ep.15 バレーボールとデッドリフト
松本人志のすべらない話が楽しすぎて寝ずに仕事に行くことになったイワサワです
(もちろん仕事には支障は決して出しません)
さて今日はデッドリフトというトレーニングをバレーボールと絡めて考察していきたいと思います
デッドリフト
まずはデッドリフトがどんなトレーニングなのかを説明していきたいと思います
この画像めっちゃ好きなんですが私たちは成長する過程で一度デッドリフトという動作を習得しています
それは最初に立ち上がる時です
仰向けに寝転がることから始まり、寝返り、匍匐、四つ這いと過程を経て
つかまり立ちへと成長していきます
そしてつかまり立ちができた後に今度は捕まらずに立ち上がろうとします
その際、幼児の筋力では屈伸をするように膝関節での伸展動作優位(ニードミナント)では立つことができません
そこでヒップヒンジを大胆に使い、ヨイショと立ち上がります
その後テクテクと歩き出すわけなんですね
このヨイショの瞬間に行っているのがデッドリフトです
なので私たちは一度デッドリフトのトレーニングをしてきているわけです
しかし義務教育によって座位で過ごす時間が必然的に増え骨盤帯の機能は衰え股関節を適切にコントロールすることを忘れ、
座位で勉強することに特化した体に進化(退化?)していきます
話がそれましたがこれがデッドリフトです
デッドリフトでは主に体の後面の筋肉を鍛えることができます
具体的には僧帽筋、脊柱起立筋、広背筋、大臀筋、大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋、腓腹筋etcといった感じです
先ほど幼児期にデッドリフトをするという話をしましたが
なぜスクワットではなくデッドリフトなのでしょうか?私の答えは簡単です
効率的に体を持ち上げることができるからです!
幼児期の未熟な筋肉や運動制御でも行うことができる高効率が魅力なのだと思っています
逆に遠位を優位的に使うスクワットでは筋力が十分にないとうまく立ち上がることができないので幼児では習得に時間がかかってしまうのだと思います
バレーボールとデッドリフト
ではバレーボールとデッドリフトにはどの様なつながりがあるのでしょうか?
ここではデッドリフトという動作と
デッドリフトで鍛えられる筋肉とで分けて考えていきたいと思います
先に筋肉にフォーカスを当てていきます
デッドリフトで鍛えられる主な筋肉は先ほどあげた
僧帽筋、脊柱起立筋、広背筋、大臀筋、大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋、腓腹筋etc
もちろんどれもバレーボールに使いますが特に背中!
これは前回までの3回で書いた
こちらをご参照ください
そして何よりハムストリングス(大腿二頭筋、半腱半膜様筋)と臀筋は
ダッシュ&ストップ、ジャンプには欠かせない筋肉ですので積極的に鍛えるべき部分です
バレーボールは切り返し動作とジャンプの連続
すなわちダッシュ&ストップ&ジャンプの競技です
そのどれにもハムストリングスや臀筋は深く関わってきます
逆にハムストリングスや臀筋が使えない、あるいは弱い場合
拮抗筋である大腿四頭筋や腰部の筋を優位的に使ってそれらの動作を行う様になるのでジャンパー膝や腰椎分離症が頻発します
筋肉的な目線で見てみるとデッドリフトは非常にバレーボールにおいて有効なトレーニングだと言えます
次に動作としてのデッドリフトを見ていきます
もうこれは言わずもがなだと思いますがジャンプ動作にデッドリフトは欠かせません
この際
スクワット動作、特にニードミナント(膝優位)でジャンプをしてしまうと上記の障害を起こしてしまいます
片足でのデッドリフトを見てみるとこれはストップ動作に重要なことがわかってきます
これも同様にニードミナントで行うとシンスプリントやジャンパー膝の原因になります
なのでヒップドミナント(股関節優位)で行うデッドリフトが有効になってきます
動作においてもデッドリフトは非常にバレーボールには有効なトレーニングでしょう
しかし難しいのはデッドリフトの実戦です
やってみるとどうしても腰を使ってしまう、よくあります
イワサワも学生の時は腰痛がありデッドリフトをしてもうまくできず結局20キロしか持つことはできませんでした
なので次回はデッドリフトのやり方を中心に書こうと思います
今週も読んでいただきありがとうございました!
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