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南昌飯店。夜だけの営業になっちゃった…。

大掃除も終え、料理を作る気力も使い果たしてお外で食事。
ひさしぶりに南昌飯店。

昼に何度も来ようと思うもずっと閉店。夜だけの営業になっちゃったんだなぁ…、と思ってやってきてみる。
店に入るとおかぁさんが「ごめんね、ランチをお休みしてて」って。調理人がひとりやめてしまって昼営業の余裕がなくなってしまったのという。
定食メニューも今はお休み。
1人のときには便利でありがたかったのにちょっと残念。タナカくんと一緒ならあれこれたのんで分けられたのにって思って凹む。しょうがない。
海鮮かた焼きそばにする。

「海鮮かた焼きそば」って言うとすかさずおかあさんが「と?」って聞く。
追加で何をたのみますか…、って間合い。
焼きワンタンを食べたくってそれも注文。
厨房の中はたちまちにぎやかになり、中華鍋をカシャカシャこする音と一緒においしい匂いがやってくる。

まず海鮮かた焼きそばが完成。極細の揚げ麺にたっぷりのあんかけ。野菜がたっぷり食べられるのが好きで昔はよくたのんでた。

皿うどんじゃない…、って最初食べたときには思ったけれど皿うどんとは違う味。
塩加減や油の香りがやはり中国料理的でびっくりしたのを思い出す。

それから追加の焼きワンタン。
茹でたワンタンを多めの油で焼いて仕上げる。
餃子に比べて皮は薄い。
その薄皮がカリカリに揚がったように焼き上がり、くるんだ餡が透けて見えるのが肉感的。

餡は豚ひき肉にネギに細かく刻んだクワイ。
ネギはシャキシャキ、クワイはザクザク、肉汁をたっぷり含んだ餡はなめらか。皮の焦げたところはパリッと壊れ、焼けないと部分はプルンとすべすべしてる。
餃子に比べて繊細で、儚い感じがボクは好き。
お酢にラー油を垂らしたのにトプっと浸してパクパク食べる。
お酢の酸味が肉の脂をあまくしながらスッキリさせて、ラー油でうま味がくっきりしてくる。

ひと皿6個なんてあっという間になくなっちゃって、2、3皿は食べられるよなぁ…、って思ってパクリ。どうしようもないほどのオキニイリ。
かた焼きそばの餡はもやしにキャベツ、キクラゲ、ニンジン、黄ニラ。ホタテの柱にゲソにかまぼこ。エビの姿が見当たらず代わりにかまぼこが以前に比べて目につくのネ。まぁ、かまぼこだって魚の加工品だから海鮮素材って思うことにする。おいしいからよし。

お酢をかけて油をスッキリさせて食べ、パリパリだった麺がとろけて餡と一体になっていくのを味わい食べる。お腹もしっかり満たされる。


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