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薪活

熱い夏が終わり庭の雑草がひと段落して涼しい風が吹き始めたら、そろそろ薪活のシーズンです。

いや、真夏だって春先だってワシは割るんじゃー!と言われればいつだって薪活シーズンなんですが、個人的な感想としては春先はまだ薪ストーブの余韻があって薪に近づくのが少し億劫というか しばらくはいいやという感じだし、夏は下界より涼しいとはいえ炎天下での薪割りは絶対熱中症案件なんで避けたいところです。
というわけで、自然環境的にも精神衛生的にもやはり秋が薪活シーズン ジャストミートと思います。

薪の調達方法は人それぞれで、薪屋さんから買う人、知り合いの木こりの人から調達する人、薪ストーブ屋さんにお願いする人、ホムセンで買っちゃう人(これはほんとにたまに使う人か)などさまざまですが、わが家では軽井沢町の貯木場に行って薪の元になる原木をもらってきて薪にしています。

薪の調達は、既に乾燥して即使用できる状態のものを購入するパターンと、原木を調達して自分で玉切りして薪を作るパターンと二つあります。薪の状態で即使えるものが価格的には一番高くて、原木はそれより安かったり貯木場で無料で(ただし樹種はほぼ針葉樹)手に入ります。
我が家は仕事の空き時間が多いんで、一番手間がかかるけど一番安いやり方でやっています。

原木は1〜2mくらいに切られた丸太で、まずチェンソーで好みの長さに玉切りします。自分のストーブに入る長さに切る必要があるのでサイズは人によってまちまちです。我が家は小さめのストーブなので32cmくらいに玉切りしていますが、大型のストーブを使ってるお宅は45cmとか50cmくらいの長さが一般的でしょうか。

チェンソーで玉切りしたものを割って最終的に薪にするわけですが、斧で割る人と薪割り機を使う人に分かれます。大量に薪が必要なお宅や、効率的に薪を作りたい人は薪割り機を使ってる感じです。使用量が少なめだったり薪割り自体を楽しみたい人、エクササイズの一環と考えてる人は斧で割っているようです。

我が家は使用量が比較的少ないので斧で手割りしています。秋風が吹き始めると薪割りのシーズンインです。
1日3玉程、時間にして20分くらいでしょうか。
あまり多くやると途中でヤになって続かないですし、少し物足りないくらいが細く長く続けるコツな気がします。原木が足りなくなれば再度貯木場へ行って調達してきます。我が家はワンシーズンで1棚使いますが、空の棚が満杯になるまでこれを繰り返すとだいたい12月前には薪棚がいっぱいになります。

我が家の薪棚は3つあって、先シーズン使って空になった棚に割った薪を積んでいくのですが、これはつまり3シーズン先の薪を作ってるわけです。2シーズン寝かせれば十分乾燥しますし、3年で一回転するサイクルで持続的に運用することができます。

薪ストーブの運用方法はご家庭の事情(薪にお金をかけられる、かけられない、作業時間がとれる、とれない等)によって様々ですが、長く使うものなのでご自身が無理をしないで運用できるスタイルを探してみてください。

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