見出し画像

980円を安く感じる朝ごはん

珈琲貴族エジンバラにて朝ごはん。

新宿御苑の新宿門の近くにあって、朝の散歩の仕上げがするのによきお店。
かつて家の西側で行動するとき、その中心は新宿三丁目の駅だった。ところが最近、その中心は新宿御苑。年間パスの霊言あらたか。移動手段も地下鉄じゃなく徒歩がメイン。なんと健康的なことでありましょう。
とはいえこの珈琲貴族エジンバラ。
喫煙目的店ということでスモーカーにやさしいお店。禁煙席もあるのだけれど、壁で仕切られているわけでなく、煙たいほどではないけれどしばらくいると体に煙の匂いがついちゃう。
その欠点をおぎなってあまりあるほどのんびりできて商品だって一流で、なによりお店の人の働き方や笑顔が好きでたまにくる。

朝食メニューは3種類。サラダがついているのはどれにも共通で、主食をロールブレッド、トーストあるいは雑炊から選べる献立。トーストをよく焼いてくださいってお願いしコーヒーお供に注文しました。

フォークとバターナイフを収めた籠にお冷やに空のコーヒーカップがまず並びます。
しばらくしてサイフォン点てのコーヒーをフラスコのまま持ってきて、目の前で注いでくれる。コーヒーの香りがフワッとカップの中から湧き上がる。

コーヒーにミルクを注いでフーフーしながら飲んで待ちます。5分ほどしてメインが到着。料理を作る担当の人が「お待たせしました…、トーストはよく焼きましたので」って言いながら笑顔で運んでくれるのもいい。

商品の価値をちょっとしたひと手間、そして気配りでより良いものにしようという努力がステキ。いいなと思う。喫煙目的店であるためにはスタッフが全員成人であることが求められ、結果、大人のサービスが提供できる環境が自然とできる。悪くないなぁ…、と思いもします。

たまご一個のフライドエッグ。
上には刻んだベーコンが彩り添えて、ケチャップぷちゅり。
葉っぱ野菜とトマト、ブロッコリのサラダとジャムとトーストでひと揃えという朝ごはん。
トーストの焼け具合がステキなうえに、バターをたっぷり塗り込められててツヤツヤしてる。
トーストっておいしくなろうと一生懸命になるとバターの汗をかくんだなぁ…、と思ってニッコリ!

玉子の状態は絶妙です。蒸して仕上げた白身はプルン。ただ縁の部分はカリッと焼けててサクサクで黄身はトロンと半熟状態。昔は苦手だった半熟卵も白身がしっかり固まってれば今ではむしろオキニイリ。

ちぎったトーストに玉子を切り分けのっけてパクリ。バターの風味と黄身のコク。カサカサ焼けたトーストが口の中でひとつになってとろんととろける。

残るはトーストひと切れ分。お皿に残った玉子やケチャップをきれいにぬぐって、ジャムをたっぷりのっけて食べる。朝のお腹はほどよく一杯。

アイスクリームのデザートがつくのがとてもうれしいところ。

しかも11時まではコーヒーがおかわり自由というのもなんともうれしくて、980円という値段がとても安く感じる。コストパフォーマンスがいいってこういうコトを言うんだろうなぁ…、ってしみじみ思う。ありがたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?