『クレクレ野郎』をやめること
『クレクレ野郎』それは昔の私のこと。小さいころからの癖で、何かできないこと、満たされないことがあった時はすぐ『周りのせい』にする癖があった。
『家の環境のせい』にしたり『会社のせいにしたり』と納得がいかないことやうまくいかないことがあると大忙し。それを『普通』として育ってしまった私は初めて務めた会社で大きく躓くことになる。
☆明確な挫折
営業としてある部署に同期と二人で配属になった私、その同期とはくっきりとした明暗が分かれた。
どんどん同期は可愛がられ、メキメキとスキルをつけていき、私との営業成績も離れていった。
その時も私は『先輩が私にはちゃんと教えてくれないから!』と、すね散らかした。
笑わないでほしい。その時はまだ『会社が何か与えてくれること』も『先輩が何かを教えてくれること』も当たり前だと思っていた。
☆クレクレ野郎は幸せにはなれない
新卒で入った会社は2年で退職した。挫折し、会社に行くのが嫌になり、行かなくなったんだ。
そのあとフリーターをして『どん底』っぽい気分を味わったときに、会社にいたときの反省をしてたらあることに気づいた。それは『誰にも私に何かを与える義務はない』ってことだ。
よく考えたら、会社は労働、もしくは成果の対価を『給料』で支払っている。この時点で会社とは等価交換が成立しているので、それ以上私に施す義務はない。
それに会社の先輩たちについても『教育担当』の先輩以外は職責として『後輩を育てる』とゆう職責を持ってはいないのだ。勿論、私が先輩たちにお金を払っているわけではない。なのでそもそも先輩のせいにするのも筋違いってことに気づいた。
そもそも間違っていたのは完全に私だった。義務のない相手に『くれくれ!』と施しを待っていたのだから完全にピエロだ。
☆欲しかったら事前に対価を支払え!
この時から私は自分が欲しいものがある時は事前に『対価』を多めに払うことにした。
何かを教えてほしい先輩には事前にその人に有益なものを渡す。『美味しいお店を代わりに予約する』でもいい、『引っ越しの手伝いを無償でする』もいい。その人が『こいつになら時間をとってもいい』と思わせる『対価を事前に払う』これができたら私の勝ちだ。
これをたまに『媚びている』という人がいる。でも最近人間関係がうまくいっていない人ほど思い返してほしい。
何か欲しいものがあるなら事前に対価を払って『クレクレ野郎』をやめるべきだ。