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思い出の場所

母が亡くなって6ヵ月。
この写真は私と娘が母と最後に行ったカフェ。
知覧にあります。
私の目の前でコーヒーを飲む母の姿を思い出します。

この道を走りながら母が自分の願いを口にした。
綺麗な家を借りたいのだと。
そしたら私達も泊まれるからと。
母の願いは叶う事はなかった。
この時の母の思いを思い出す。
6ヵ月が経っても私は時々、母を思い出して涙する。
色んな風景と言葉が何度も頭をよぎる日々が続いている。

無性に母に会いたくなる。

母はとてつもなく大きな事を願っていたわけではないのに。
鹿児島駅から指宿まで電車に乗って何気ない風景を見たり・・・

桜の咲いた嘉例川駅で、ここでしか売られていない弁当を食べながら何気ない桜を見たり、もっとしてあげれば良かったと後悔している。
もっと親子らしい事をしてあげたかったな。

この道を何度も通り最後に母の入院先へ向かっていた事も懐かしい。

時間が過ぎるのは早い。
私は今日も明日も母との約束を守りながら頑張り続ける。
それが私の出来る、たった一つの事だから。

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