フラットホワイトと天窓からの朝日
西新宿の朝。ポールバセットにやってくる。
今朝は随分にぎやかでした。
テーブルが8割かた埋まってて、多くの人がパソコン開いて仕事をしてる。
コロナ前にはネットワークビジネス系の人たちでワチャワチャすることがたまりあり、今ではシェアオフィスみたいな感じになった。
なんだかなぁ…、って思っちゃう。
冬の太陽は低いところを通るからでしょう。天窓通してお店の奥まで光が入る。
日差しはやわらか。テーブルの上に淡い光が灯ってるって感じがステキ。
ハムとホイップチーズのクロワッサンサンドイッチを選んでお供にフラットホワイト。
ひいたばかりのコーヒー豆をポッドに詰める。
体重かけて何度も何度も豆をギッシリ詰め込んで、蒸気を通してエスプレッソを落としてく。
そのかたわらでミルクをあたため、カップに沈めたエスプレッソにスティームミルクを注いで仕上げる。
その一部始終がパフォーマンスのようにうつくしくってなめらかで、カップの中もうつくしい。
ここのクロワッサンは若干しっとりしたタイプ。ちぎると指にバターがついて輝き濡れる。
噛むとクシュッと潰れてぱらりと生地が壊れて口に散らかる。ハムの塩気と脂のあま味。マスカルポーネがムースのようになってはさまり軽い酸味と旨味が混じってしみじみおいしい。
食べ続けるとお皿にクロワッサンの生地がちらかり枯れ葉のように見えてくる。
集めてポンッと口に入れ、フラットホワイトをゴクリと飲んでお腹の中をあっためる。