見出し画像

【ゲーム感想】INSIDE

この記事の文字数は約2,500字です!

おはこんにちばんは! 富井サカナです。
今回はインディゲームの感想記事となります。
Steamのセールで低価格だったのでプレイしてみました。


1.どんなゲーム?

今回紹介したいのは、Playdeadの「INSIDE」です!!

👆公式サイトからゲーム画面が参照できます。

【制作】Playdead
【プレイ時間】4時間くらい
【ジャンル】横スクロールアクション
【KW】横スクロールアクション、パズル、考察系
【筆者プレイ時期】2024年6月にプレイ
【筆者プレイ状況】全実績解除&隠しエンド

【あらすじ】
追われに追われて一人きり、少年はいつのまにか闇のプロジェクトの中枢に引きずり込まれていた。

INSIDEはシリアスな物語が渦巻く、壮大なアクションとやりごたえのあるパズル要素を組み合わせたジャンピングパズル作品です。物悲しいアートスタイルや環境に溶け込むサウンドトラック、不気味な世界観に高い評価を受けています。

【一言でいえばどんなゲーム?】
傑作ACTのLIMBOの精神的続編的位置付けのゲーム


2.作品紹介

まずは簡単な紹介の前に、以下のPVを見てみましょう!
ゲーム中は文字情報も音声情報もないユニバーサル仕様です!

というわけで例によって全くゲーム内容は分かりませんが、ゲーム画面は動画のような割とリアル目な3Dといった感じでしょうか。LIMBOは死にゲーとしてありとあらゆる死にざまを繰り返し見ることになりましたが、今作はどちらかというと謎解きゲー的な要素が増えたイメージです。死に方も墜落死、破裂死?、溺死、犬に食われるくらいはありますが、カラーになった割にグロ度は下がった印象です。そういう意味だとLIMBOよりとっつきやすいかも。


3.良かったところ

・アートワーク
白黒が幻想的なアートワークだったLIMBOに比べて、本作には色が付き、ステージはより近代的、文明的になった印象を受けました。様々な建物・ギミックのデザインは非常に洗練されていましたし、個人的にはゲームプレイに連動したカメラワークが素晴らしいと感じました。アップや画角の変化は演出的な効果だけでなく、進行方法や使用ギミックなどを自然に指し示すようなユーザーフレンドリーさも感じました。

・様々なパズル的ギミック
LIMBOで感動した様々な独創的なアイデアが盛り込まれたパズル的なギミックの数々については、今作でも引き続き楽しませてもらいました。「どう死を回避するか」に特化することで常に緊張を強いられるLIMBOもゲームへの集中を強く促されて良かったですが、個人的には「緊張と緩和」が感じられる本作のプレイ体験の方が好みでした。理不尽と言えるレベルで死が繰り返されるよりは、自分は安心して試行錯誤したいタイプなのかと感じました。また、ギミックのうち割と一定の割合を占めたタートルズのクランゲのボディのような『無気力デカ人間』みたいなお助け集団が、見た目に似合わず可愛らしかったのも良かったです。

・想像力を刺激する設定
今作LIMBO同様にゲーム内で主人公や周囲の状況に対する説明はほぼありません。従い、ここはどこなのか、主人公は誰なのか、何のために活動していのか、という点は広くプレーヤーの想像に委ねられることになります。いくつかのヒントめいた情報もあるにはあるのですが、いずれもメタファーの範疇を超えないので結局はプレーヤーが想像するほかありません。非常に考察が捗るゲーム演出になっています。ちなみに今作をプレイしていてLIMBOの時の的外れの推測と同じ想像が繰り返されましたが、同様の考察をしているサイトがあったのでもしかして今回こそ正解かも!?と思いました。なお、隠しエンドについての考察は調べた限り割と多数派と同じ感想を持ちました。このあたり、後ろの方にリンク貼っておきます。

・主人公がタフになった!
LIMBOの主人公は耐水性能が著しく低く、足が着いてるんじゃないの?くらいの水深でも溺死する仕様でしたが、今作は泳げるようになりました!しかも息が続く限りは潜れる!ということでLIMBOでのプレーヤーの不満は無事に解消されました。そのほか、あくまで体感ですが高いところから落ちた時の墜落死判定も少し緩くなったような気がしました。

・終盤の芸術性
メチャクチャ痺れました。是非プレイしてその目で確かめてほしいです。


4.改善できそうなところ

今作についてはプレイ中にうーんと思った点は特にありません。
おまけを見るための実績獲得が難しいポイントがいくつかありましたが、後から効率的に回収できるようになっているので全く苦になりませんでした。


5.プレイを迷っている人へ

低価格のパズルアクションゲームに興味がある方、LIMBOが楽しめた方、LIMBOは興味あるけどグロいのは苦手という方などにオススメです。悩んでいる方は以下で色々情報を見てみてはいかがでしょうか。

👆開発スタジオの訪問インタビュー記事

👆詰まったときにお世話になりました(が広告はウザめ)


【各サイトの紹介記事など】
いくつかピックアップしてみましたのでどうぞ。

↓これより下はプレイ後推奨です

大ヒット作『LIMBO』から人を選ぶ要素だけを外して他はより洗練させたようなゲームで、絶妙なゲームバランスと印象的なゲームデザインはこちらも素晴らしかったです。セール時は価格も非常に低くプレイ時間も短めなので、気分転換や頭の体操にもちょうど良いかと思います。プレイ時間は3~5時間といったところでしょうか。


6.おわりに

というわけで「INSIDE」の感想はこれでおしまいです。

本作、ゲーム制作の参考になる点は『なるべくぱっと見で分かるようにしよう』くらいで特にない気がしますが、強い印象を与える演出は興味深かったです。ACTはそれほど好みのジャンルではないのですが、たまに息抜きでやるのにはなんだかちょうど良い気がしています。

というわけで今回はそんなところで失礼いたします。

以上、富井サカナでした。


↓↓↓↓様々な面白いと思ったフリーゲームをたらふく紹介しております↓↓↓↓

↓↓↓↓私自身もゲームを作ってます↓↓↓↓

👇公開中のゲーム一覧

👇制作情報など


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集