塩パンにアイスコーヒー。アンテンドゥ
四谷三丁目の交差点近くに「アンテンドゥ」がある。
パン工房「antendo」。
パンの売り場の奥にイートインがあってカフェのような使い勝手が便利で朝にたまに来たりする。
アイスコーヒーでも飲もうと思って中に入ったら「塩パンが焼きたてでぇす」ってちょうどパンを並べてるとこ。
おいしい匂いがただよってきて、たまらず一個買ってアイスコーヒーのお供にしました。
愛媛県八幡浜市にある「パン・メゾン」が発祥と言われるパン。2003年に発売開始ということだから、まだ20年ほどの歴史しかない若いパンです。
きめこまやかなパン生地にバターの棒を芯にしてクロワッサンのように丸めて焼き上げる。表面に岩塩をふりかけて焼くから「塩パン」。
今ではいろんなお店で作られ、アンテンドウでも売れ筋No.1なんだっていう。
手に取ったときの感触は乾いてるんです。
ずっしりしているように見えるのに、案外軽くてちぎってみると中には大きな空洞がある。
生地を巻くときに芯にしたバターがとけて作った空洞。
バターの香りがかなり強くて、しかも食感、ほどよくしっとり。口溶けが良くって自然な甘みを岩塩の塩気がキリッとひきしめる。
この口溶けにやさしい味わいが多分、うけているんでしょうネ。一個じゃ足りなくなってしまうのが玉に瑕(笑)。
それにしても日本のアイスコーヒーはおいしくなった。しかもボタンひとつでおいしいコーヒーが提供できる今の時代の喫茶店って大変だなぁ…、ってしみじみ思う。しょうがない。