逆路 直樹

VRTRPG/VRマダミスクリエイター

逆路 直樹

VRTRPG/VRマダミスクリエイター

マガジン

  • 逆凪の雑記

    VR-TRPGサークル「ぐだぐだぶとん」代表・シナリオライターの逆凪が頭の中身を見せるマガジンです。 clusterでVR-TRPGを作ろうとする狂った人や、ぐだぐだぶとんのあまり表に出ない考えを知りたい人にはオススメです。

最近の記事

【卓上論V】VRTRPG/3Dマダミス制作者を続けるにあたって

本記事は「VRTRPG/3Dマダミスの制作で詰まらないようにする」(※)ことを目的にする連載「卓上論V」の一貫として執筆したものであり、いずれは書籍や動画の形にしたいと考えている。種蒔きのようなもののため、特別興味ある人間や何か物申したい人間が読めば良い。 VRTRPG/3Dマダミスを作っていく上で、シナリオライターは好き勝手にシナリオを書いていい訳ではない。ユーザーの好みに合わせるだけでなく、チームの実力や手持ちの素材に合わせて書く必要がある。 そこで、制作を続けていく

    • VRマダミスの出張GMで集めたアンケート振り返り!【ネタバレなし】

      こんばんは!VRTRPG・VRマダミスクリエイターの逆路です。 5・6月にVRマダミスサークル「アベルノート」で制作したVRマダミス「タイムピースにジャムを添えて」の出張GMをやっていました。 今回はその振り返りを書き残そうと思います。感想をぼんやり語るだけで細かい分析はしない&ネタバレはしない予定です! アンケートの対象者 自分で誘った人にアンケートを送ると結果が偏るかと思ったため、出張GMに対する応募者や、知り合いの方がGMをやる卓の参加者に送り、計36名にご回答

      • 【省略版】VRTRPG・VRマダミスクリエイター「逆路 直樹」の自己紹介

        こんにちは。逆路 直樹(さかみち なおき)と申します。 VRTRPG・VRマーダーミステリー・VR謎解きアトラクションといったVRマルチプレイストーリーゲームを作って、メタバースプラットフォーム「cluster」に公開しています。 注意 書きたいことを書いてるので、読者の皆様は読みたい所を読んでください。 また、本記事はリアル情報を載せない省略版です。リアル情報を受け付けない方は引き続きお読みください。完全版はこちらになります。 所属 VRTRPGサークル「ぐだぐだ

        • VRTRPG・VRマダミスクリエイター「逆路 直樹」の自己紹介

          (2024/10/16更新) こんにちは。逆路 直樹(さかみち なおき)と申します。 VRTRPG・VRマーダーミステリー・VR謎解きアトラクションといったVRマルチプレイストーリーゲームを作って、メタバースプラットフォーム「cluster」に公開しています。 所属 VRTRPGサークル「ぐだぐだぶとん」代表(2020.4〜) VRマダミスサークル「アベルノート」所属(2023.9〜) VR謎解きアトラクション「DETECT」所属(2022.5〜2022.9) 東京大学

        マガジン

        • 逆凪の雑記
          8本

        記事

          【受付終了】VRマダミス「タイムピースにジャムを添えて」PL募集!

          こんにちは!VRマダミスサークル「アベルノート」所属の逆路です。普段はVRTRPG作ったりVRマダミス作ったり色々やってます。 半年ほど作り続けていたVRマーダーミステリー第一作「タイムピースにジャムを添えて」がついにリリースできました!!初期仕様からワールド制作まで手伝いましたが相当な大作になったと思います。 ということで、今回はそんなVRマダミス「タイムピースにジャムを添えて」のプレイヤーを募集します!リリース直後の5・6月限定なので是非チェックしてみてください。

          【受付終了】VRマダミス「タイムピースにジャムを添えて」PL募集!

          日記:VRTRPG・マダミスクリエイターがゲムマ春2024に出展した話

          2024年4月29日のゲームマーケット春2024に出展してきました! リアル即売会は7回目みたいです。バーチャルパーティーさんもゲムマに出展されるようになって、VRHMD被った変人アピールも効果が薄くなってきたのかもしれません。 いつものように今回のことを振り返っていきましょう。 頒布物 今回は主観探索型のVRTRPG「虚空に夢を見る」「静寂に捧ぐ祝詞」、そして新刊のVRマダミス「タイムピースにジャムを添えて」を頒布しました。 VRTRPGの方はぐだぐだぶとん作、VRマ

          日記:VRTRPG・マダミスクリエイターがゲムマ春2024に出展した話

          日記:VRTRPGサークルがゲムマ秋2023に出展した話

          2023年12月10日のゲームマーケット秋2023に出展してきました! リアル即売会は6回目。最近はVR系展示会に出ることも多かったのでだいぶ慣れてきましたね。 例のごとくその時のことを振り返っていきましょう。 頒布物 今回は主観探索型のVRTRPG「地下壕の讃美歌」「虚空に夢を見る」「静寂に捧ぐ祝詞」を頒布しました。 「地下壕の讃美歌」は前回の引継ぎ分だけ持って行ったのですぐ売り切れてしまいました。調整が難しいですね。 参加者の反応 大体最初の1時間は「ねー見て

          日記:VRTRPGサークルがゲムマ秋2023に出展した話

          ワンオペカメラマンギミックを作ろう!【cluster】

          本記事はClusterCreatorAdventCalender2023の15日目の記事です! こんにちは。VRTRPGサークル「ぐだぐだぶとん」の逆路です。 最近はVRTRPGを放り出してVRマーダーミステリーを作っています。 ところで、clusterのプロカメラマンモードってご存知でしょうか? clusterイベントでスタッフが使える機能で、視点や視野角を自由に調整することができます。コントローラーを使うともうちょっと色々できますね。 プロカメラマンモードは「誰でも

          ワンオペカメラマンギミックを作ろう!【cluster】

          【日記】久しぶりにVRTRPG関連をXR系展示会に出した話

          上の人「来週ゆるい展示会企画したんだけど出ない?」 ぼく(遊びたいし本読みたいんだよな...) ぼく(でも翌日の登壇スライドに出れる展示会には飛び込めとか書いちゃったんだよな...) ぼく「...出ます!」 ということで新宿NEUUで開催された「Reality Camp」に急遽出展することになった。XR映画祭をメインにしている団体さんの施設なので若干畑は違うのだが、XR界隈はめちゃ狭いのでそこの施設の代表の方に「アディンさん(VRCでVRTRPG作ってる方)からよろしく

          【日記】久しぶりにVRTRPG関連をXR系展示会に出した話

          【試し書き】VRクトゥルフ神話TRPG「山神様は見ている」

          こんにちは。VR-TRPGクリエイターの逆凪です。 次のVR-TRPGシナリオどうしようかな~と考えてたら何か思いついたのでサッとプロットだけ書き上げました。 プロットだけ書いて公開したところでこれが作れるVR-TRPGクリエイターが他にいるわけでもなし。これが孤独な狂人の強みですね。 根幹の思想は「ゲーム性をある程度捨てて、GM視点の映像の良さに特化したVR-TRPGを作れば配信映えするし、うちの子思想の人間に刺さるのでは?」になります。ここでネタバレ喰らってもそんなに問

          【試し書き】VRクトゥルフ神話TRPG「山神様は見ている」

          日記:VR-TRPGサークルがコミケに出展した話(4回目)

          2023年8月12日のコミックマーケット102に出展してきました! ゲームマーケット春も含めればリアル即売会は5回目。だいぶ慣れてきた感じがします。 ▼clusterのピースモーションを想像しながら撮ったら全然違いました 今回はその時の事を振り返っていきましょう。 頒布物 今回は主観探索型のVR-TRPG「地下壕の讃美歌」と「虚空に夢を見る」を頒布しました。前回まで頒布していたシナリオ集「仮想の箱庭」は、収録シナリオにリメイクが入るのでお休みです。 参加者の反応

          日記:VR-TRPGサークルがコミケに出展した話(4回目)

          Depth of Fieldで謎に処理負荷が増した話【cluster】

          こんにちは。VR-TRPGサークル「ぐだぐだぶとん」の逆凪です。 今回はPostProcessingの「Depth of Field」が起こす謎のバグに悩まされたので少し纏めました。 問題シーンを再生して洞窟に。この時のBatchesは290でした。 VRSNS用ワールドとしては重たいですが、少人数向けコンテンツですしギリギリ許される範囲ですね。 そしてゲーム内で次の場面に遷移します。 その後、同じ洞窟に戻ってきました。表示されているオブジェクトは最初の時と同じはずです

          Depth of Fieldで謎に処理負荷が増した話【cluster】

          ClusterCreatorKit初心者向けTimeline講座【補講】

          こんにちは。VR-TRPGクリエイターの逆凪です。 今回はClusterCreatorKitの初心者向けに、Unityの標準機能「Timeline」について解説していきます。 基本的にはClusterの公式記事で足りているのですが、初心者が詰まりやすい所も補う形で今回は解説していきます! ▼ClusterCreatorGuideの公式記事はこちら (初見の場合は上の記事を読んでから下の記事を読むのが良いかも?) Timelineってどんな時に使うの?上の2つの記事で別

          ClusterCreatorKit初心者向けTimeline講座【補講】

          メタバース一軒家コンテスト案「画竜点睛」

          こんにちは。VR-TRPGクリエイター兼どっかの大学の建築学科生の逆凪です。 メタバースプラットフォーム「cluster」で開催される「#メタバース一軒家コンテスト」はご存知でしょうか? 「おもしろメタバース一軒家をつくろう!」というテーマで開催されたこちらのコンテストですね。ガチの建築コンペという訳ではなくカジュアルな内容で、興味を持った人もそこそこいるのではないでしょうか。 今回、かなり良さげなアイデアができたものの実装する暇が無さそうなので、この場で供養しようと思

          メタバース一軒家コンテスト案「画竜点睛」

          【VR×物語】歪な人類を軽率に誕生させよう

          VR×物語において、最も大事であり、最も扱いが難しいのが身体的コミュニケーションである。 会話でなく身体的接触或いは干渉によってキャラクターと関わる身体的コミュニケーションはまさに「VRらしい」大事な要素であると言える。 日本のVRゲームだと「オノゴロ物語」ではハルと手を繋ぐ事で回復できるシステムを採用しているし、「ディスクロニア:CA」ではナビゲーションNPCのリリィを撫でる事ができる。 では、最も扱いが難しいのは何故か? 謎解きやアクションゲームを除くと、エンディ

          【VR×物語】歪な人類を軽率に誕生させよう

          VRカットシーン用の黒帯を研究してみた

          こんにちは。VR-TRPGクリエイターの逆凪です。 今回はVRにおける演出を考える上で重要そうな黒帯について色々試作しつつ考えを纏めたので記事にしました。 経緯リアリティというのは扱いが難しいものです。確かにリアリティが没入感を構成する要素である事は以前書きましたが、しかしリアリティ・没入感が体験価値に等しい訳ではないですよね。 リアリティを重視しすぎた結果「その世界の法則上にあるものしか演出に使えない」という制約を受け、VRにおける演出が息苦しくなる事があります。 リ

          VRカットシーン用の黒帯を研究してみた