【省略版】VRTRPG・VRマダミスクリエイター「逆路 直樹」の自己紹介

こんにちは。逆路 直樹(さかみち なおき)と申します。
VRTRPGVRマーダーミステリーVR謎解きアトラクションといったVRマルチプレイストーリーゲームを作って、メタバースプラットフォーム「cluster」に公開しています。

注意

書きたいことを書いてるので、読者の皆様は読みたい所を読んでください。

また、本記事はリアル情報を載せない省略版です。リアル情報を受け付けない方は引き続きお読みください。完全版はこちらになります。

所属

VRTRPGサークル「ぐだぐだぶとん」代表(2020.4〜)
VRマダミスサークル「アベルノート」所属(2023.9〜)
VR謎解きアトラクション「DETECT」所属(2022.5〜2022.9)

活動の特徴

VRTRPGやVRマダミス、VR謎解きアトラクションといった新規ジャンルを作る上で、以下を方針として活動しています。

  • 次作以降にも利用できるしっかりした初期設計を行う

  • ゲーム制作に必要な多くのスキルに挑戦し習得する

  • 誰もが快適に遊べる形で作品を公開する
    (スマホ・PC・VR対応・チュートリアル記事)

  • コスパを意識してシナリオを書き、十分なクオリティの作品を出し続ける

  • 作品に実装した理論を記事や動画で分かりやすく解説して広めていく

趣味とか

VRTRPG:作り続けて4年以上…
TRPG関連
:CoC・エモクロア・マダミス・インセイン
Valorant
:ゴールド3・IGL。同ランク帯の人いたら遊びましょう!
紅茶
:茶葉はエディアールブレンドがオススメ。喫茶店巡りも。
音楽
:理芽・Tele・Guiano・菅原圭が好きです。神椿後楽園戦線行くぞ!
ゲーム:「SANABI」「MGS:PW」「アルトデウス:BC」「Stray」

欲しい書籍リスト

ゲームプランナーの勉強として書籍が欲しいのですが、やっていることがアートでもゲームでも学術的でもない零細ジャンルな分、コンテストやクリエイター奨励金の機会が無かったりn敗したりでなかなか苦しいぜ!!という状況です。

そんなこんなで、ほしい物リストに手を出すことにしました。送って頂いた書籍を読んで己の力に変え、今後出てくる作品が早く面白くなることを約束します。「力の契約」ですね(?)

※あくまで「力の契約」なので何かのタスクの報酬としてこれを使うのはお控えください。好感度を上げたい場合はご飯か遊びに誘ってください。

できること

ゲームプランナーが一番近いですが、シナリオ執筆やワールド制作も大抵自分がメインでやっています。

シナリオ制作
進行管理:Googleスプレッドシート(基本的に2~5名での制作)
3Dモデリング(背景・プロップ):blender
アバター作成:VroidStudio
テクスチャリング:SubstancePainter
モーション:blender(AutoRigPro)
ワールド制作:Unity(ClusterCreatorKit)
その他:展示会出展・記事執筆・動画編集・discordファンサーバー管理
勉強中:C#

解説動画や即売会やコンテストにも出ており、オフラインでの活動も慣れています。オフラインでもオンラインでも、どんなイベントでも1,2日程度なら時間取るので是非お誘いください!

VRTRPG

TRPGは、ゲームの進行やNPCの演技を行うゲームマスターと主人公の演技や意思決定を行うプレイヤーに分かれて行う対話形式のアナログゲームです。

その一方でVRTRPGはTRPGをVR空間で遊ぼうとする試みであり、明確に区分できるものではないですが以下のように「主観探索型」と「着座型」に分類しています。

私は2020年にTRPGサークル「ぐだぐだぶとん」をVRTRPGサークルとして再結成し、VRTRPGの制作を開始しました。

弊サークルは、自分が主人公となり自分の考えで物語を動かす「最高の主人公体験」を目指して制作を行っています。

これまで計7作品を制作してきましたが、今回は最新3作品を紹介します。

VRTRPG「地下壕の讃美歌」

システム:エモクロアTRPG/CoC6版
プレイ時間:3~4時間
人数:進行役1人・プレイヤー2人
担当:ディレクター・シナリオライター・ワールドクリエイター
制作期間:8ヵ月(2022.1-8)
メンバー:5名(main:3-sub:2-outsource:0)

舞台は太平洋戦争中に掘削された松代象山地下壕。
観光に来ていた貴方は、突然の地下壕の崩落に巻き込まれ閉じ込められてしまう。
狂気の実験。変わり果てた失踪者。異形の怪物。
この地下壕に隠された過去とは、秘密とは——

【Pickup:「気づき」による主人公体験】
従来のTRPGは進行役との会話で進めるため、選択肢に縛られずに自由に行動することができました。一方でVRTRPGは、予めギミックを仕組んでおかなければワールドを動かせない為、TRPGの自由度かVR空間のリアリティを犠牲にする必要がありました。当時主観探索型VRTRPGとして最先端の位置にあった本作では、その問題を解決するため「隠しアイテム・隠しギミックの発見が物語を大きく変える構造」を作り、自分の発想が物語を変えたのだという従来のTRPGに似た楽しみを提供しながら、発見の共有によって仲間とその喜びも共有できるようにしました。

VRTRPG「虚空に夢を見る」

システム:エモクロアTRPG/CoC7版
プレイ時間:3時間
人数:進行役1人・プレイヤー2人
担当:ディレクター・シナリオライター・ワールドクリエイター
制作期間:5ヵ月(2023.1-5)
メンバー:5名(main:1-sub:4-outsource:0)

「お前達はダゴン秘密教団のものか?」
鉄格子の向こうから、醜悪な声が貴方に問いかける。
血を、道具を、知性を。持てる力の全てを駆使して異端の島から脱出せよ。
―――狂気に満ちたこの世界で、祈りは、果たして届くのか。

【Pickup:「機転」による主人公体験】
前作の「地下壕の讃美歌」ではTRPGの自由度を発見に変換していましたが、それだけではVRTRPGの開拓は終わっていないと感じていました。同時に、TRPGが抱えていた戦闘の退屈さも、前線に出て隠し要素を見つける事以外の解決法を求めていました。そこで、TRPGの自由度を「探索で見つけた複数のアイテムからプレイヤーがいくつかを選び、戦闘でどのように使うかプレイヤーが宣言する」という「機転」の楽しみに変換することにしました。物語の流れがほぼ一本道でありながら、プレイヤーの発想によって様々な攻略法が生まれる作品になりました。

VRTRPG「静寂に捧ぐ祝詞」

システム:エモクロアTRPG/CoC6版
プレイ時間:2時間程度
人数:DL1人・PL2人
担当:ディレクター・サブシナリオライター・ワールドクリエイター
制作期間:4ヵ月(2023.6-9)
メンバー(main:2-sub:3-outsource:3)

「3月21日23時、小学校で待っています 篠宮 尊」
行方不明になったはずの先生から突然届いた手紙。
幼少期を過ごした蛇塚村に帰省していた共鳴者たちは、手紙に誘われるまま夜の学校に足を踏み入れる。

【Pickup:孤独と郷愁(ネタバレ注意)】
本作では、相手の姿は見えているのに自分の声が届いていない・自分とは違うものが見えているといった「孤独」と小学校をVRで探索し体験者が自身の小学生の記憶を思い出しながら会話によってそれを共有・加速させる「郷愁」が組み込まれています。孤独がプレイヤー間の関係性を強調し、郷愁がプレイヤーと失踪したはずの先生(NPC)との関係性を強調することで、物語中の選択や決断をより真剣に取り組んで貰えるようになります。これこそが視覚的演出を採用する意義であり、VRマルチプレイストーリー体験の強みでした。

【Pickup:窓枠演出】
本作ではTRPGが抱えていた課題だけでなくVRが抱えていた課題の解決策も提示しています。VRADVにおいて重要なのは「今は演出なのか探索なのか」の明示と拘束感のない視線誘導です。本作では回想シーンの一部として以下のような窓枠演出を作り、窓枠を動かすことでの視線誘導、キャラクターの表情の強調やVRSNSで難しい身体表現の実現に成功しました。

卓上論V

VRTRPGの作り方について解説していく番組をYoutube上に展開しています。「卓上論V」でVRTRPG制作の基礎的な知見を発信しつつ、時期を見てこれまでの作品を見ながら発展的な知見を解説するライブ配信も行う予定です。

VRマーダーミステリー

マーダーミステリーは、プレイヤーが殺人事件の容疑者となって現場の捜査や情報交換を行い、プレイヤーの中にいる犯人を捜す推理ゲームです。

そして、VR空間上に再現された事件現場を捜査して3Dモデルの証拠品を集め、配役のアバターを着て死体発見シーンや議論を楽しめるのがVRマーダーミステリーです。

VRマーダーミステリー「タイムピースにジャムを添えて」

プレイ時間:3時間半
人数:GM1人・PL5人
役職:ワールドクリエイター・進行管理
制作期間:8ヵ月(2023.9-2024.4)
メンバー(main:2-sub:1-outsource:3)

圧倒的な遊びやすさと没入感を兼ね備えたVRマダミス第一作。
『不思議の国のアリス』モチーフのVTuberとなって、起こり得ない「バーチャル空間での殺人」の謎を解き明かしましょう。

【Pickup:VRでもパソコンでも遊びやすい設計】
0からVRマーダーミステリーを遊ぶために独自の仕様を書き、VRでもパソコンでも遊びやすい設計に成功しました。40枚程度の証拠品情報カードを参照しながら快適に議論ができるよう、議論台の形状や各セクションのカードの傾きが調整されています。


VR謎解きアトラクション

主人公をプレイヤーが演じ、NPCをアクターが演じることで、物語の世界に入ったような謎解き体験ができるのがVR謎解きアトラクションです。

一般的な体験型脱出よりも物語の強度が高いのが特徴で、クロスワードパズルのような世界観を壊す謎もなく、アクターとの会話やエンディングもこだわり抜かれています。

VR謎解きアトラクション「Break the JINX 絶望の廃倉庫」

VR謎解きアトラクション「DETECT」の第一作「Breatk the JINX 絶望の廃倉庫」のシナリオライター・ワールドクリエイターとして制作に参加しました。

プレイ時間:1時間
人数:進行役1or2人・PL1~4人
役職:シナリオライター・ワールドクリエイター
メンバー:8人(main:4-sub:4-outsource:0)
制作期間:4ヵ月(2022.5-9)
備考:公演終了

貴方はこの街に根付くギャング組織「BravePigeons」のメンバーだ。 長年の抗争の末、敵組織「UglyPhoenixes」の幹部である”不死身のジンクス”を、とある廃倉庫へと追い詰めた。 ついにジンクスを仕留めたと思った、その瞬間ー
気が付くと貴方の両腕は動かない。どうやら縄で縛られているようだ。 目の前には悠々と眠っているジンクスの姿。 このままでは「UglyPhoenixes」の増援に殺されてしまう。 この危機的状況から、貴方は脱出できるだろうか?

【Pickup:演者を組み込む上でのシナリオ設計】
廃倉庫を爆発させてのエンディング、身体性を活かした謎解きギミックなど本作の持つ「VRらしさ」も注目点ですが、新規ジャンルを作る上で、どう遊ばれるかを想像し、発生する課題を予見し、それを解決した設計を行ったのも本作のポイントです。
今回の敵役である「不死身のジンクス」は、体験者と同じ閉鎖空間で演技を行い、体験者に暴力を振るわれても問題なく、体験者が逃げるための「想定外」がある、といった条件を達成するために「不死身な代わりに非常に不運な男」という設定になりました。


その他の活動

clusterワールド制作

メタバースプラットフォーム「cluster」で開催されるゲームジャムのゲーム制作や、有志が開催するメタバース発表会イベントの会場制作も行いました。

これからやること

作品数を増やす・Steamへの移行・パブリッシャー探し

現在はVRマーダーミステリー「煤の魔女と呪いの館」と南極を舞台にしたVRクトゥルフ神話TRPGの制作を進めています。

ゲームにカメラギミックを組み込むことで進行役は体験の様子をかっこいい映像として楽しみ、プレイヤーは撮られることでよりロールプレイのモチベーションを高めるといった「映画の主人公体験」としてのVRTRPG・VRマダミスの開拓を進めていきます。

その活動を続けていくにあたり、活動プラットフォームをclusterからSteamに変更することを検討し、自分でC#の勉強をしています。それが達成できれば店舗マダミスのVR化の受注とかもできるようになりますし、リスクを減らしながら可能性を広げることができます。

また、今後制作する作品は自分がシナリオ・ワールドの制作を担当するため、通しプレイまでは最少人数で完成します。そこからブラッシュアップする素材の外注先やパブリッシャーを探したり、対応機種の拡大や制作物を発表する団体を検討しようと思っています。

就活

2026年3月に大学を卒業する予定で、ゲームプランナーとして就職先を探しています。コンピュータゲームのノウハウを持った企業でしっかり力をつけたいので、TRPG・マダミス系の企業への就職や起業は今のところ考えていません。

VRTRPGやVRマダミスの制作を本格的にやるならゲーム会社の社内インディーやメタバースプラットフォーム企業内のゲーム制作チームに入るのが理想ですが、現状を見るになかなか難しそうです。

ご興味ある企業様がいらっしゃいましたら是非ご連絡ください!

終わりに

ここまで読んで頂きありがとうございました!
誕生日に節目として更新しましたが、去年よりも強くなれたのではないでしょうか?

しばらくはC#のお勉強と現実生活に専念します。
10月には通しプレイ版が完成していそうな気もしますが、リリースはけっこう後になると思いますので、これからもゆっくり応援して頂ければ嬉しいです。

では、このあたりで。お相手は、逆路でした!!


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