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ボタンをつけて出かけるぞ

 やっと、袖の飾りボタンをつけた。
 何日も前に着替えた時に、ポロっととれてしまった。
 そのうちつけようつけようと思いながら、なかなかやらなかった。
 毎日忙しいわけではない。
 袖に飾りボタンがあろうがなかろうが、生活には困らない。
 ただ、片側だけ飾りボタンがないとおかしいからその服を選ばない、というだけのことだ。
 じゃあ、何故今日つけようと思ったのか。
 友達と出かけるから。
 ただのものぐさじゃん(笑)

 日々、やらないといけないことはそんなにたくさんなくて、でも、やった方がいいことはたくさんある。
 今日はお友達とランチに行く。
 だったらそれまでに済ませないといけない家事があって、私が車を出すので道順を頭に入れて、着て行く服を選んだら、袖の飾りボタンをつけないといけない。
 ただ、それだけ。

 ボタンをつけたり、裾上げをしたり、必要なことにしか使わないソーイングセットだが、私は立派な裁縫箱を持っている。
 子どもの頃にサンタクロースにもらったもの。
 裁縫は得意ではないが、子どもの時は好きだった。
 というより、憧れていたのかな、チクチク何か作ること。

 かわいい小物類、簡単に作るひとに憧れるけど、やりたいとは思わないなあ。
 憧れと、やりたいこととは違うのかなあ。
 お花を飾るお家にも憧れるけど、やらないなあ…。
 憧れは、みているだけで充分なのかもしれないなあ。

 お友達とランチは、やりたいこと。
 食べることと、会話することは好き。
 一時期一緒に仕事していたお友達、その時は派遣だったけど、その後資格を取って再就職した人生の先輩。
 だから今日はとても楽しみ。

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