酒本 露伴

気ままに旅行記やエッセイなどをあれこれ。撮影機材:GR2

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気ままに旅行記やエッセイなどをあれこれ。撮影機材:GR2

最近の記事

温泉紀行(武雄温泉駅から徒歩圏内の自家源泉掛け流しの宿:武雄温泉 湯元荘 東洋館)

前回からの続き 古湯温泉に宿泊した翌日同じく佐賀県内にある武雄温泉に向かった。佐賀駅から武雄温泉駅までは特急に乗れば20分程度で行くことができる。せっかく佐賀県まで来たのだからもう一泊というわけだ。 今回宿泊する東洋館は武雄温泉駅から徒歩10分程度で到着できるのだがチェックインまで時間があったので近場をブラブラ散策して時間を潰すことにした。 武雄温泉新館は夏は蒸し風呂状態になっているので見学するのなら涼しい時期が良いだろう。 現在使用されている建物で日本最古の温泉施設

    • 温泉紀行(専用樽風呂でぬる湯を満喫:古湯温泉 旅館大和屋)

      8月のうだる暑さからぬる湯を求めて佐賀県の古湯温泉に行ってきた。暑い時に熱い湯に入るのを好む通な人もいるようだが、今のところ私は暑い時にはぬる湯が良い。 今回は公共交通機関を使って行くことにした。新幹線で福岡駅まで行き、そこから特急電車に乗り換えて佐賀駅に向かう。佐賀駅からはバスを利用することになる。 佐賀駅に着いたのがちょうど昼前。事前に調べておいた駅近くの「ビッグワン」というラーメン屋さんで昼食をいただいた。見た目よりしっかりした味のスープに脂の甘さが絶妙でとても美味

      • 温泉紀行(国登録有形文化財の宿:川棚温泉 玉椿旅館)

        川棚温泉にある玉椿旅館に行ってきた。 週末の川棚温泉はそれほど混雑した様子は見受けられなかった。ゆっくりするにはちょうど良い。チェックインの15時に旅館に向かう。 玉椿旅館は建物全体が国の登録有形文化財に登録されているらしい。宿泊で利用できるのはその一部と思われる。 温泉は貸切で利用できるようになっており、チェックイン時に食事前、食後、翌朝の3つを予約することができる。一回の利用時間は50分となっており、大きいお風呂と小さいお風呂のどちらかを選ぶことができる。今回は大き

        • 温泉紀行(日本三大美人の湯:湯の川温泉 湯元 湯の川)

          島根県出雲市にある湯の川温泉に行ってきた。 湯の川温泉は群馬県の川中温泉、和歌山県の龍神温泉と並び日本三大美人の湯として知られているらしい。 今回お世話になったのは「湯元 湯の川」さん。一人客にもちゃんとした夕食付きプランで泊まることができる。一人客は素泊まりのプランしか選べない宿も多いので大変ありがたい。 3つある貸切風呂はチェックイン時に空いている時間帯に予約を入れて利用することができる。チェックイン後はカウンターの予約台帳に記入することでいつでも利用可能だ。 泉

        温泉紀行(武雄温泉駅から徒歩圏内の自家源泉掛け流しの宿:武雄温泉 湯元荘 東洋館)

          温泉紀行(源泉掛け流し風呂が24時間完全貸切になる宿:杖立温泉 四季の宿 わかのや)

          GWは運よく宿が予約できたため熊本県の杖立温泉に行ってきた。 温泉が目的だったため予約した時は知らなかったのだが杖立温泉は鯉のぼりまつり期間中につき大変混雑するようで、宿からも早めにきたほうが良いとわざわざ連絡をいただいた。 九州自動車道 鳥栖JCT付近で渋滞に巻き込まれてしまい、杖立温泉に着いたのがお昼の12時前後だったのだが、杖立温泉が大変は混雑でそこから車を駐車するまでにさらに2時間もかかってしまった。鯉のぼりまつり期間中に日帰りで杖立温泉に行くことを計画されている

          温泉紀行(源泉掛け流し風呂が24時間完全貸切になる宿:杖立温泉 四季の宿 わかのや)

          酔いどれ紀行(本場下関で食べるふぐのフルコース:たまや本店)

          一年の労を労うためにひとりお疲れ様会をセルフ開催した。 最初はどこか源泉掛け流しの温泉でもと考えていたのだが年末近いこの時期は一人客を受け入れているところも少なく、それなら食に全振りしようと考えたのだ。 しかし何を食べる? どうせなら普段食べないものが良かろうと頭を捻ってみる。散々悩んだ結果下関にふぐを食べに行くことにした。 下関のふぐは有名だが、かといって山口県民の食卓にふぐが出てくるかというとそのようなこともなく(下関は違うかもしれないが)。思えばお店でちゃんとし

          酔いどれ紀行(本場下関で食べるふぐのフルコース:たまや本店)

          酔いどれ紀行(指宿で美味しかったお店:日本料理 日高)

          開聞岳に登った後温泉にも入り残すはビールで喉を潤すだけ。 そんな私が向かったのは事前に予約しておいた「日本料理 日高」さん。 とりえあずビールを注文しメニューと睨めっこ。魚や肉をメインに気になった料理を注文したのだが、これがどれも美味しかった。お酒も一通り揃っており満足度の高いひと時を過ごすことができた。 指宿は短い滞在期間だったが飲食店の当たり外れが結構大きかった。失敗したくない方には「日本料理 日高」を強くお勧めしておく。 ご馳走様でした。

          酔いどれ紀行(指宿で美味しかったお店:日本料理 日高)

          登山紀行(日本百名山:開聞岳)

          指宿温泉に投宿した翌日に開聞岳に登ってきた。 JR指宿枕崎線で指宿駅から開聞駅まで移動し、そこから徒歩で開聞岳登山口まで向かう。 開聞岳は鹿児島県の薩摩半島の南端に位置する標高924mの火山である。周囲に山のない独立峰となっており下から見上げるだけでも気持ちの良い山だ。薩摩富士と呼ばれるのも納得である。 頂上にトイレはないので山麓の公園で済ませておくのが良いだろう。 登山道は階段なども少なく山歩きが楽しい山だと感じた。最初は歩きやすい小径が続くのだが頂上に近づくにつれ

          登山紀行(日本百名山:開聞岳)

          温泉紀行(砂むしで有名な指宿温泉:砂むし会館 砂楽)

          日本百名山が一つ開聞岳に登りに行ったのだがその時に指宿温泉に投宿した。 なかなか鹿児島くんだりまで来ることもないので山に登るだけでなくこの地域の温泉も体験したいと考えたのだ。 指宿温泉までは最寄りの新幹線駅から鹿児島中央駅まで移動した後、列車で1時間ほどかかる。この日は天気も良く、車内の雰囲気や車窓を流れる風景など普段乗っている列車のものよりも幾分のんびりしたものに感じた。 指宿駅に着くと近くのラーメン屋で腹を満たしたあと(個人的にちょっとイマイチだった)、砂むし会館ま

          温泉紀行(砂むしで有名な指宿温泉:砂むし会館 砂楽)

          温泉紀行(川棚温泉にある自家源泉掛け流しの宿:小天狗)

          山口県下関市の川棚温泉にある小天狗に宿泊してきた。 15時にチェックインすると早速温泉へ。 泉質は含弱放射能・ナトリウム・カルシウム・塩化物温泉。ラジウム含有量は全国6位とのことだ。泉温は約44℃で加水なし加温なしの源泉掛け流しとなっている。 内湯と露天風呂があり、外気に触れる分露天風呂の方が内湯よりも湯温は少し低くなっていてこれが抜群のぬる湯になっており、内湯と露天風呂の交互浴をエンドレスに満喫することができるというわけだ。 さらさらした無色透明な湯はほぼ匂いなし。

          温泉紀行(川棚温泉にある自家源泉掛け流しの宿:小天狗)

          酔いどれ紀行(松山市で食べる絶品焼き鳥:TORiZO)

          道後温泉に来ているのだが、素泊まりなため外食に出かけた。 気になるお店は事前にリサーチ済み。ただし予約は入れてなかったため入れるかは運次第といった感じだ。 道後温泉駅から大街道駅まで路面電車で移動し、開店時間まで適当に時間を潰した後いざ目的の焼き鳥屋、TORiZOさんへ! ガラリと扉を開けて入店。 私「こんばんは、1名なんですけれどー。」 店主「ご予約のほうは?」 私「すみません、予約はしてないです。」 店主「今日はちょっと予約で満席なんですよ、ごめんなさい。」 私「

          酔いどれ紀行(松山市で食べる絶品焼き鳥:TORiZO)

          温泉紀行(道後温泉本館と同じ泉源を貸切で堪能できる宿:常磐荘)

          休日を利用して道後温泉に行ってきた。 山口県柳井市にある柳井港からフェリーに乗って愛媛県松山市の三津浜港まで行くルートを利用した。乗船時間は約2時間半、往復運賃が約8000円だ。車両運賃は別途かかるので注意されたし。 昼前に三津浜港に到着。軽めに何か食べるかと三津浜港近くの「港の食卓 mesa」というお店で昼食をとることにした。店内は女子会で大繁盛といった感じだ。 簡単にパスタで済まそうとかと思ったのだが、席に案内された時にランチはコース料理しか提供していないことを知ら

          温泉紀行(道後温泉本館と同じ泉源を貸切で堪能できる宿:常磐荘)

          温泉紀行(山口県東部で貴重な源泉掛け流し温泉:SOZU温泉)

          山口県西部には長門湯本温泉、湯田温泉などの有名温泉地や湯治で名高い俵山温泉などがあるのだが、東部となると温泉がめっきり少なくなりほとんどが循環式の温泉になってしまう。 そんな山口県東部において唯一源泉掛け流しで入れる温泉がある。山口県岩国市錦町にあるSOZU温泉だ。 今回はそんなSOZU温泉に行ってきたので紹介しよう。 山の中にあるためアクセスは基本的に車になってしまうが、ゆっくりする時間があるのなら「とことこトレイン」というトロッコ遊覧車が錦川清流線錦町駅からそうづ峡

          温泉紀行(山口県東部で貴重な源泉掛け流し温泉:SOZU温泉)

          温泉紀行(湯本温泉でゆっくり過ごせる宿:原田屋旅館)

          前回の続き 恩湯を満喫したあとは宿のチェックインまで辺りを散策してみた。 目についたのは巨大な貯湯ベース。そばには湯本温泉の配湯の仕組みについての説明板もあった。これを見る限りほとんどの旅館は配湯センターからの湯を使っているものと思われる。 ぐるりと周辺を歩き終わるといい時間になったので、本日投宿する原田屋旅館に向かった。玄関を入ると着物姿が素敵な気さくな女将さんに出迎えてもらった。原田屋旅館は土日祝日も一人客を受け入れている大変ありがたい旅館で比較的リーズナブルに宿泊

          温泉紀行(湯本温泉でゆっくり過ごせる宿:原田屋旅館)

          温泉紀行(神様からのお告げにより発見された神授の湯:長門湯本温泉 恩湯)

          台風6号がちょうど山口県に再接近している日に山口県長門市の湯本温泉に行ってきた。 湯本温泉というと星野リゾートの参入で街並みが様変わりしたとニュースで耳にしたことがある。そうした変化に伴い、湯本温泉のシンボル的な公衆浴場の「恩湯(おんとう)」は再建リニューアルされ、「礼湯(れいとう)」は閉湯してしまったようだ。 まずは再建リニューアルされた「恩湯」に行ってみることにした。長門湯本温泉駐車場から竹林の路を降りるとすぐ左手に目的の恩湯がある。 恩湯は加温することもあるのだが

          温泉紀行(神様からのお告げにより発見された神授の湯:長門湯本温泉 恩湯)

          温泉紀行(1300年前の開湯時からの源泉を利用している高温泉:泉薬湯温泉津温泉元湯)

          昼休憩を挟んで薬師湯の向かいにある元湯に行ってきた。こんなに近いのに薬師湯と元湯で源泉が異なるのも不思議である。 元湯は明治5年の浜田地震で湧出し始めた薬師湯より歴史が古く、なんと1300年前には開湯していたと伝えられている。その時の源泉が今も使われているというので驚きである。 泉質はナトリウム-塩化物温泉。源泉温度は約50℃。加水なし加温なしの100%源泉掛け流しとなっている。 番台のおばちゃんから初めての人用に入浴の仕方が書かれた紙をもらう。「熱い湯」、「ぬるい湯」

          温泉紀行(1300年前の開湯時からの源泉を利用している高温泉:泉薬湯温泉津温泉元湯)