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AIは誰を幸せにするのか? その3

家庭用の愛玩ロボットの売り上げが好調らしい。
そして、あるものが普及し始めると、それに付随する商品が各社から売り出されるのは、いつものことだ。

紹介するのは、ご覧のロボット用服だ。

金属やプラスティックの『無機質な手触り』を『温かみのある手触り』へと、さらなるニーズを創り出している。
さらに服をカスタマイズすることにより「うちの子」感が高まりユーザーには喜ばれると思う。

しかし、「癒しと温かみ」を生命体以外に求めることに、私は違和感しかない。

生き物のペットは、餌、躾け、排泄物の処理、病気やケガの心配、適度な運動に割く時間、等々の面倒なことと向き合うことが命を育むことだ。そしてやがて迎える死。この悲しみは人間を成長させてくれる。

生きたペットと暮らすには、命を育み為の愛情が必要だ。

ロボットにはこれら全ての面倒臭さや煩わしさ、悲しみは無い。

人間にとって面倒のない都合の良い存在だ。

だからと言って、愛玩ロボットの存在を否定するものではない。

独居のご老人、身体のご不自由な方等のペットの命の面倒を見たくても見られない方には、せめてもの慰めになるだろう。

余談だが、最近、射精欲だけはあるのだが、女性とSEXしたくない男子が増えているらしい。

理由は・・『面倒だから』

こんな男子がこれ以上増えないことを願うばかりです。

成願義夫

和文化デザイン思考オンライン講座



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成願 義夫(ジョウガン ヨシオ)
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