今日は日本の鍼灸(しんきゅう)、按摩(あんま)について書いてみたい。
江戸時代から明治、大正、昭和の初期までは、鍼灸(しんきゅう)、按摩(あんま)は主に視覚障害者の職業であった。しかし、戦後は晴眼者(せいがんしゃ)も鍼灸や按摩、マッサージ、指圧等の業界に参入するようになった。特に鍼灸の分野では、圧倒的に晴眼者が多くなった。
しかし、按摩、マッサージ、指圧については視覚障害の方がけっこう活躍されている。
何故、このような記事を書くのか不思議に思われる読者の方も多いかもしれない。
それは、東洋系の占術と鍼灸や按摩が同じ思想によって、支えられたものだからである。
占いも東洋医学も中国の「陰陽五行説」が基本にある。この思想は難解でなかなか理解できない。しかしながら、東洋医学と占いが同じ思想によって成り立っているという事実は、非常に興味深いものがある。また、漢方薬や薬膳(やくぜん)もこの思想を根本としている。
筆者は挫折をしたが、
このような世界観が存在し、様々なものに影響を及ぼしていることを知ってほしい。もし、可能であれば占いや鍼灸、按摩、薬膳、漢方等の世界を覗いてみてほしい。
しかし、筆者は鍼も灸も苦手である。施術を受けたことはあるが、やっぱり、ちょっと怖い。