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喉をなでまわす至福のクリーミーラテ

新宿御苑の大木戸門から靖国通りに向かってテクリテクリと歩いていくとおいしいコーヒーの匂いがしてくる。
小さなビルの一階にお店が一軒。

「ダブルトールコーヒー新宿御苑店」。お散歩ルートにある店で、気になっていた。
ダブルトールカフェだとかダブルトールコーヒーバーとか、規模の大小、メニューの多寡で業態がいくつか用意されてるみたい。
名古屋、仙台、秋田、北海道にもお店があって、現在10軒ほどある小さなチェーン。その一軒。
入ってみようかと思うもいつもお店の前のベンチに誰か座ってて気が引けた。
今日は誰も座っておらず、こりゃいいチャンスと注文用の窓口に立つ。そしたら中に客席、それに大きな厨房。席は表のベンチだけだと思い込んでいたからビックリ。

4人座れるカウンターに二人がけのソファが一個。
カウンターの椅子も座りやすくて落ち着く照明。
居心地がよい。

アメリカンスタイルのクッキーやパウンドケーキがショーケースの中に収まっていて、ホットドッグなんかもあるみたい。
プシューップシューッと蒸気が出る音。
コーヒーの匂いとともにカフェラテ完成。
お店の人がカウンターまで運んでくれる。

熱いうちに召し上がってくださいね…、ってひと言。
写真を急いで一枚パシャリ。
ふっくらミルクの泡がカップから盛り上がっているのにウットリします。量はたっぷり、ずっしり重くて両手で持ち上げズズッとすする。

ふっくらとした泡が唇なでて口の中へと流れ込む。
ミルクの甘み、うま味にエスプレッソの苦味まじりの泡のおいしさ。泡のくせして頑丈で、ポッテリしたまま口から喉になだれ込む。ミルクの温度はちょっとぬるめで、だから一口目からごくごく飲めて、喉をミルクの泡が満たして撫で回すのを心置きなくたのしめる。

ちなみに「至福のクリーミーラテ」って名前がついてた。

たしかに泡の食感がとてもクリーミーで気持ちが豊かになってく感じ。飲んでも飲んでも泡に描いたラテアートが壊れないでずっとあるのにまたウットリ。

飲み続けるとカップに泡の跡が層をなして残っていくのがおいしかった証に見える。

また来てみましょう…、オキニイリ。


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