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「ランチ」ってナニモノ

そういえば、やよい軒にはランチメニューというものがない。
飲食店のほとんどは手軽な値段のランチ商品で集客を狙う。
自宅以外で仕事する人にとって昼は外食するものというのが合理的で、昼の市場は極めて大きい。
チャンスとばかり手に出やすい値段の商品で構成された「ランチメニュー」を導入する。
お店によってはランチメニューだけ、通常メニューはランチで注文できないお店もあったりするほど、「昼時=ランチメニュー」というのが当たり前のようになってる。

お客さまとしてみればそれはそれでありがたいこと。
けれどお店の人はこうぼやきます。
昼は忙しいけど、夜の集客はさっぱりなんです…、って。
夜の方が客単価が高くて儲かるから、夜、にぎわわないと儲からないんです。
どうにかなりませんか?と言うけれど、「ランチの方がお得ですよ」ってお客さまに言ってるんだからしょうがない。
よほどのことがなければランチで十分という人が大多数であろうと思う。

ランチメニューなんてない方がいい。
昔からずっと続けて繁盛しているお店のほとんどがランチメニューなんておかない。
「同一商品同一価格」。
これが長続きする商売の原理原則であるとわかっていてもランチメニューを作ってしまう。
なぜなんだろう?
ランチメニューってナニモノなのか、考察するといたしましょう。


中京地方の喫茶店モーニングがお得すぎる背景

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