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バンクシーって誰?展に行ってみて

品川の寺田倉庫で12月5日まで開催されていた

バンクシーって誰?展

に行って感じた違和感を書いてみる。

友人を誘っていたのだが仕事で行けなくなったため、結局1人で行くことに。

バンクシーのアート作品はいろいろな社会風刺が効いていたり、政治的なメッセージが込められたりしていて興味深い。

特に海外のことが好きで、歴史をそれなりに勉強してきた。そのため作品に込められた意味や解説を歴史的背景と一緒に理解しながら楽しめた。

一方で感じた違和感、それは

逆にバンクシーの作品をヴィジュアルのユニークさや奇抜さなどだけで楽しんで、作品を片っ端からスマホで写真に収める人たち

本当にうっとおしかった。邪魔。目障り。そんな印象。

コロナ禍ということもあり、近距離で必要以上に会話をするという神経も理解できない。(まぁ当時、国内ではコロナはかなり落ち着いていたが)

⇒ひとりだった自分の楽しそうにしている周囲の人たちへの嫉妬かもしれない(笑)

ちなみに上記のような人はカップルや友人同士、家族連れなど複数人で来ているパターンがほとんど。おひとり様の人たちはむやみに写真ばかりを撮って次へ次へと進んでいくというパターンは、ほぼなかった気がする。

バンクシーのアート作品には

行き過ぎた資本主義や商業主義、多国籍企業を揶揄していたり

加熱するグローバリズムを批判していたり

悲惨なパレスチナの不条理を訴えていたり

なんなら、バンクシー本人主催ではなく第三者主催のバンクシー展にお金を払って見に行った会場にいる全員を(自分も含めて)

バンクシーはあざ笑っているのかもしれない。

ただ作品を堪能した以上は彼ら彼女らのうち1人でもいいから、作品の意図するものやその背景について少しでも知ろうとしてくれたらなんて思いながら会場を後にした。

以上。

お読みいただきありがとうございます。

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