら凄まじくて、
【愛の賛歌】も【ラビアンローズ】も聞き返すと、
知ってる。
と、なったのです。
私はその感覚を知ってる、と。
あれは、真っ只中の時、頭が真っ白で、
冷静になると苦しくて、
手放すとなると寂しく、
無いことになれると、楽で。
思い出すと、虚しい。
そして、その曲を聴くと、
【私は間違えたのかもしれない】
と、考えさせられるのでした。
ピアフ、凄いなぁ。
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