【まとめ】ヴィジュアル系で"まわる"ものといったら?
先日、Twitterで何気なく、お題を出してみた。
特に深い理由はなく、La'cryma Christiの「南国」における"水上コテージ廻りつづける"というワンフレーズに、具体的にはどういう状況なのだろう?と疑問が沸いた結果、頭の中でずっとぐるぐる回っていたから。
"水上コテージ!"と自レスして終わりにするつもりだったのだが、思いのほか回答をいただいたので、ちょっとまとめてみる。
case1. 歌詞の中で回っている/廻っているもの
上記のとおり、自分がV系の歌詞のワンフレーズから、回っている/廻っているものを連想していたこともあり、当然そういうものが多いのかと思っていた。
いくつか例示をさせていただくと、毒、時計の針、メリーゴーラウンドなど。
いかにも、ヴィジュアル系の歌詞にて回っていそうである。
おそらく、時計は左回りなんだろうな。
試験管や輪廻なんかは、ヴィジュアル系以外でまわることはあまりなさそうだな、という意味で特に好きな回答だった。
大賞 : マグロ
まわる、まぐろ。
葛西臨海水族園の職員か、回転寿司屋か、マグロが回るものと認識しているクラスターなんてごく限られているはずで、冷静に考えればかなり特異なワードのチョイス。
ただし、V系リスナーの脳内に同じメロディを再生させてしまうという奇跡的なフレーズでもあったというか、確かに確かに回っているなと。
ぐるぐるるーぐる回っているなと。
cali≠gariの「マグロ」にちなんだ、この回答を大賞とします。
なお、名古屋のVizelというバンドには、"犯す"と書いて"まわす"と読ませる歌詞がある。
そっち寄りの回答がなくて、本当に良かったと思う。
case2. 文化的に/行動様式的に回っているもの
大喜利的な展開になれば、こういうのも入ってくるだろうな、というひと捻りした回答。
連想しやすかったのは、YOSHIKIさんや真矢さんのドラムセットで、これらは複数票が入った。
多数決で選ぶなら、ヴィジュアル系で"まわる"ものといったら、"ドラムセット"であるようだ。
今井寿、レジデンス涼羽-178などの固有名詞もあったので、ステージを見る機会がある方は、是非その回転率にも注目して見ておいてほしい。
無鉄砲過ぎる全国ツアーという回答もあり、バンドマンの働き方も改革されるといいのになと願う。
大賞 : 円形レールを使用したPV
これが通じるのは同世代ということになろうが、世紀末、ヴィジュアル系は回っていた。
正確には、回っていたのはカメラの方であり、天動説か地動説かという話だが、GLAYが「誘惑」、L'Arc~en~Cielが「HONEY」、少し遅れてLUNA SEAが「TONIGHT」にて、ライトの色味以外ほぼ同じ構図でのMVを作成。
当時のスリートップがすべて回ったということで、妙なインパクトを残すことになったのだ。
また、"経済"という非常にスケール感の大きい回答にも感銘を受けたのだが、このような状況下、ジャンルを超えて経済を回していこうという意味で選外とさせていただく。
case3. 歌詞に"まわる"が入る曲名
自分は完全に大喜利脳なので意外だったのだが、この回答形式がもっとも多かった形。
確かに、広義に捉えれば、そういう回答もありなのか、と膝を打った。
主観で良し悪しを決める話ではないので、そのままご紹介。
歌詞を深掘りするとcase1にて紹介したものと実質同じものも含まれるが、そこはご了承を。
SUICIDE~洗礼の章〜 / Aliene Ma'riage
ラ・リ・ル・レ・ロ / Merry Go Round
切断 / La:Sadie's
Rainy merry-go-round / FANATIC◇CRISIS
オルゴォル / ムック
KURU KURU / SOPHIA
HANABI-la大回転 / SEX MACHINEGUNS
循環 / シド
浮遊悲 / 黒夢
Mizérable / Gackt
残-ZAN- / Dir en grey
大賞 : earth / BAISER
主観的な面白さや興味深さで選べないので、単純に数で選ぶことにした。
1回のサビの中で、6回×2セット。
サビは3回訪れるので、36回も回っている。
BAISERは、ワンフレーズを繰り返すサビが多いので、こういうのは強いのだな。
票数的に多かったのは、Dir en greyの「Ash」。
"回る×7 意識が 回る×7 絶望"というBメロの回りっぷりがやはり印象に残るようで、しかもサビの最後にも2回転。
1番だけで16回と、ハイペースで飛ばしていくのですが、それ以降は1回しか回ることなく、17回転でフィニッシュ。
安定した回転率を見せたBAISERとはダブルスコアの差が着いてしまった。
番外編 : それ、本当に回ってる?
最後に、攻めすぎた回答もちょっとだけ。
グルグル映畫館
もしかして、グルグルっていう単語の響きだけで回答していたりしない?
ステージングでめっちゃ回っていたとか、回転するフリがお約束の楽曲があったとか、そういうのがあるようであれば教えてほしい。
吐き気の中
言いたいことはわかる、わかるよ。
上記のDir en greyの「Ash」の"吐き気の中回る回る"から持ってきていると思うのだけれど、多分、"吐き気の中(で)回る回る"じゃないかな。
回っているのは、意識とか絶望とかじゃないかな。
ただ、"吐き気の中(が)回る回る"という解釈もでき得るのだろうか。
"吐き気の中"という抽象的概念が歪んできて、今自分が置かれているのは吐き気の中ではなく、もっと別の状況なのではなかろうか、と疑っていることを"回る"と置き換えてみたら…
そんなことを考えていたら、頭がグルグル映畫館。
回転ヘドバンをした後のように目が回ってきたので、この辺で筆を置くとする。
なんかもう、ハワイにでも行って廻りつづけたいな、水上コテージ。
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