着物のインバウンド消費が激増している
コロナ騒ぎが一応終息し、そこに円安が追い打ちをかけ、インバウンド消費が激増しているが、その中に着物も含まれているらしい。
これは最近、着物の古着を買い漁る外国人が増えたと関係者からも聞いたし、私も目の当たりにしている。
特に、女性物の羽織が大人気だ。これはそのまま洋服の上に羽織って、ジャケットとして手直しすることなく着られるからだ。
安い物だと2、3千円からあり、数万円も出せばかなり良いものが買える。
更に、本格的な着物ファンも増えつつある。
新聞記事にも書かれていたが、銀座のある呉服店でカップルで700万円分の着物を作ったヨーロッパ人もいたらしい。
2023年以降、数百万円の着物を買う外国人は珍しくないらしい。
海外での着物のイメージは素材、加工技術、色、柄、着姿、どれをとってもbeautifulなのだ。
それ以外に、仕立てる前の新品の反物を購入する中国人が増えているとも聞く。
これは最近中国の若い人の間で、回帰趣味として漢服をアレンジしたファッションが見直されているが、それに見合う高級なシルクの素材がない為、日本の絹の反物に目をつけたらしい。
さて、この現状を日本の和装業界はどう見るべきか?
考えるまでもなく「チャンス」と捉えて動くべきだと私は思う。
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成願義夫
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