プリンを食べて、夜は家で料理を作る
新宿メンズ館の8階にある「リジーグ」というカフェでプリンを食べる。
新宿伊勢丹の中でも一番浮世離れしたフロアじゃないかなぁ。
ライカショップに高級万年筆の売り場。
フラワーショップにメンズコスメと必要のないものばかりが集まっている。
必要のないもの。
無駄と思われるものが文化、ファッションの土台をなすもの。
そう考えれば最も伊勢丹らしいフロアと言えるかも。
そこのカフェ。
メンズ館の中なのにお客さまはほとんど女性で、そういうところも日本の百貨店らしいとこ。
上等、贅沢、ファッショナブルという世界は女性が回してる。
「クレームカラメル」がオキニイリ。
脚長の洋白の器、下皿付き。
プリンの周りにホイップクリーム。ブルーベリーにアーモンドスライス。メロンにバナナにさくらんぼのシロップ煮とプリンアラモード一歩手前のおゴチソウ。
プリン好きのタナカくんが「ここまでおしゃれで贅沢なのを別に食べたいわけじゃないんだけど…」って食べるたびに言うのだけれど、やっぱりおいしいってニコニコしながら食べていた。
マスクメロンをまず食べる。
いつ食べてもしっかり熟れて甘くて甘いことにニッコリ。口の中がみずみずしくなる。
プリンは硬めで卵の風味とバニラの香り、味わい濃厚。カラメルソースは苦くてなめらか、大人味。
バナナを食べると今日は特別おいしくて、甘いだけじゃなく酸味もクッキリ。バナナにホイップクリームとスライスアーモンドをのせて食べるとまるでバナナパフェを食べてるみたいな感じがしてくる。
最後にチェリーをクチュっと食べて昔のことを思い出す。
夜は家で料理を作る。
タナカくんの好物をいくつか作ろうとまず鶏の唐揚げ。
醤油と砂糖、にんにくに日本酒をグイグイ揉み込み小麦粉をくわえジップロックの中で半日休ませた。
揚げる直前に米粉を軽くはたいて仕上げた。。
米粉がサクサク、前歯をくすぐるように壊れて肉汁じゅわっ。
今日は上手にできたけどやっぱりタナカくんが作る鶏の唐揚げはおいしかった。
まだまだ遠く及びません。
それからたらこのスパゲティ。
今日は生クリームを使ってなめらか仕上げにすることにする。
たらこをしごいて魚卵を取り出し、マーガリンと生クリームと練ってペースト状にしたとこに、茹でたスパゲティを加えて湯煎しながらひたすら混ぜる。とろみがついてきたら完成。お皿にのせていくらを飾って刻んだ大葉。カロリーのことは今日は気にせず作って食べる。
タナカくんが好きだった野菜の揚げ浸し。茄子にパプリカ、ししとうをオリーブオイルで素揚げして、出汁で割った醤油に浸して冷蔵庫の中で休ませ、冷たいまま食べるもの。
ししとうを入れるのがおいしく作るコツで、ししとう由来の緑の香りと辛みが味わいさわやかにする。
鰆の切り身をバター醤油で焼き上げて、テレビをみながらのんびり食べる。
〆は最近、オキニイリのセブンイレブン金のシリーズの小豆アイスモナカを食べた。
ア
イスモナカがタナカくんは大好きで、中でもジャンボチョコモナカが好きだった。でもこのおいしさは格別でバリッと壊れる薄い生地にあんこが上等。ほらこんなにおいしいアイスモナカが出たんだよ…、ってご報告です。風呂にする。