【入社エントリ】 フルリモートワークのプロダクトエンジニアとしてジョインしました
2024年10月からプロダクトエンジニアとして運送管理SaaSとコンサルティングを提供しているアセンド株式会社で働き始めました。1ヶ月間のオンボーディングを終えて、会社の雰囲気や仕事の進め方についても徐々に慣れてきました。今回は入社エントリということでアセンドにおけるフルリモート開発がどのように行われているかについてもお伝えできればと思います。
経歴
事業会社のスマホアプリの開発ディレクターからキャリアを始め、UXリサーチャー,プロダクトマネージャーを経験し、途中からソフトウェアエンジニアに転身。前職ではアジャイルかつフルサイクルな開発を推し進めていました。現在は石川県からフルリモートで働いています。
アセンドに入社した経緯
アセンドを初めて知ったのはProduct Engineer Nightというイベントでした。Product Engineer Night はプロダクト志向を持つエンジニアたちが集まり、知識と経験を共有しながら互いに学び合い、議論を深めることを目的としています。面白そうなイベントだなと思いつつも、オフライン開催しかなかったため参加を断念していました。この時点ではそもそもプロダクトエンジニアという職種を知らなかったのですが、CTO丹羽が書いた記事を読んで自分自身の志向性とめちゃくちゃフィットするなと感じていました。
また、TSKaigiやCTO丹羽の発表資料などを通してアセンドについて知ることができ、下記について魅力的に感じていました。
Full-Stack TypeScript
プロダクトエンジニアという働き方
緊急性の高い重要な社会課題への取り組み
特定ドメインにおけるVertical SaaS
基幹システム
実際に転職活動を始めた際に採用サイトでアセンドの求人票を見たのですがフルリモートワーク可能とは書かれていなかったので、「多分難しいだろうな」と思いつつ興味ありボタンを押しました。結果的にはCTO丹羽とカジュアル面談をする中でお互いに求めるものが一致したため副業をすることになりました。その後、副業を踏まえてオファーをいただき、初めてのフルリモートワークエンジニアとして入社することに決めました。CTO丹羽からは「地方在住だからという理由で、坂本さんと一緒に働けないのは勿体無い」といったメッセージをいただき嬉しかったです。
アセンドで働いてみて感じたこと
物流業界の問題を解決するという熱量の高さ
同期入社の前原さんの記事でも触れられていますが、物流業界は2024年問題という「労働時間が短くなることで輸送能力が不足し、モノが運べなくなる可能性」に直面しています。
これに対し、アセンドは運送会社向けの運送管理SaaSとコンサルティングを提供しており、この問題の解決を運送会社側から進めているプレイヤーになります。ロジックスを導入することにより、現場業務の効率化に伴うコスト削減と、経営管理の高度化に伴う売り上げ改善を実現できます。また、政・官・民が一体となり、物流業界の変革・前進に向けた議論や活動を実施する「日昇会」といった取り組みを進めるなど、本気でこの問題を解決しにいっています。
日々当たり前のように荷物を受け取っているわけですが、必要な時に必要なモノが届かなくなっていくと思うと普通に困ります。自分の子供が大人になっていく過程でそんな世界にはしたくないなという気持ちがあります。
経営に対する社員の我が事感が圧倒的に強い
株主定例や全社定例などに参加してみて、経営に対する社員一人一人の我が事感が圧倒的に強いなと感じました。経営の数値に関しては社内でオープンにされています。事業戦略や数値に対して自分の仕事がどのように影響を与えるのかといった点を前提に置いた会話がなされていることにアセンドの一体感と強さを感じました。
メンバー間で率直に意見を伝えられる文化
メンバー間の相互評価や仕事を進める上でのやり取りについても率直に意見を伝えられているように感じました。上記を実現するには土台となる信頼関係が必要だと思いますが、毎日社員が調理した夕食をみんなで食べる「アセンド食堂」というイベントがあったり、「アセンド祭り」という四半期ごとの合宿形式で腹を割って話せるイベントがあり、そういった体験を一緒に経験することで信頼関係が醸成されているように感じます。
フルリモートワーカーとしての働き方
アセンドにはオフィスと常時繋がっているZoomがあるので、基本的にはそこにつなげて仕事をしています。オフィス全体の様子を見ることができるので一緒に働いている感が高まります。同僚のエンジニアが環境を整備してくれました。ありがたいですね。
MTGの際にはSlackのハドルやZoomを用いることが多いです。また、月に1度全社飲み会があるのでその日は出張しています。
フルリモートワークをやってみて意外だったのが、営業やCSメンバーは全国に出張に出かけていることが多く、開発の仕様検討MTGでは自分以外のメンバーもオンラインで参加することがあるので、意外と自分だけがフルリモートワークをしている感覚にならないという点です。また、体調不良や子供の世話など理由があれば、その日はリモート勤務に切り替えることもできるのも良い制度だなと思いました。
オフィスメンバー間の口頭で話したことはSlackやNotionに残すなど会社としてフルリモートワーカーが働きやすいように配慮してくれるのも非常に感謝しています。とはいえ、自分自身もフルリモートワーカーとしてオフィスメンバーが仕事をしやすいように意識・工夫するべきだなと考えており、以下のような取り組みをしています。特に普段「アセンド食堂」に参加できない分、自分からコミュニケーションを積極的に取る必要があると考えています。
オンラインMTGにおける顔出し
オンライン側に対する配慮への感謝の表明
非同期コミュニケーションにおける素早い返信
1on1でメンバーの人柄や仕事内容を知る
今回の入社では「フルリモートワークエンジニアとしてのロールモデル」を期待されているので、今後入社される方が活躍しやすくするためにも引き続き働きやすい環境の整備など進めていきたいと思います。
プロダクトエンジニアとしての働き方
アセンドのプロダクトエンジニアは展示会でプロダクト説明を担当したり、SalesやCSと一緒に同行してお客様に会いに行ったりとフットワーク軽めでドメインにディープダイブする文化が特徴的です。
現在はプロダクトエンジニアごとに担当領域が決まっており、個々のメンバーの裁量が大きいため、「ヒアリング → 要件定義 → UIデザイン → 開発」の一連の流れを素早く実行しています。今のところUIデザイナーがいないので、エンジニアがUIデザインも担当するというのが特徴的かもしれません。また、領域ごとにプロダクトマネージャーがいないので、プロダクトエンジニアがプロダクトマネジメントを担う割合がかなり大きいと感じます。具体的にはプロダクトエンジニアがロードマップを策定し、CPOとやり取りしながら担当領域の舵取りをする形で進めています。
自分自身も新規事業として車両管理領域を担当することになり、他メンバーと一緒に要件定義やUIモックの作成を進めています。先日は愛知県まで出張し、ロジックスご利用ユーザーであるmirai計画さんに現状の車両管理についてヒアリングすることができました。今後はUIモックを元にフィードバックをもらいつつ、業務装着度が高いプロダクトに仕上げていきたいです。
総じてユーザーに対する提供価値について一歩踏み込んで考えようとする姿勢を持つメンバー達と一緒に働けて楽しいです!今後、エンジニアの人数が増えて複数人で同一の領域を担当する際には、自身のアジャイル開発の経験などを活かして貢献できればと考えています。
※これまでのキャリアは「ユーザーに喜んでもらうために様々なことができるようになりたい」という思いで意図的に職域を広げてきたのですが、ここにきてプロダクトエンジニアとして結実したように感じています。
最後に
アセンドではプロダクトエンジニアを募集しています!
地方在住でも問題ないのでフルリモートワークで働きたい方からのご応募もお待ちしています!