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椅子とトイレと吹き抜けとインバウンド①

人と待ち合わせで銀座のスタバ。
銀座にスタバたくさんあって、どこもにぎやか。
待ち合わせしたのは「GINZA SIX」の中のお店で蔦屋書店の一部を使って営業している。

正確にいえば蔦屋書店と完全に一体化した造りのブックカフェで、TSUTAYAを運営しているカルチャーコンビニエンスクラブがスターバックスからライセンスを得て営業しているつまりTSUTAYAのお店。
スタバならぬ「ツタバ」なんて呼ばれてて、すでに100店近くのお店を展開してる。
ちなみにスターバックスがライセンス契約を結んでいるのは、全日空商事、TSUTAYA STORES、ジェイアール東海パッセンジャーズ、JR東日本、小田急、エームサービスの7社だけ。
どの会社も集客力のある立地を持っている会社という共通点があってその数、200店ほど。
スターバックスが現在2000店舗規模ですから、その1割がライセンス店。そしてその半分がTSUTAYAがやってる。

TSUTAYA全体の財務的にもスターバックスの貢献はかなりのもので、今や彼らのメインの事業はスタバ経営といってもいいかもしれないレベル。
スタバで稼いでいるから書店の品揃えはかなり独特。
高価な写真本や美術品、日本刀に根付けや印籠などの骨董品など、滅多に売れないだろうなぁ…、ってものが揃ってて、ただそれらを見るためインバウンドを中心に多くの人が集まってくる。
集まった人の多くはスタバで何かを飲んでいくから、集客装置としての機能を見事に運んでいる状態。
蔦屋家電なんて道楽めいた業態もはじめているけど、それもスタバがあればこそ。
スタバについてはいろいろ書いてみたいことがあるけれど、今日はGINZA SIXの話。
ついでに東急プラザ銀座の話や再開発ビルが果たす役割、そして町への影響。
あれやこれや書いてみましょう。
今日明日続けて配信です。


銀座負けビル御三家の今

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