ここ最近は、ヒトコワ系の話ばかり書いていたので、たまにはそうじゃない怖い話を書いてみたくなって、書きました。 やや長くなってますが、短編です。すぐ読み終わります。 読んでいただけたら嬉しいです。 最近、言葉が出てこない病に罹患してしまったのか、パソコンに向かっても一行も書き出せずに苦しむことが多かったのですが、これを書いている時は、なんか久しぶりに言葉が次から次へと湧き出してきて、なかなか気持ちよかったです。 このくらいのペースで日々書いていくことができたら、一ヶ
今回は、私の実体験ではないのですが、人から聞いた話をベースにして、多少脚色して書き上げています。 私の知り合いで、介護関係のお仕事をされている方がいて、勤務中にこういうことがあったっていう話を実際に聞いたんですけど、いや、どうなんでしょうね。 ニュースとかでよく、介護施設での虐待の話は聞いたりすることがあるんですが、そういうのの裏に隠れてこういうことをやっているスタッフが中にはいるんだろうなーと思って、ちょっと肝が冷えました。 お盆なので、幽霊とか呪いとか、そっち
今週も、ちょっと思いついたので、さくっとショートショートを書いてみました。 私が昔働いていた職場では、昼休みになると保険のおばちゃんがそこら中ウロウロしていて、彼女たちとはなるべく目を合わせないようにしていたんですけど、それでもしょっちゅう絡まれたりしていましたね。 ああいうのに関わって、契約したことなんて一度もないんですけどね。 もしも関わるとしたら、こんな感じかなと想像を膨らませて書いたら、怖いお話になってしまいました。 厭ですね、こんな人。 というわけで
今年度に入ってから、私生活に割ける時間に余裕が出てきたので、長編を書き始めています。 とは言え、今まで書いたことのないボリューム感の文章なので、書いても書いても前に進まない。そもそも進んでいるのか止まっているのか、はたまた逆戻りしているのかすらわからなくなってきたので、ちょっと気が滅入っています。 そこで気分転換に、軽いものを書いてみようと思って、だだっと書き出してみました。 楽しい。ショートショートばかり永遠に書き続けていたい。 その、今書いている長編というの
4話構成の短編ホラーを書いてみました。 流行りのモキュメンタリーっぽいやつなのですが、読んでいただけると嬉しいです。 いや、でも、やっぱり流行ってますよね、実録風のホラーって。 最近だったら「近畿地方のある場所について近畿地方のある場所について」だったり、もっと前にも「ほねがらみ」だったかな、どちらもカクヨムで連載していて書籍化までいったやつですよね。 複数の話(伝聞や新聞記事やネットの投稿など)を時系列ばらばらに散りばめていって、それらが一つの話に収束していくス
いつも地獄の底を這い回るようなどうしようもないお話ばかり書いているので、たまには切ない感じを出してみようと思って、そっち方面を狙ってみました。 こんなことしてくる奥さんいたらまじで怖いですけどね。
家で15年ほど使っていた給湯器が故障したので、それを交換したという話です。 給湯器の故障がわかって交換するとなった時に、主に価格面で色々と疑問に思うことがあり、ネットでいろいろと調べてみたのですが、あまり情報が出てこずになかなか苦労しました。 そこで今回、私が経験した給湯器交換にまつわる色々な話をまとめて記載して、ネットの海に流しておこうと思います。 給湯器からエラーが… 先月くらいから、浴室でシャワーを使っていると、リモコンのパネルに「440」という数字が点滅表示さ
先週に引き続いて今週もひとつ小話を書いたので投稿しました。 だんだんと文字数が短くなってきているような気がしていて、こうなったら短さの限界にチャレンジしてみたいなという気持ちになってきています。 ツイッターの文字数制限が140文字でしたっけ? その縛りで短い話を書いて淡々と投稿している人がいますけど、自分もそういうの目指していきたいなと思います。まぁ息抜きですけどね。 自分の中で、こういう「短さへの流れ」というのはここ数年でだいぶん進んだみたいで、最近はYouTu
長編を書こう書こうと思いながら、ついついショートショートに手を出してしまう病気にかかってしまいました。 というわけで、また新しい作品を投稿しました。読んでいただけたら喜びます。 この間、知り合いから実際にこういうことがあったという話を聞いて、それを元ネタにしています。最後のオチは自分でつけ加えましたが。 あーそれにしても、なんで長い話が書けないんだろう。 例えば、10万字の話を書くと決めたのなら、そこから逆算して一日2000字をノルマにして、50日かけて全体を仕
昨日から、ショートショートを2本書いて公開しています。 ホラーというか、不思議系の話かな。 実はこの2本の話は、表裏の関係になっています。 前者が「異常な世界にいると思っていたら、実は異常なのは自分の方だった」というオチになっているのに対し、後者は「自分が異常なんだと思っていたら、実は世界の方が異常だった」というオチに帰着しています。 どっちもラストでひっくり返すんですけど、落とし方が真逆の構造になっているのが面白いなと自分でも思っています。 さてと、ショート
前からずっと気になっていて、やろうやろうと思っていたゲームを、このお盆の期間中にやっていた。 「Firewatch」というゲームなのだが、もうかなり以前に発売されたゲームなので、語り尽くされてる感がすごいのだが、この際自分も語っておきたい。 噂通りというか、クリアした後の余韻がなんとも言えないゲームだったので、どう説明すればよいのか正直よくわからない。 ストーリーを簡単に説明すると、主人公はヘンリーという名の人生に疲れたオヤジで、森林火災監視員?だったかな、なんかそ
夏だし、お盆だし、ホラー小説のようなものを書いてみました。 短編です。 先日、お友達の方から事故物件にまつわる興味深いお話をいくつか聞かせていただいたのがきっかけで、そこから自分なりに話を膨らませて小説に仕上げていきました。 ホラーというと、ヒトコワ系の話は以前書いたことがあったんですが、幽霊が出てくるやつは今まで一度も書いたことがなかったんですよね。 なんとなく自分の中では、幽霊が出てくる話より、人間が怖い系の話の方が恐怖感の絶対値は高いと感じていて、今まで幽霊
子供の頃のことだ。 母親と二人で会話していると、よく父親の愚痴を聞かされることが多かった。そんな時に、ふと「どうしてお母さんは、お父さんと結婚したの?」と尋ねてみたことがある。 それに対する母の返答は、「見合いで周囲から強く薦められてね、本当は断るつもりだったんだけど、断り切れなくて……」と、苦笑いしながら語尾を濁していた。 自分の人生の大半を決めるような決断を、周囲からの圧に耐えきれない形で、押し切られてしまう。そんなことがあるのか、と当時は思っていた。だが、父母く
うちで一緒に暮らしている猫は、元は保護猫だった。 今から14年前のことだ。とあるスーパーで働いていたパートのおばさんが、ある日、スーパーの施設内の物置のような狭いスペースに、可愛らしい子猫が3匹閉じ込められているのを発見した。 どうしてこんなところに閉じ込められているのだろうと思って、その付近にいた人に事情を尋ねると、そのスーパーの警備員のおっさんが「こんな猫、閉じ込めといたらええねん。そのうち死んでまうわ」と言い放ったという。 世の中には、猫好きな人がいれば、猫が大
昔、勤めていた会社に、面倒な先輩がいた。 どう面倒なのかというと、職場の若手社員を集めて、飲み会をするのが好きな人で、しょっちゅうそういう飲み会を自分で開いては、後輩に説教したり、自分語りに花を咲かせたりと、相手をさせられる方からすれば実に迷惑極まりない、そういったタイプの面倒くささだ。 いつだったか、その先輩が結婚した時に、「俺の幸せな家庭を、職場の皆に紹介する」という企画を立てて、休日に後輩数名を集めて焼き肉を振る舞うということを、その先輩がやったことがあった。本当
先週、学生時代の友達と久しぶりに電話で話していて、こんな話を聞いた。 その友達が今勤めている会社で、ある日の勤務時間でのこと、ある同僚が上司から激しく叱責されているのを目撃したという。傍目から見ていても明らかにパワハラだと思われる出来事で、周囲の人たちも、これはヤバいのではないかと正直ハラハラしながら、それでも見て見ぬ振りをしていたらしい。 それで、その叱責されていた人が、その日の夕方から居場所がわからなくなってしまって、周囲の人たちで探そうかという話になっていた矢先