ソーセージベーコンアスパラしめじ、スパゲティ
寒い土曜日。マフラー巻いて手袋はめてテクリテクリと歩いて四ツ谷。
丸の内線だとたった一駅。昔は地下鉄で来ていた町です。
四谷駅前に「しんみち通り」という路地がある。
表通りの一本北側。電柱が立ち並んで電線が空に模様を描いてる。
飲食店が通りの両側にぎっしりと。袖看板がにぎにぎしてくて新橋みたいな昭和な景色がいい感じ。
平日の昼は近所のオフィスの人たちでにぎわう通り。
週末なのにわざわざやってくる人たちも結構多くて目当てのひとつが通りの入り口にある洋食屋さん。
次がこの「スパゲティながい」じゃないかなぁ…、とてもにぎやか。カウンターに一席もらってメニューをみます。
冬は牡蠣を使った季節のメニューが魅力的。ただ前から食べてみたかった炒めて仕上げるスパゲティにしようと「ソーセージベーコンアスパラしめじのスパゲティ」を選んでたのむ。
同じ具材でトマトソースと醤油味があって、指定せずに注文したらお店の人が「醤油味でよろしいですか?」と。
おそらくそちらが人気の味。迷わずそれを選んでたのむ。
麺は茹であげ、時間がかかる。だからここではいつもサラダを食べつつ待ちます。ここの「ツナサラダ」はオキニイリにて今日もそれ。
ちぎったレタスに厚切りきゅうり。ツナのオイル漬けをバサッとのっけて、マスタード味のドレッシングをたっぷりかける。ドレッシングにはフレッシュのにんにくが混ざられていて香りおいしくピリピリ舌をつねるような辛さが独特。
シャキシャキレタスにツナの旨味にドレッシングの風味に酸味。
きゅうりが砕けてトマトが甘みを添えていく。
食べ終えたタイミングでボクのスパゲティが完成します。
深いお皿にずっしりたっぷり。
スパゲティをすっかり覆ってしまうほどに具材が散らかっている。
よく炒められたソーセージにベーコン。
みずみずしさを残して焼けたアスパラガス。しめじもたっぷり。焦げた醤油とにんにくの香りもおいしく麺がつやつやしてみえる。
フォークにひっかけ丸めるとキレイにまとまり口の中へとやってくる。ポッテリとしたとろけが麺の上を覆って舌をなでてく。しめじ由来のとろけでしょうネ…、ベーコンやソーセージの脂の風味もオゴチソウ。
テーブルの上のチーズやカイエンペパーをパラリ。タバスコも用意されているけれどカイエンペパーのストレートで突き抜けるような辛味もおいしい。甘めの醤油ダレやチーズの風味を引き立てる。
麺はコツンコツンと奥歯を叩くアルデンテ。噛むのがたのしくひと噛みごとに口とお腹がよろこぶ感じ。
半分ほども食べたところで胡椒をガリガリひいてたっぷり。カイエンペパーと違ったどっしりとして華やかな辛味にウットリ。
具だくさんのスパゲティって食べすすめると麺だけ先になくなって、最後は具材だけになる。今日も最後はベーコンとソーセージの炒め物になっていくのがオモシロイ。
それにしても、あれもおいしいこれもおいしい。次は何を食べようか…、って思ってお店をあとにしました。オキニイリ。