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「コーチの成長をサポートするスーパービジョン」講座の内容をちょっとだけ公開

先週の23日(水)から26日(土)の4日間、私が拠点代表をしている銀座コーチングスクールのワールドツアー2024のイベントが連日でした。

その中で、4つの講座を担当させていただいたので、そちらのお話しをしたいと思います。

今年は、私自身も新たな知見や体験をしている「スーパービジョン」をテーマにした講座を開催。今年のワールドツアーは500名が申し込みされて、毎日多くの講座が開催されている中から、60名がご参加いただきました。

どんな内容かというと、ちらりと内容をご紹介。


講座の内容は、全く知らない人に向けたまずは知ってもらう入門編

コーチの成長をサポートするスーパービジョン Agenda


こんな感じで、まずは「スーパービジョンって何なのか?」からスタートして、よく問われることを順番に並べた感じです。

当日も、冒頭でいろんなご質問をいただきました。

Q、どんなときにスーパービジョンをお願いするの?


コーチの仕事をするなかでのクライアントに関する課題やコーチ自信の関する課題。
例えば、チームコーチングの場合に「クライアントの一人が、チーム活動に無関心な雰囲気を醸し出していて、チームとしての一体感がつくれない、どうしたらいいのか」のようなクライアントに関するトピックや「エグゼクティブコーチングをするなかで、関係者(ステークホルダ)からの情報提供が多く、こちらもついクライアントに意見したくなってしまうが、コーチングではその気持は抑えているがもやもやしている、のようなコーチ自身のトピックス。
「セッションが上手くいかなかった時を振り返りたい」「人事と知り合いで組織のコーチングを依頼され、クライアントの改善点をなんとかしてくださいと言われて、戸惑っている」など、トピックスはさまざま。

というように、コーチを仕事としている中で感じていること、考えたいこと、振り返りたいこと、一緒に話したいこと、が生まれたときに受けると効果的だと感じています。

他には、スーパービジョンもICF(国際コーチング連盟)のCCE(コーチ継続学習)としてCCEカウント出来るので、国際資格の申請や更新時にも学習歴として活用できます。
更新の節目にも、活用すると一皮むけた成長の機会になると感じています。

Q、メンターコーチングとスーパービジョンの違いは何?


そもそも、通常のコーチングとメンターコーチングの違いもわかりにくいですよね。
下記の表のように、どちらも対象者はコーチです。
そして、メンターコーチングはICFの資格申請のためのスキルを高めるための時間、一方、スーパービジョンはスキルというよりも、セッションやコーチの質を高めるための内省の時間。

Q、どんな手法を使っているの?


今回は、セブンアイドモデルをご紹介。

コーチングセッションとは、質問や関わりが違のです。
コーチングでよく尋ねる「今日は何を決めたい?」「まず、行動は何したい?」のような質問ではなく、取り扱いトピックスについて多様な視点から眺められるような手法の問いかけをしていきます。
その一つが、セブンアイドモデルで、読んで字のままですが、7つの視点で俯瞰することで内省を促していきます。

Q、スーパービジョンを受けた事例や効果は?


スーパービジョンを受けていただいた方の感想

■ どんなテーマであっても、自信を持ってしっかり私としてコーチとしていられるっていうところが私の課題だなと今話していて思いました。
そして、自信があれば多分自分のリソースっていうところはもっとこう,価値あるものに自分で変えていくことが出来る。

■ コーチングは目標があって、それに向かってどれだけ早く、どれだけ遠くにって感じ。
一方、スーパービジョンは、そもそもの打ち手はどうだったのかを検証する感じ。
自分は、プロ・コーチとしてどうなのか、クライアントとの関係において、そのものをどう扱うか、自分にどのように昇華させるかみたいな感じ。

参考:コーチングスーパービジョンに関する内容

  • ICFジャパンに掲載されているコラム

  •  ICF コーチングスーパービジョンとは

  •  ICF コーチングスーパービジョン コンピテンシー

今回、60分の講座だったけど、多くの方が興味関心をもってくださっているポイントもわかって、やってよかった。



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