「運がいい」の正体
私はおそらく運がある。ついているなぁ、引きがいいなぁと思うことが多い。
そして周りからも「坂牧さんって、なんでそんな運いいんですか?」と聞かれることも多い。
いつもなんででしょうねぇ?と答えているが、せっかくなので理由を考えてみた。
考えてみて気づいたのは「運がいい」という状態は作れるのかもしれないということ。
そして自分が、無意識のうちにその行動をしていたかもしれないということ。
今日は私が考える「運がいい」の正体、そして「運がいい」状態の作り方について書いてみたい。
1,「運がいい」の正体
これは結局、自分にとって必要な「ラッキー」な出来事を選び取る力のことだと思う。
もっと言うと、結局行動の「量」を増やすとともに、自分にとって必要な出来事と遭遇する確率を上げること。
運を理詰めで考えるなと言われてしまうかもしれないが、これが「運がいい」という言葉の正体だ。
こう考えるとある程度「運がいい」状態を意識的に作ることができると思う。
ここからは、坂牧流「運がいい」状態の作り方を書いてみよう。
2,ビジョンを明確に描くこと
ひとつめはこれ。実現したい未来、つまりビジョンを明確に描くことだ。
これを描けば、ロードマップ上の「必要なピース」が分かる。
そして、「捨てるべきピース」も分かる。
これが重要だと思っている。
皆さんも「こんなこと滅多にないから…」と珍しいこと、美味しい話に飛びついて、結局後悔したという経験はないだろうか?
それは「自分にとって必要か、必要ではないか」という判断ができていないからだと思っている。
ビジョンが明確に描ければ、そんなこともなくなる。
目の前に急に現われた珍しい出来事が自分にとって必要かどうか判断できるし、必要ないと判断できたら、そのピースを迷いなく捨てられるようになる。
そうすれば、物事が複雑化せずに、無駄な時間を使わずに、素直にビジョンを追い求めていける。
必要なことだけに集中できるから、自分にとって必要なことに出会える確率が上がるのだ。
3,描いたビジョンを伝え続けること
ふたつめは、描いたビジョンを周りに伝え続けていくことだ。
ビジョンを周りに伝え続けていたら、その運を引き合わせてくれる人が出てくるからだ。
積極的に協力してくれる、親切な人も出てくるかもしれない。
他の人の話を聞いて「これ、坂牧のところとシナジーあるんじゃない?」とつなげてくれる人もいるかもしれない。
または、伝えたビジョンを覚えていなくても、無意識的に「なんとなく仲良くなりそうだから」と引き合わせてくれるかもしれない。
とにかく、周りの記憶に残るくらい(できれば潜在意識に刷り込まれるくらい)ビジョンを伝え続けることが大切なんだと思う。
4,今自分がやっていることを楽しいと自覚すること
抽象的な話になるが、今自分がやっていることを「楽しい!」と自覚できることも大切だと思っている。
ひとつ、ある人が言っていた言葉を紹介しよう。
「美味しいものを美味しいと思うことなく、お腹を満たすためだけにただ食べるのは、エサを食べていることと何ら変わらない。」
世界には、空腹を満たすための食べ物すら満足に得られない人がたくさんいる中で、世界中の多くの人を魅了する美食の国=日本に生まれ、育った幸運と向き合おうとしない「貧しさ」について指摘した言葉だ。
私はこの考えに共感した。
自分の捉え方で出来事の価値は変わる。
かける時間は変わらなくても、プラスの感情で捉えれば出来事の価値は高くなる。
人は価値があると自覚したことにしかアンテナが立たない。
逆に価値があると自覚できれば「自分にとって必要な、ラッキーな出来事」に、気づく確率も上がる。
それを増やすために、今の自分がやっていることをまずは楽しいと思おう。
「自分は運がない」と思っている人は、実は出会っている「ラッキーな出来事」に気づくことなく、見過ごしてしまっているのかもしれない。
5,多動すること
とにかく動く!人に会いに行く!
これはそれ以上でもそれ以下でもない。
ただし、ひとつだけ注意点がある。
無駄なことはしなくてもいいということだ。
自分が求めている人に会いに行けばいい。
求めている人がいそうな場所に行けばいい。
そうではないところには行かなくていい。
この判断は、ビジョンが明確に描けていれば、もうできるはずだ。
以上が、私の考える、「運がいい」の正体と、その作り方だ。
あくまで持論ですが、もしよければ参考にしてみてください。
読んでくださっている人にもいい運が訪れますように。