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ハムとチーズとバゲット。素材同士の持ち味の華麗なる共演

有楽町でお昼。サンドイッチを食べたい気分。
ディーンアンドデルーカだなぁ…、って思った。

先日ここで顎にガツンとおいしいサンドイッチを食べたのを思い出して、今日もあるかしらって来てみた。
デリが充実した店で、ショーケースの中に今日もサンドイッチが何種類も並んでる。

特にクロワッサンのサンドイッチが種類豊富でおいしげで、でも目に真っ先に入ってくるのは目当てのオキニイリ。
コットハムとブリーチーズのバゲットサンドが今日もある。
それをたのんで「ここで食べていきます」と告げる。
前回はお店の人に「一緒にお野菜などいかがですか?」と勧められて選んだケールとキアヌのサラダを今日はみずからたのむ。
グラム単位で注文するのがたのしくて、秤の上にのせたお皿に「このくらいでいいですか?」って聞かれながら好みの量でストップをかける。

100グラム弱がお皿にのっかる。
サンドイッチを焼いてと注文。
チーズを溶かしてくださいねってお願いをしてアイスコーヒーをお供にもらってテーブルで待つ。
お店はにぎやか。
ご機嫌女子が昼ご飯を食べるにこやかな空間で、おじさんひとり。
サンドイッチを待つのはたのしい。

5分ほどで料理ができる。
スピード感もランチタイムにはオゴチソウ。
サンドイッチの状態がいい。
バゲットからはみ出すハムにとろけたチーズ。
溶けるように化学的に調整されたチーズじゃなくて、熱を加えると自然と溶けるチーズのとろけ。溶けぬ部分に白カビがびっしりついて、香りも濃厚。食べる前からもうおいしい。

ガッシリ硬くてそっけないほど素直な味のバゲットです。
断面を見ると穴がたくさん空いていて、ガリっと壊れてザクザクちらかる。それをとろけたブリーチーズがまとめつつむっちりとしたハムと一緒になっていく。
マスタードがパンに薄く塗られてて酸味や辛味、軽い渋みで味が見事に整っている。

キヌアのサラダもやっぱりおいしい。ケールのモサモサ、キヌアのプチプチ、酸味と苦味に塩に素材の持ち味だけで味がととのうオゴチソウ。

よい食材を邪魔せず作る料理はおいしい。お腹も気持ちもしっかり満ちて、アイスコーヒー片手にのんびり。

10分したら打ち合わせ。


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