東京ってスゴいところって思った「ぎんざNOW!」
ボクたち家族が松山を引き払って関東に出てきたのが1977年。
ボクが高校生のときのことでした。
「東京に行く」と田舎のみんなに挨拶をしたけれど、実際、居を構えたのは神奈川県の葉山。
御用邸のある町といえば聞こえはいいけれど、住所は「神奈川県三浦郡葉山町」でしたからどこか都落ち感がありました。
小高い丘の中腹にあった小さな家で、ずっと大きな家に住み慣れていた母は「掃除機のコンセントを差し替える回数が減ったから家事が楽でいいわ」なんて言って陽気に笑っていたけど、慣れぬ土地での生活はどこか侘しいものがありました。
とはいえ東京と地続きです。
電車にのって1時間ほどで大都会に行けると思えば都会近くのリゾートで生活していると思えなくもなく、受験勉強を格好の気晴らしにして過ごしてた。
そしてボクは気晴らしの合間のもう一つの気晴らしに出会いました。
「ぎんざNOW!」というテレビ番組。
チャンネル数が多いことにまずびっくりしたの…。
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