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東京で一番のパニーニ。パニーニ一番

月命日の今日。テクリテクリと歩いて新宿御苑の南側。千駄ヶ谷でパニーニ食べる。

タナカくんの大好物!
バイクでふらっと買いに来て、ひとつはバイクを運転しながらお腹におさめ、家で2個目を食べなおすほど好きだった。
乾かぬように高い湿度を保ったコールドショーケースに並んだパニーニ。
10種類ほど揃う中で食べていたのは「プロシュートルッコラ」一択。今日も迷わずそれにする。
お店の名前が「bIrD & rUbY」から「パニーニ一番」に今年の2月に変更された。
タナカくんと「パニーニ1番、電話は2番♪」ってオッフェンバックのメロディーにのせ、歌って踊りたかったよなぁって思ったりする(笑)。

屋根付き屋台のような店。板張りベンチに可動式の小さなテーブル。テイクアウトが主体の店でいつもはショーケースの前に片付けられているのを、ヨッコラセって移動して食卓設え料理を待ちます。

今日のお供はマキアートじゃなくダブルエスプレッソ。

「今日はマキアートじゃないんですね」っていつものスタッフの言葉にニッコリ。
おなじみさんな気分を堪能。
プシュープシュと蒸気が噴き出す音がする。
ショーケースから取り出したパニーニを、溝の入った鉄板で挟んでじっくり焼き上げる。
エスプレッソの香りと一緒にパンが焼ける匂いが混じってやってきて、鼻をくすぐりお腹を鳴らす。
5分ほどで出来上がり。

コロンと丸いラグビーボールみたいなパン。

ストライプ状に焦げ目がついてて、小麦のおいしい香りがしてくる。挟んでいるのは生ハム、ルッコラ。調味料はオリーブオイルだけとシンプルなのに、素材それぞれの持ち味でしっかり味が整うところにいつもウットリ。感心しちゃう。

パンがそもそもおいしいのです。
焦げた表面がカリッと歯切れて生地はふっくら。ほどよき塩味、自然な甘みに小麦の香りが混じってとろける。

ルッコラがザクッと歯切れ、生ハムがねっとりからみ香りや塩気、脂のうま味がふくらんでいく。パンに比べてルッコラや生ハムの量は少なく、なのにその存在感の強烈なこと。オリーブオイルがすべてをまとめてイタリア料理になっていくのがオモシロイ。
びっくりするほど酸味の強いエスプレッソ。酸味が引くと苦味が口に広がって焦げたコーヒー豆の香りにむせる。水を飲むと舌の中からうま味や甘みが滲み出してきてホッとする。

ふた口目からは酸味おだかやかで苦味、渋みがふくらんで口の中をスッキリさせる。おゴチソウ。


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