THE LIVE HOLICを聴きながら ♪
突然、衝撃的な曲たち!
https://open.spotify.com/intl-ja/album/68NpaSbrr6Q0q8Mnq6X8dB?si=7PXeaSvBTwCXY_VQFsfoMg
天才凡人「THE LIVE HOLIC」 4曲
いつだったか自分の✕(旧twitter)を開いたら天才凡人SHIMADAさんのポストが上部に出てきてその中に「来月」「EP」という文字があり内心わくわく心待ちにしていた。「REC」「GHOST」と続き、次はどんな曲が出てくるんだろう、と配信日が楽しみだった。
渋谷のラジオには「天才凡人の渋谷遊戯」という特番で何度か自らの楽曲や身近な話をしに来てもらっている。昨年夏は「The Letters」という配信アルバムを出し渋谷eggmanで無料ライブを行うというのを聞きその中間日に渋ラジのスタジオから生放送を届けた。番組内で知ったんだけどこのアルバムからHyonnさんが曲作りに参加し楽曲の色が変わったそうだ。Hyonnさんが今までの曲を好きだった人ごめんねと言っていた。
それぞれのお勧め曲はHyonnさんが「Monologue」、SHIMADAさんが「5秒で忘れるラブソング」、パーソナリティのMiNEさんは「カセットテープ」という曲が何度も書き換え作った自身の傑作だと話していた。
次に今年春にオンエアした番組で言ってた過去曲のこと、20代は勢いのある曲、30代は聴く人と共に歩む曲、40代ではドラマチックな曲を意識し作っているように感じた。ドラマチック路線はうまく行っているようで上記のアルバム以降「REC」「GHOST」とサブスクや動画の再生回数を増やしていった。ご当人には話してないけど私の印象は「REC」が火曜サスペンス劇場、「GHOST」(9月発売)はハロウィンを意識したタイトルのドラマ曲に感じる。ならば今月の配信曲はきっとクリスマステイストだろうと、大人向けドラマチックなXmas楽曲を想像し期待し楽しみに待っていた。。。
ところがこの配信EP、肩透かしというか、出てきた4曲はまったく正反対の中身だった。生チョコのビターなスクエアケーキを描き蓋を開けたらまん丸真っ白な苺ケーキが出てきた気持ち。脳内整理に時間がかかった。音楽的にはすごくハイレベルで衝撃的で当日夜中に聴き始め何度もローテーションして聴いた。でも次の日、その次の日もスルーしてしまった。なんでだろう、今じゃない感じがしてきたのかなぁ。もしかしたら急に詰め込み過ぎてお腹いっぱいになってしまったのかもしれない。
(後日、この苺ケーキには高級ブランデーが仕込んであったな!と気づく)
4日めに代わりに「スノードーム」や「雪ひらら」を聴いていた。Xmasのサンタが出てくるほんわかした曲がこの時期には似合う。私は凡人なのでハロウィンが終わればサンタを思い描く。それでも5日めに怖いもの見たさのような気持ちでHOLICの4曲を再び聴いた。始まるとまたローテーションで聴き続けてしまう、なんとも不思議な曲たちだった。さらっと聞くと通り過ぎてしまう。でも一旦ヘッドホンを着けるとその奥行きに聴き入る。
どの曲も難解曲、こんな歌をライブハウスで生歌で歌えるんだろうか。 作れても、録音はできても実際のステージではかなり難しそう。音が取れテンポも合っててもこの配信の音源通りに歌うのは至難の業ではないんだろうか。それを確かめる為に私はライブハウスに行ってしまうんだろうか。そんなことを考え聴いてるとあんなに願望したXmas曲への思いは少し遠のいていた。
収録曲
1. REBOOT :クールな新境地
2. GOOD MORNING :爽快アップチューン
3. My Typhoon :一度聴いたらやみつき
4. CANDY :心地よいサウンドに酔狂する
↑ 天凡さんはこんな風にポストしている。↓ ここからは私の個人の感想。
私はというと、「REBOOT」と「CANDY」で snow Ⅿan が真っ先に浮かんだ。ご存じMiNEさんとSHIMADAさんはSnow Ⅿan に楽曲提供をしている。私が天才凡人を知ったのも「タペストリー」だ。だから Snow Man 楽曲はお手のもののはず。天凡さんは snow man になろうとしているんだろうか?! 提供楽曲になってもすんなり受け入れてしまいそうな曲だ。「CANDY」は特にステージで歌う9人の動きまで浮かんでくる。この曲は、彼らが歌えば映えるに違いない。天才凡人ならどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。
「REBOOT」は今年3月のワンマンタイトルだった。私のデバイスも空き容量詰める為によく再起動する。すると稼働が機敏になり活発に動き始める。アーティストも時たま再起動が必要なんだろう。そんなことを考えていた。Spotifyではマイクのアイコンをクリックすると歌詞が出てくる。この曲の歌詞を見ると彼らが思っていることは簡単な再起動を超えているようにも思う。昨年のアルバムとライブ再開を機にかなりな方向転換が有ったのだと思う。私は以前の活動を知らないけどデビュー当時のファンの方々の気持ちはどんなだろう。この曲の最後に聴こえてくるのが島田さんの「Hey Hey Hey・・・」という力強い繰り返し。本気モードだ!
「GOOD MORNING」は何フレーズ目かで別のアーティストが浮かんだ。染谷西郷というボーカリストが南アフリカのリズムと香りをたっぷりと曲に織りまぜ歌っているFANKISTというグループ、私も一度ライブに生歌を聴きに行ったことがある。南アフリカ共和国は染谷さんのお母さんの母国であり向こうの子供たちにライブの収益から文具を買って手渡ししに行く動画も見たことがある。天凡さんはFANKISTを知っているんだろうか、偶然だろうか。
「This Is FANKIST」50曲 Spotify
「My Typhoon」も何か聴いたような懐かしさがあるんだけどどうにも思い出せない。と思ってたらバブルガムブラザーズが浮かび始めた。ジャンルで言うとソウルかな、ヒップホップかな。今と比べたらおとなしめだけど登場当時はかなり斬新で新鮮だった。 この曲のジャンルは何?「タオル回すだけ」のパートが素晴らしい。Hyonnさんって本当に上手だ。声が良いから同じ歌詞、何度繰り返してても聴ける。「すいません」も思い出した。この曲の中のHyonnさんの「let's go」がいつものHyonnさんではない格好良さ!
「CANDY」の中のMiNEさんの声が楽曲のイメージ、メロディと合っていて今いちばん生で聴いてみたい曲だ。時々出てくるきらきら声が生きている。MiNEさんはいろんな声を使い分けられる。NaNaNaNa…のパート、ほんと良い声だなぁ…。混ざる、混ざる・・・も良いなぁ。
この曲は ROYALcomfort の ROVERさん (DJ. track maker) の作曲で、作詞がMiNEさんとあった。提供されたメロディも色が変わって善い。( ← こちら最初の記述間違っていたので訂正させていただきました <(_ _)> )
ちなみに「HOLIC」は中毒なのでTHE LIVE HOLICで生歌を聴きたくなるならその人はライブ中毒だ。これは私のことかもしれない。特に東京に住み始めてからはいろんな人のライブに行くのが楽しみになった。最小観客5人のライブハウスから最大69,000人の横浜日産スタジアムまで、いろんな会場でいろんなアーティストを観て聴いて元気をいただいている。天才凡人ライブもきっとそんな元気注入してもらいたい人たちが集まってきている。過去曲も間違いないから知らない人は聴いてほしい。
では此処に、Spotify 76曲 5時間弱、天凡まみれプレイリストを 🎶
私の作った天才凡人プレイリスト 「天才凡人no非凡な曲たち」76曲
そして Snow Man の話も。我が家の女性三世代は変わらずスノ担である。なのでスノ曲はすべて自宅に置いておきたい。ということで4thアルバムも我が家にフラゲご来訪。でもメイン曲以外は当日まで知らなかったので中を見ていて驚いた。Snow Man の10月30日発売アルバム「RAYS」には天才凡人のMiNEさんとSHIMADAさんの名前がある楽曲が4曲も入っていた。
「endless night」「スタートライン」「Wha cha cha」とボーナストラックの「KANPAI Year‼」、ちょっと多すぎないか。番組内でまるまる1日の休みが無いと言ってたけど忙しいはずだ。でも求められるのも良い曲ができあがるから。才能だなぁ。私は「endless night」が好みだ。
サブスクには出てこないけど機会があればどこかで、どうぞ!
Spotifyで唯一聴ける「One」を貼っておこう。
この曲は by SunnySunny , by D&H(PURPLE NIGHT)となっている。
Snow Man「EMPIRE」Music Video ~You Tube より~
by D&H(PURPLE NIGHT) , by 栗原暁(Jazzin'park) ,
by Henrik Nordenback , by Christian Fast , by Didrik Thott
モーツァルトの「交響曲第25番」ト短調から第1楽章をベースに作られた楽曲。でも私は真っ先に年末に各地で演奏されるベートーベンの第九(交響曲第9番)を思い出していた。
そして、私が Snow Man 楽曲の中でたぶんいちばんお気に入りのこの曲も。
これがMiNEさん作であると知った時も驚いた。これは名曲です!
Snow Man「EVERYTHING IS EVERYTHING」Rec Movie ~You Tubeより~
私はサザンオールスターズを45年間聴き続けている。サザン応援団にも入っているし、ツアーは必ず参加する。渋ラジボランティアなのに茅ヶ崎FMの会員にもなっている。それもこれも桑田佳祐という人の作った楽曲を初めて聴いて雷に打たれたような気持ちになったからだ。これぞ天才だと思った。
桑田さんは簡単に言うと日本のPOPS楽曲の世界を切り拓いた人だと思っている。それまで1音1文字の歌謡曲の世界に1音1wordを嵌め込んでしまった。サザンの曲は歌詞が速すぎて聞き取れないというテレビ局への苦情。当時は桑田佳祐がテレビのテロップを固定化させたと言われていた。
もちろんそれだけではなく桑田さんは海外の様々なジャンルの楽曲のテイストを保ちながら日本人に合うメロディに変化させ日本人が好きな言葉を当て嵌めた。昔は先ず歌詞を書きメロディを作るという歌詞先の手法が多かったらしい。桑田さんは逆でメロディをまず浮かべ適当な言葉を当てながら曲を完成させていく。その後メロディに合う歌詞に変えていくという方法だったようだ。今では多くのアーティストが曲先主流になっているように思う。
1979年発売 サザンオールスターズ 「10ナンバーズ・カラット」 Spotify
世間では「いとしのエリー」が出るまではサザンは一発屋と思われていたようだけど音楽好きな友人たちの間でサザンの凄さは広まっていた。私も友人から聴いて離れられなくなった。そんな桑田さんの楽曲作りに向き合う気持ちと広いジャンルから良いメロディを探しだし日本人好みの自分テイスト曲に仕上げてしまう技術を私はずっと画面のこちら側で見てきた。今、天凡さんの世間へ発信しきれていない才能や曲作りへの姿勢を感じるとサザンとの重なり部分が大きくなっていく。だから私はサザンから離れられないのと同様に天才凡人を観聴きしてしまうんだと思う。そして、この4曲!
天才凡人の「THE LIVE HOLIC」に話を戻そう。この曲は最初はとっつきにくく聴く人を選ぶと思う。でも「・・・しながら」ではなく本気で聴き続けるとその深みに嵌る音の世界を持っている。今までの過去曲では味わえないような新しい天凡テイストを40代で生み出し始めた。音楽好きなちょっと難しさを伴う曲を聴き慣れた人たちへの天凡さんからの本気贅沢な贈り物だと感じた。さらっとテンポよく聴きたい人、深みに嵌りたい人、どちらにも紹介したい4つの歌。私もしばらくこの曲たちを楽しみたいと思う。HOLIC!
追記
Spotifyを聴けない人用、
私が個人的に作ったYouTubeでの天才凡人75本のMVリストを!