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【サッカーW杯】なぜ日本は左サイドを起点にすると「ボール出し」ができるのか!? vsドイツ(後半)日本の攻撃を振り返る③

なぜ、日本は逆転できたのか!?

なぜ、日本はドイツ戦後半、残り15分で2得点して逆転勝ちできたのか!?

攻撃、特に「ボール出し」の側面から分析すると、

1. 日本は後半最初から「ボール出しの配置」を4−2−3−1から3−2−5に変更したことで、ドイツの「ボール出しへの守備配置」4−2−3−1を中央に引きつけ、サイド高い位置に配置されたWGやSBがボールを受けることができたので「ボール出し」ができるようになった。

2. 選手交代とポジションを変えたこと。
例えば、日本は74分までに5人の選手を変えた。特に「ボール出し」については、左CBに富安が入ったことが大きく、彼を起点とした左サイドからのボール出しに成功した。

左WGB三笘はボールをキープし、ドリブルで相手を引きつけるので、逆サイドに展開できるようになった。

後半、鎌田をPVや左SBに配置したこと。鎌田はボールを保持し、スペースをつくるために動き、相手を引きつけることができるので「ボール出し」に貢献した。

3. 後半から入った5人(富安46、三笘57、浅野57、堂安71、南野74)は、ボール保持ができ、スピードのある攻撃的な選手も入ったので、チームの攻撃が活性化した。


日本の「ボール出し」成功率:


前半の「ボール出し」成功率は 0%
後半の「ボール出し」成功率は50%(10回中5回成功)

5回の「ボール出し」の成功は、左サイドを起点にしたのが4回、中央を起点にしたのが1回、逆に右サイドを起点にしたのはすべて失敗となった。

前半、日本の「ボール出し」は存在しなかった。ほとんどのプレーがリスクを極力避け、「ダイレクトプレー」を選択した。とにかく低い位置でボールを失うことを避け、ミスで失点しないことに終始した。

この状況を見たドイツは、後半油断したのだと思う。日本はボールポゼッションができない、あとは追加点さえできれば勝てると思ったに違いない。

結果論であるが、偶発的な要素があるとはいえ、ドイツは日本の戦略にはまったのだ。


日本は後半の最初に富安が左CBに入り、右CB板倉、CB吉田と3バックを形成した。ドイツの4−2−3−1の「ボール出しへの守備」は、3バックに対応できなかった。

おそらく、ドイツは日本が3バックで「ボール出し」をすることは想定していなかったと思う。

なぜなら、それまでの日本は基本的に4バックであり、3バックを試したのはW杯直前の親善試合カナダ戦、それも試合の終盤残り10分程度試しただけである。誰も試合で使うとは思わなかったのだ。森保監督を除いて。


森保監督は、カナダ戦試合後のインタビューで
「3バックを最後に試して、本番でも使えるようにと選手たちにも話をしていました」

鎌田をボランチで起用したことについて:
「非常に良かったです。チームでもボランチでプレーすることが多い。守備でも効いていたし、攻撃でも(ボールを)よく受けてくれて、テンポとリズムをもたらしてくれました」
と高評価している。

10分程度の少しの時間とはいえ、3バックを試すことができたこと、これが、ドイツ戦の勝利に直結したのだ。

ドイツの選手、監督、コーチ陣やスタッフも、カナダ戦を観て分析したと思うが、まさか日本が後半最初から3バックで来るとは思いもしなかったはずだ。


「勝利の女神は細部の宿る」
の言葉通り、些細なことが勝負を大きく分けることになった。


今回は、W杯日本対ドイツ(後半)、日本の組織的攻撃における
行動:「ボール出し」について振り返り分析をする。


行動:左サイドからの「ボール出し」が成功

行動:ボール出し
自陣低い位置(ゾーン1)から、パスかコンドゥクシオン(スペースへ運ぶドリブル)を使って、ゾーン2へボールを出すプレー。ゴールキックも含む。(中盤を経由しない浮き球のロングボールを使う行動を:「ダイレクトプレー」という。)

「ボール出し」は2つある。
・「ボール出し」(フィールドプレーヤーだけの)
・GKを含めた「ボール出し」(ゴールキックを含む)


GKを含めた「ボール出し」と、フィールドプレーヤーだけのDFライン(ペナルティエリア前)から始まる「ボール出し」は、システムも選手の配置も異なる。

フィールドプレーヤーだけの「ボール出し(後半)」:3−2−5
GKを含めた「ボール出し(後半)」:4−2−4(2−4−4)



サッカーの行動を構造化したもの、ゲームモデル。


サッカーの行動のおおよその範囲(ゾーン)を図にしたもの



W杯日本対ドイツ戦データ詳細



なぜ3バックのボール出しは成功したのか!?


3バックの「ボール出し」はすべて左サイドが起点


行動:ボール出しの配置
ドブレPV:  左PV田中、右PV遠藤
3バック:左CB富安、CB吉田、右CB板倉


3バックでサイドから「ボール出し」をするには、最初、中央にドイツの4−2−3−1の「ボール出しへの守備配置」を引きつける必要がある。

左サイド(左ハーフスペース含む)を起点にする場合、左ハーフスペースで左CB富安が前を向いてフリーでボールを受けることが大事だ。

左CB富安は「身体の向き」がよく前方180度がほぼ見える。
ボールは常に左足アウトサイドに置き、パス、ドリブルどちらもできる状況にあるので、相手を引きつけ意思決定をギリギリまで遅らせることができる。

後半53分の「ボール出し(アニメーション)」では、左PVに田中が配置され、左CB富安からの縦パスや斜め前方へのパスを受けることができる。

この状況で左PV田中は、ドイツのトップ下と右WGの間の背後にポジションを取り2人を引きつけ、左CB富安から左PV田中へパスを受けるスペースはないが、左サイド高い位置を取る左SB長友へのパススペースをつくりだした。

ドイツを中央に引きつける
日本3−2−5
ドイツ4−2−1−3
左CB富安がボールを受ける
日本3−2−5
ドイツ4−2−3−1
身体の向きが良い富安。相手がパスコースを読みづらい
左サイドで左CB富安は左SB長友へパス
日本3−2−5
ドイツ4−2−3−1


3バックの「ボール出し」、左PV鎌田が左CBに落ちる効果は!?

後半74分に成功した3バックの「ボール出し」は、鎌田が左PVに入り、遠藤とドブレPVとなっていた。

左PV鎌田は、左CB富安がCB吉田からボールを受けると、吉田と富安の間に落ちて、左CBのような配置を取る。それを察知した左CB富安はボールを左サイドへ運び、左SBのような配置へ移動した。

左PV鎌田が左CBに落ちる効果は、ドイツの4−2−3−1の配置を4−4−2のような配置に変え、ドイツのドブレPVと2トップの間にスペースをつくったことだ。

日本が3バックから4バックのような配置を取ると、ドイツの1トップではプレッシングが難しい(一人で2人のCBにプレッシングをかけることになるので)。

トップ下ホフマンは左PV鎌田が左CBの位置に入ったら、マークするしかないのだ。CFハバールは、CB吉田を監視しているので自然と2トップのような配置になる。

4−2−3−1は4−4−2よりも、左WGと右WGがトップ下と同じ高さを取るので、同サイドのWGとSBの距離が開く傾向がある(4−4−2のMFラインはフラットになるので)。

また4−2−3−1のドブレPVは両WGより一段低い位置にいるので、2トップとドブレPVの間にオープンスペースができる。

ドイツの4−2−3−1は、いつしか4−2−4のような「ボール出しへの守備配置」になった。

おそらく鎌田はそのようなことを念頭においてのプレーだ。


PVに入った鎌田は、DFラインに落ちてドイツのトップ下を引きつける
日本3−2−5
ドイツ4−2−3−1可変4−2−4
PV鎌田がトップ下に入ったホフマンを引きつけ、中央にスペースを作る。
左CB富安から左WGB三笘へパス
日本3−2−5可変4−1−5
ドイツ4−2−3−1可変4−2−4
ドイツFWライン4人とドブレPVの間にスペース。
PV鎌田がスペースへ移動

左WGB三笘が左SBに移動した富安からボールを受けると、ドイツ2トップとドブレPVの間に空いたスペースへドリブルしドイツのプレッシングを引きつけ、逆サイドへ展開、右CB板倉と右WG伊東がフリー。右CB板倉がボールを受け前進し「ボール出し」に成功。



右サイドからの「ボール出し」はできない! なぜ?

右CB板倉は、配置と身体の向きが悪いことが多く前方への可能性が見えていない
日本3−2−5
ドイツ4−2−3−1

ぜ、右サイドからの「ボール出し」は機能しないのか!?

上の画像は52分の「ボール出し」だ。

理由はいくつかある。
右CB板倉の配置が少し右サイドに開きすぎて、ここから右サイド高い位置を取る右SB酒井へパスをすると、縦パスの傾向が強くなる。


サイドレーンの縦パスはなぜ悪い!?
サイドレーンでの縦パスは、受け手が前を向いてボールを受けるのが非常に難しく、後ろ向きでボールを受けることが多くなり、ボールを受けても効果的な次のプレーにつながらずボールを失いやすいのだ。

もし右CB板倉がサイドへ開かずに右ハーフスペースの位置から、右SB酒井へパスをすると角度ができるので斜めのパスになる。受け手は半身になり、グラウンド全体を見ながらパスを受けることができるので、次のプレーのための良い判断ができる。

右CB板倉はポテンシャルがあり素晴らしい選手で、これからの日本代表の中心になると思うが、身体の向きが悪いときがあり、前方の可能性を見逃すことがある。

右CB板倉がボールを保持しているこの状況では、右PVに田中が入っているので、例えば、右SB酒井にパスをして、その落としたボールを右PV田中が受けてボール出しを完了することもできたかもしれない。

もちろん、これは可能性の話であり、右CB板倉はドイツの激しいプレッシングでボールを失うことを予測し、プレーを変更したのかもしれない。



GKを含めた「ボール出し配置」は基本4バック

「GKを含めたボール出し(ゴールキック含む)」は、基本的に4バックだ。

行動:GKを含めたボール出しの配置
       ドブレPV:左PV田中(鎌田)右PV遠藤
DFライン:左SB長友(鎌田)左CB富安 右CB吉田 右SB(板倉)
                GK権田


GKを含めたDFラインは基本4バック
右CB板倉は右SBの位置でボールを保持。


右サイドからの「ボール出し」は失敗

「GKを含むボール出し」においても右サイドは機能しなかった。

上の画像を見ると、右CB吉田から右SB板倉へパス、しかしPV遠藤のサポートがない。

右SB板倉はドイツの左SBラウムと左WGムシアラの激しいプレッシングで「ボール出し」が難しい状況。

右SB板倉は、右CB吉田へバックパス。吉田は苦し紛れの「ダイレクトプレー(中盤を経由しない浮き球のロングパス)」を選択。ドイツにそのパスを取られる。

なぜ、右PV遠藤はDFラインを積極的にサポートしてパスコースをつくらないのだろうか。一つの大きな疑問である。

相手のプレッシングでボールを失うのが怖いのでサポートしないのだろうか。前半はリスクを極力避けたプレーをするという目標があったと思うので構わないが、後半は積極的なプレーで得点を狙っていたはずだ。

板倉がパスするかどうかは別として、PVがパスコースを提供しないと相手を引きつけることもできなく、他にパスコースを探すことが難しくなる。

チーム内で、PV遠藤にはゾーン1の「ボール出し」のときは、できるだけパスをしないという了承があったのだろうか。



中央からの「ボール出し」は成功

DFラインから戻されたボールをGK権田はフリーのPV田中へパス。
PV田中はトップ下ミューラーと左WGムシアラの間でボールを受ける。
ドブレPV田中と遠藤は、左右場所を変わりながらプレーをしている。PV田中は積極的にチームメートをサポートしてプレーしている。

GK権田から中央のPV田中へ縦パス。
日本:4−2−4(2−4−4)
ドイツ:4−2−3−1
PV田中はターンをしてスペースへ運ぶドリブルで素早く前進できたら、
簡単な「ボール出し」になった。左サイドには数的優位とスペースがあった。

PV田中はトップ下ミューラーをコンドゥクシオン(スペースへ運ぶドリブル)で振り切ることができれば、左サイドにスペースと数的優位(3対1)があり、さらに良い「ボール出し」、次に「前進」になったことだろう。



左サイドへ相手を引きつけ逆サイドへ展開する「ボール出し」

PV田中がGKへボールが入ることを予測し、落ちてDFラインに入り4バックを形成
日本4−1−5(2−3−5)
ドイツ4−2−3−1可変4−2−4

PV田中が左CBの位置に入ったことで、左CB富安は少し開いて左SBのような配置に。PV田中が左CBに入ることで、トップ下ホフマンを引きつけ、ドイツの「ボール出しへの守備配置」を4−2−3−1から4−2−4のような配置にさせた。

前述したようにドイツの4−2−3−1の「ボール出しへの守備配置」は、構造的にトップ下が前に出て2トップのようになると、2トップとドブレPVの間にオープンスペースができる。


左サイドへドイツの守備ブロックを引きつけると
逆サイドにオープンスペースができる。

ドイツのドブレPVの一人ゴレツカは左サイドへ移動したトップ下鎌田をマーク、左ハーフスペースのFWラインの背後のスペースにはPVキミッヒ一人だけになる。

左サイドでボールを受けた鎌田から、左CBの位置に入っていた田中は、この左ハーフスペースにできたオープンスペースへ素早く移動してボールを受け、ドイツのFWラインを引きつけ、フリーの左CB富安へバックパス。

この後、左CB富安から中央でフリーな右CB吉田へパス。吉田は前方のスペースへコンドゥクシオン、ボール出しを完了させる。


GK権田のゴールキック、左CB富安へパス。左SBは鎌田
日本4−1−5(2−3−5)
ドイツ4−2−3−1
左CB富安は、左SBに入った鎌田へパス。

上の画像では、左SB鎌田がボールを受けたとき、GK権田がパスコースを作ることができた可能性がある。右サイドで右SB(右CB)板倉がフリーとオープンスペースを得ている。

PV遠藤は積極的に鎌田をサポートしない。誰かがボールを失った場合に備えてプレッシングの準備をしているのだろうか。

例えば、PV遠藤が前に移動すると、トップ下ホフマンはマークするだろう。しなければ、遠藤は前方のスペースで鎌田からボールを受けることができる。

トップ下ホフマンが前に移動した遠藤をマークすると、遠藤がいた場所がオープンスペースとなり、鎌田に次のプレーの選択肢が増える。

この状況の左SB鎌田は周囲にパスコースがないので、内側のスペースへコンドゥクシオン(スペースへ運ぶドリブル)、逆サイドでフリーになっている右SB板倉へ浮き球のロングパスでサイドチェンジ。

ボールを受けた右SB板倉はフリーでゾーン2へ前進する。



日本の「ボール出し」の「強み」と「弱み」

日本:ボール出し「強み」:
左ハーフスペースを含む左サイドからの「ボール出し」。
ドイツの守備ブロックを左サイドへ引きつけ、逆サイドに展開することで数的優位とスペース得ることができ「ボール出し」は成功した。

ボール出しができる「チャンス」:
左ハーフスペースで左CB富安がボールを保持したとき。
PV田中と後半チームのシステムとポジション変更で「ボール出し」時にPVや左SBになった鎌田や左WGBに入った三笘を経由したとき。

PV田中や鎌田がDFラインに入り4バックを形成、相手のトップ下がマークしてきて、ドイツの「ボール出しへの守備配置」が4−2−4のような配置になったとき。

彼ら4人(富安、田中、鎌田、三笘)がボールを保持したとき。相手を引きつけ、フリーマンを瞬時に見つけ、オープンスペースへ展開する能力と勇気がある。


日本:ボール出し「弱み」:
右ハーフスペースを含む右サイドからのボール出し。

ボール出しができない「リスク」:
右ハーフスペースを含む右サイドからボール出しを始めたとき。
特に中央から最初のパスを右ハーフスペースを含む右サイドへパスしたとき。

「GKを含めたボール出し」で、右CBに入った吉田がボールを受けたとき、ドイツの「高い位置からのプレッシング」もあるが、右SB板倉しかパスコースがない場合が多かった。

吉田も素早い判断でGKにボールを戻したり、逆サイドへ展開したり、スペースへボールを運び、相手を引きつけて、フリーマンをつくることは難しいようだった。

右SB板倉は素晴らしい選手だが、身体の向きが悪いときがあり、前方のパスコースを見逃すことがあった。

PV遠藤は、吉田や板倉の最も近くにいるが、パスを受けるためのサポートをすることはなく、「ボール出し」に参加しない。これが日本の右サイドの「ボール出し」の弱みとなった。

比較になるが、前半左SBに入った長友よりも、左WGB三笘や左SB鎌田の方が、ボールをキープしてコンドゥクシオンでスペースへボールを運び、相手を引きつけフリーマンへパスをするのがうまかった。


再現性か、それとも個人の即興性か!?

W杯 日本対ドイツ戦(後半)の「ボール出し」についてここまで振り返った。左サイドを起点とした「ボール出し」は成功することが多く、右サイドからは失敗した。中央を起点としたボール出しも1回成功した。

ただ、左サイドを起点とした「ボール出し」はデザインされた、チームで何回もトレーニングした組織的な「ボール出し」ではないと思った。(おそらく日本代表はトレーニングをする時間は限られているので、難しい面もあると思うが)

チームで「左サイドを起点として、相手を引きつけ逆に展開しよう」「PVがDFラインに入り相手のトップ下を引きつけ、FWラインの背後にスペースを作り、そのスペースを利用しよう」というキーファクターはあったにせよ、あまりにも個人の質に頼った再現性のない、その試合に出場している選手の個人能力と調子次第だというように見えた。

デザインされていない組織的ではない「ボール出し」やその他のプレーは相手にとって、プレーを読むのが難しく、その日、その選手の調子がよければ手がつけられないだろう。

しかし、個人の質に頼ったプレーには波がある。なぜなら個人の閃き次第だからだ。少しでも調子が悪かったり、周囲にいる選手と呼吸が合わなければプレーはうまく機能しない。

もし、ドイツ戦(後半)で、「ボール出し」がうまく機能しなかったら、選手は何を基準としてプレーをしたら良いのだろうか。

サッカーはチームスポーツである。サッカーは一人ではできない。

ボール保持者は、周囲にいるチームメートと連動しなければ良いプレーはできない。ボール保持者から遠くにいるチームメートは次に起こるであろうプレーを予測してポジションを取らなければならない。そのためにはチームにプレー原則や基準、約束事が必要である。

チームとして戻るべき基本的なプレー基準/原則を持たないと、選手はどうして良いかわからず途方にくれることだろう。

これからの日本の課題は、個人の質を上げることは当然必要だが、それは個々が自分のクラブで行うことで、日本代表としてはさらに個人の質を活かした組織的なプレーを次のW杯に向けて根付かせる必要がある。

W杯で優勝するために。


今回は、W杯日本対ドイツ(後半)の「ボール出し」だけの振り返り分析となりました。

次回は日本のドイツ戦後半の「前進」について振り返り分析をします。


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坂本 圭  フットボール進化研究所
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