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鳥貴族と中国

鳥貴族の中国一号店が2月24日に開業したということ。

居酒屋チェーン「鳥貴族」などを運営するエターナルホスピタリティグループ(旧鳥貴族ホールディングス、大阪市)の大倉忠司社長は24日、中国本土で鳥貴族を650店開設する考えを示した。
個人消費の伸び悩み、デフレ傾向が広がる中でも積極的に店舗を展開する方針だ。
同日には上海市に「鳥貴族」の中国本土1号店を開業した。
大倉氏は現在の中国経済の動向を好機と捉え、高いコストパフォーマンスを武器に積極展開を目指す考え。
「中国の豊富な人口を取り込み、日本の既存店舗数(現在6650店)を抜きたい」と意欲を見せた。

と、メディア発表がなされた通り、かなり入念な準備と意気込みをもって中国進出を行ったようです。
たしかに日本の外食企業の中には中国で成功している、あるいはしつつあるところがある。
例えば吉野家は中国に1000店程度。
サイゼリヤが500店。
CoCo壱番屋は200店とちょっとしたチェーン店規模の店舗を展開していて、ゼンショーホールディングスに至ってはすき家、はま寿司などなどなんと5000店以上を展開してる。

なにしろ人口が多ございます。
最近、人口増加が鈍化しているだとか自然減サイクルに入っただとか言われているけど、それでも14億人ですから日本の人口の12倍。
ゼンショーの日本での店舗数が1万5000店を超えていることを考えれば、まだまだ出店余力はあるかもしれない。

ただ中国進出に失敗したり苦労したりする会社も後をたたず、どういう国や地域であっても飲食店の経営はやはり水もの。
鳥貴族は勝てるんだろうか…、ってことを今日は考えてみる。


日本ブランドを信じすぎると失敗しちゃう

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