問題解決のために出来ること
・いろんな問題が山積している
・だけど個人で対処できるものには限界がある
・なので全員からお金を集め社会保障や公共事業に再配分する
・だから投票が大事
上記は社会を生きる上で大切な考え方を単純化したものです。
これらよりもまず芸能人の不倫ニュースなどに飛びつくような人たちは、端的に言って思考が狂わされていると思います。
これを「スピン報道」などと指摘すると「陰謀論者かよw」などと脊髄反射で嘲笑する人もいて、思考停止の害悪さは広まる一方です。
■SNSの承認欲求BOTたち
解決できない問題に対してあきらめてしまい、手が届く範囲の小さな出来事にちょっかいを出す。
そうすることで自身の無能さは見ずに済み、正義を振りかざせるため自己顕示欲も満たされます。
SNSの発展によりこうした振る舞いが低コストで高リターンとなったため、自己評価が低く承認欲求に飢えている人ほどSNSにはまっていく、というのは評論家の宇野常寛氏のご指摘です。
誰かを小馬鹿にすることで束の間の承認欲求を得る。
そんなことをしていても問題が解決されることなど絶対にあり得ません。
その証拠に散々叩かれる不倫はいつまでも無くならないでしょう。
個人間の問題にまったくの他人がああだこうだ言ってるだけだから当たり前と言えば当たり前ですが。
以前このような記事を書きました。
「んで、それ誰が担うの問題」では問題解決の不可能性についてつづりました。
なので今回はそれに反し、問題解決の可能性についてです。
■もし山賊が村にあらわれたら
冒頭に挙げた投票が大事な理由。
例えば村が山賊が襲われてしまうとしましょう。
山賊を追い払うために警備を雇う。
個別で雇うのは大変ですし、村人全員が雇ったらすごい人数になってしまいます。
なので村でお金を集め、そのお金で警備員を雇う。
みんなのお金を何に使うか、余ったお金をどうするか、などを全員で決めます。
村の場合は人数が少ないため話し合いや決定を全員で実行できます。
ですがこれが日本全体となると、問題の数も深刻さも緊急度も、何もかもが違うため、日本国民全員で話し合うことなど出来ません。
そのため代表者を選び、その代表者に口を出したり決定したりすることを代理してもらいます。
この代表者がいい加減な人物だったり、嘘つきだったり、税金を盗むような人だったり、偉い人の言いなりになって国民の生活など無視するような人だったり、海外にばらまいて日本のためには使わない人ではダメなわけです。
「みんなのために行動してくれる代表者を選ぶ」というのが大事です。
どこに所属しているかどうか、ではありません。
立派な人物かどうか、自分の目と頭脳でもって決めるのです。
■決めるために得る情報
代表者を決めるためには情報を得なければなりません。
顔や知名度で選んではいけません。
テレビばっか出てれば当選できる、ということになると、政策を考えたりしなくなっちゃいますからね。誰とは言いませんけど。
そしてみんなのお金がどのように使われているのかチェックすることも大事です。
マスコミはもう報道機関ではなく、ただの広告代理店です。
マスコミが流してくる無料の情報は、無料であるだけの理由があります。
テレビのCMも同じです。お金がかかっているものが無料で見れるということは、別の部分でお金を調達できている、ということです。
そして広告主がお気に召すような、怒り出さないようなものが作られていきます。
それを見るのが我々です。
無料で得られる情報にはそれなりの価値しかありません。むしろマイナスに働く場合もあります。例えば健康被害とか。財産が減るとか。分断化が進み格差が拡大するとか。
なのでお金や労力を使って得る情報に触れましょう。
それが正しいかどうかは判別が難しいですが、お金を出して得た情報に触れた体験が大事です。
世間に流されているような情報とは正反対なことを訴えているな、とか。
複数の視点を提供してくれるから判断材料が増えたな、とか。
■まとめ
問題解決は難しいです。
ですがこのままではいけない、ということも分かり切っています。
なので何かを変えなければなりません。
まずはタダで見れる情報から距離を取りませんか?
SNSで流れてくる情報を何時間眺めていても何も問題は解決しません。
イライラだけが溜まっていき、問題はスルーされていきます。
「こんなことはおかしい!自分は間違ってない!」と確認するだけで満足する人生なんてむなしいでしょう。
社会問題を取り扱っている作品を見るとか、トークイベントに参加するとか、有料のニュース動画を閲覧するとか、何か行動してみることが大事だと思っています。