エビバーガーにアイスコーヒー、日高屋で夜
ひさしぶりにエビバーガーを食べたいなぁ…。
新宿西口の地下街のロッテリアの看板を見てそう思う。
1977年誕生のロッテリアの発明品。他のチェーンも似たような商品を出しているけど、食べたくなるのはいつもロッテリアのエビバーガー。
アイスティーをお供にもらう。
マクドナルドは平らな紙の上で組み立て包み込む。
ロッテリアは完成した商品をバーガーペーパーに入れて包む。効率のことを考えるならマクドナルドスタイルに軍配があがります。
カウンターの中に多くの人がいるけどモタモタしているように見えるところもマクドナルドと違うこと。のどかな感じも悪くない(笑)。
さてエビバーガー。
バーガーペーパーから取り出しまずは全容を見る。
ロッテリアのバンズって真ん中に割れ目の入ったカイザーブレッドみたいな形をしてるのネ。
気づかなかった。
エビカツの上に千切りキャベツ。おいしい油の香りがしてくる。
バクッと食べるとレモンソースの香りがフワッと鼻をくすぐる。
千切りキャベツがザクザク歯切れ口の中をみずみずしくする。パン粉衣がパラッと散らかり、口の中がにぎやかになる。
エビのカツの食感が独特なのね。とんかつみたいに歯ごたえはない。コロッケみたいになめらかでもなく、ボロボロ崩れて散らかってエビがプルプル、歯茎を撫でる。
その独特がなかなかおいしい。
ただ食べるたびボロボロ感が強くなる一方で、エビの食感がひ弱になってくる。エビの風味や味わいも意識しないと感じぬほどで、行き過ぎた経営努力を感じたりする。
次食べるときにはどんな風になってるんだろう…、って思ってお店をあとにする。
四谷三丁目に帰ってきて、考え事をしたくてカフェベローチェ。
お店の入り口に置かれた看板に「1F50席、2F75席」と表示があります。100席超えの大型店。
しかも1階部分に50席というがシニアゲストには魅力的。シニアゲストで今日もにぎやか。
2階に喫煙ブースがあって営業途中にタバコで一服って感じのおじさんたちが2階にあがってく。利用動機、客層で見事にフロアの使い分けができてることに感心します。
すっかり涼しくなりました。しかも昨日の夜からの雨で空気が入れ替わりけれどなんだかアイスコーヒーを飲みたくなった。
かつてアイスコーヒーって季節商品だったのになぁ…、って思いながらコクリコクリと飲みながら考え事をたのしくします。のんびりと。
四谷三丁目についた途端に「あんかけ食べたい」って思う。
時間は9時ちょっと前。
もっと早い時間なら尾張屋のあんかけそばかおかめとじを食べることもできたんだけど、こんな時間になると選択肢が限られちゃいます。
それで日高屋。五目あんかけラーメンにする。
しかも腹ペコ。小チャーハンを追加して、キムチもたのんだ。発酵食品でカロリーオーバーをなかったことにしようと思う小賢しさ(笑)。
厨房の方からチャーハンを煽る音がしてくるのネ。
ジャッジャッジャジャッジャジャッてご飯の粒が中華鍋の上を舞いつつ水分が抜けていく音が盛大にして、それがおさまり料理が揃う。
いい状態のあんかけです。
白菜、ニンジン、もやしに豚肉、かまぼこにエビと具材豊富でしかもたっぷり。麺は細めで熱々スープに浸かってゆっくりやわらかになる。
やわらか麺に餡が絡んで口の中へとやってくるのがオキニイリ。
日高屋ブランドのラー油があって、それを注いでみるとおいしい。
ビリッと辛くて胡麻の香りがあざやかで。たっぷり注いでお酢と胡椒で味整えて酸辣湯麺のように仕立てる。あったまる。
キムチはチャーハンと一緒に食べて、レンゲですくってあんかけラーメンのスープにひたす。
一度でいくつもの料理をたのしむ自由な夜になりました。
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