トラクターに愛を込めて
さかもっちです。4/9は「春耕」作業でした。「田起こし」とも言うそうです。春耕の意味と具体的な効果などについてはこちら↓を参照。
https://www.kubota.co.jp/kubotatanbo/rice/germination/tilling_01.html
今回は、「農作業」と言われて誰もが思い浮かべるトラクターの運転に、複業Pメンバーの数名(立候補制!)でチャレンジしました。
◆今回学んだこと、考えたこと
しまった!エンジンの掛け方を教わってなかった~
トラクターが横転して下敷きになったら、誰にも助けを呼べない
トラクターに愛を込めて
1. しまった!エンジンの掛け方を教わってなかった~
さあ、待ちに待ったトラクターの運転!まずイソップさんが見本を見せてくれました。
そんなに難しくなさそう。5人くらいで順番に1列ずつ運転していきます。
小一時間ほど代わる代わる運転をした後、みんなで育苗ハウスに行こうということになりました。私は数日前にお手伝いで水撒きもしたので、今回はいいかなってことで、少し早いけど引き上げようかなと思ってたら、イソップさんの視線を感じます。
改めて田んぼを見返してみると・・・あ~まだ春耕全部終わってないわ。これ、残りをイソップさんがこの後作業しなきゃいけないんだろーな・・・ということで、「やりますオーラ」をイソップさんに向けて発したら、
イソップさん 「さかもっち、残りやれます?」
私 「あ、いいですよ、やっときまーす!」
ということで、私以外のメンバーは育苗ハウスに移動。残された私は、いそいそ&ワクワク、再びトラクターにまたがりました。
「さーて・・・あれ?エンジン掛かってないわ。あ、このキーを時計回りに回せば掛かるよね、きっと。・・・あれ、掛かんない。おかしいな。なんかコツがあるのかな?うーん、わからん。」
・・・と右往左往するも、一向にエンジンは掛かりません。
「おかしいな、さっきまで動いてたから、調子悪いってことないしな。やべー!『やっときます!』って引き受けといて、イソップさんが帰って来て、「エンジン掛かりませんでした」は、かなりショボいよな~。うーんどうしよう、イソップさんに電話しようかな。」
冷静になって、よくよくトラクターの周りを見てみると、ちゃんとエンジン始動の手順が書いてありました!(笑)。ちゃんと読めってハナシですね。以下の手順でようやくエンジンが掛かりました(汗)。
①まず反時計回りに「TS」の方にひねる
②ひねったまま15秒待つ
③時計回りに「START」の方にひねる
2.トラクターが横転して下敷きになったら、誰にも助けを呼べない
エンジンさえ掛かってしまえばこっちのもんだってことで、順調に田起こしを進めていきます。
ところで、我々の田んぼは真上から見るとこんな感じ。真四角じゃないんです。
で、田植えの時も、稲刈りの時もそうだったんですけど、外周部分とそれ以外でまず分けなきゃいけないのと、機械を入れる場合、いかに効率的な一筆書きで終えるかってことが課題なのです。
ということで、今回の春耕時のトラクター捌きにも同じことが言えまして・・・
今日は田んぼの手前側からトラクターを掛けていったので、奥に行けば行くほど、段々鋭角三角形な感じに未耕部分が残されていくわけで。
徐々にどんなトラクター捌きになるかというと、どんどん直線距離が短くなり、ターンが増えてくるっていう・・・え、ちょっとこれ、正しいんだっけ???
はい、間違ってました。途中で気づいて、直線を左右で折り返すんじゃなくて、未耕部分を一筆書きで外側から内側へ~
おまけに、この日は気温が20度以上あり、乾燥で耕す前の土が結構硬くなってきており、ターンするときに気のせいか、トラクターが外側に傾くようになってきてました。まさか転倒とかないよな・・・と思いつつ、そういえば昔、川でカヌー初めてやってチンした(ひっくり返った)後のリカバリーの方法を教わってなくて、大変な目にあったことあるな~とか思い出してきて、気づいたらターンするとき、カラダをトラクターの傾きと反対方向に傾けている自分がいました(苦笑)。
まあそれでもどうにかこうにか、外周も含めて一通り耕し終え、ひとり「シゴトしたぜ」感を満喫していたところにイソップさんとえはらっちが到着。
私 「Mission Completed です!」
イソップさん 「え~ありがとうございます!じゃあチェックしますね」
さて、イソップ・チェックの結果は・・・
3.トラクターに愛を込めて
イソップさん 「あの、デコボコのところはどうしたんですか?」
私 「あ、そこターンしたとこです」
イソップさん 「・・・」
私 「ああいうところも、均した方がいいんですかね?」
イソップさん 「あ、大丈夫です。ボク後でやっとくんで」
私 「・・・」
初めてのおつかいは、結局イソップさんの手間を増やしてしまう結果とあいなりました。なぜこんな結果になったかというと、
一筆書きがイケてなかった
ターンするときの思いやりが足りなかった
特にターンについては、ターンするときに一回ローター(トラクターの後部に着けている回転するやつ)を上に上げるんですが、上げたときにローターについた土がドサッと落ちて山を作ったり、ローターをおもむろに上げると、穴が開いたままになったりするから、だそうです。
じゃあどうすればよかったのか?!イソップさん曰く、
最初にどういう風に一筆書きをして作業を終えるかをデザインする
ローターを上げるときは、少し余裕を持って回し切ってから、ゆっくりと(レバーを徐々にやさしく)上げる
とのこと。うーん、勉強になりました。