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『三昧(さんまい)』の本当の意味
先日、ある蕎麦屋さんで、「蕎麦三昧(そばざんまい)」というメニューを注文した。
この店では、3種類の異なる味が楽しめる。『そば三昧』
二つの意味で良いネーミングだ。
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一つ目の意味は文字どおり「三つの味」を楽しめることだ。
そして、本来の意味は「 三昧と言えば「読書三昧」.「練習三昧」のように、一心不乱に何かに没頭することを言う。
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そういえば最近無心になって何かに没頭したことあるかな?と、自分を振り返り考えたけど思い当たらない。
今思えば子供のころは毎日何かに没頭していた。
まさに「無心」に「遊び三昧」(残念ながら勉強三昧ではなかった・笑)
一日がなんと短かかったことか。
そんな自分を鼓舞して2021年に個展を開くと決心し、個展を開催することができた。
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一心不乱に絵画三昧、そんな時間が増えると思うとワクワクする。
無心に手だけが動くような状態が理想的だ。
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心理学的にはゾーンに入る、フロー状態というように言われている状態。
私的に言うと「神様と共同作業中」だ。
そう、元々仏教用語だ。
瞑想して、精神集中が深まりきった状態のことをいう。
サマーディの語は「組み合わせ」という原義から「心を等しく持すること」の意に転じたもので、仏教だけでなく、共通の背景を持つヒンドゥー教やヨガの用語としても用いられている。
プロの世界に三流から一流までの段階があるとしたら、その差はその人の三昧時間量と比例しているのは明白だ。
更に、その上の超一流と呼ばれる特別な領域に自分を高めた方々は、物事を極める深度が異常に深い。
超一流 になるための必要前提条件はそのことが好きなことであること。
その上で、超一流 🟰 三味時間 ✖️ 深度 ✖️ 集中力
そこには、「努力」も、「根性」も、「頑張り」も「ねばならない」も当てはまらない。
「三昧時間」🟰 とにかく「楽しい時間」なのだ。
まさにそれが天才の証。
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成願義夫プロフィール
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