築地のラーメン、築地のマキアート
朝、びっくりするほど早い時間に目が覚めた。
しかもスッキリ、お腹も空いてる。築地にラーメンを食べに行こうとまず四谷駅までテクリと散歩。
四谷駅から晴海埠頭に向かう路線バスがあってそれにのってバスの旅。
車両の左側の席に座ると景色が良い。
四谷駅を出発。しばらくすると視界がパッと開いて皇居のお堀が見えてくる。
三宅坂から桜田門。丸の内のスカイラインを皇居の森越しに見ながら、バスはそのまま銀座の街を通り抜け築地に到着。
まるで観光ルートのような20分ちょっとのワクワクな旅。
築地場外は朝からにぎやか。13日の金曜日だっていうのにね(笑)。
買い食い、立ち食いにいそしむインバウンドさんをかきわけて、魚屋さんのお店の奥を入ったところの「幸軒」が目当ての店。
お昼過ぎには売れきれじまいになるラーメン屋さんで朝からにぎやか。お店のおじちゃん、おばちゃんもお元気でした。ラーメンにシュウマイ一個を追加する。
大きな釜で麺を茹で柄つきの網でチャッチャと湯切り。
スープに浮かべてチャーシュー、メンマにサヤエンドウ、たっぷりのネギ。
テキパキできて、シューマイ一個と一緒にスッとやってくる。
チャーシューがおいしいことで有名な店。
豚バラ肉を巻いてじっくり炊き上げたのを分厚く切り分け2枚。
熱いスープに浸かって脂がブルンととろける食感。
肉はざっくり歯切れて強いうま味を吐き出しながら脂と一緒に消えていく。
うまいなぁ…、醤油の風味と生姜の香りが漂うスッキリとした味のスープがこれによくあう。
茹でたサヤエンドウがいい仕事をしてるんですネ…、青い香りが豚の脂をスッキリさせる。
麺は硬めでネギがザクザク混じって歯触りよくするオゴチソウ。
不恰好なシュウマイです。生地は薄くてまとめた挽肉とほぼ一体化してまるで蒸した肉団子。
むっちりしていて肉肉しくて風味豊かで口の中でのほどけ感にハッとする。ひき肉自体に味がしっかり入って整い芥子をたっぷりつけて食べればそれで十分おいしく感じる。
れんげにのせてラーメンスープにしばらく浸して食べるとひき肉が含んだ脂がとろけるようで、ラーメンスープもひと味変わってなんともうまい。ウスターソースをかけると肉の甘みがひきたちそれもおいしい。
このシューマイとチャーシューの盛り合わせっていうのがメニューにあって、それを肴に明け方のビールをタナカくんと一緒に飲んだことがあったけど、あれは本当においしかった。
思い出しつつ席を立つ。
テクリと歩いてターレットコーヒー。
すさまじい人気にびっくり。インバウンドさんたちが半分以上という状態で、抹茶ラテや黒糖ラテのインスタ写真を指さしながら注文してる。築地場外にもコーヒー専門店が次々できて、どこも人気で混んでいる。
TOKYOってもしかしたらグルメコーヒーのメッカになったのかしらと思う。それはそれで悪くない。
ここでは一択、マキアート。
大きめのショットグラスにエスプレッソにフォームドミルク。
ここのエスプレッソはキッパリとした味。苦くて酸っぱく、けれど最後に甘みが残る。
エスプレッソまじりのミルクの泡が喉をやさしく撫でていくような感覚にウットリしながらゆっくりと飲む。息を吸っても息を吐いてもエスプレッソの香りがするのがオモシロクのんびりしたら銀座に向かって歩きます。
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